美村里江が雅子さまを取材する記者役に

フジテレビでは、天皇陛下の即位をお祝いするパレード「祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)」が予定されている11月10日(日)、『陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語』を20時から放送する。

番組では、皇室に嫁がれた雅子さまのこれまでを実際のニュース映像を交えてドラマ化する。雅子さまの物語をドラマ化するのは初めて。

外務省を退職し、皇室に入った雅子さまが直面された現実。お世継ぎへの期待が高まる中で体調を崩し、適応障害と診断され長い療養に入られた雅子さまの本当のお姿がドラマによって明らかになる。

主演は、美村里江( 2018年に「ミムラ」から芸名を改めた )に決定 。美村は、雅子さまをご成婚当時から長年取材する雑誌「週刊チェイス」記者・栗島梓の24歳から50歳までを演じる。

また美村演じる梓の上司で「週刊チェイス」デスクの八神真治を、神保悟志が、そして梓と現場で取材をするベテラン皇室カメラマン・杉崎省吾役をデビット伊東が演じる。

さらに番組では、独自取材によって明らかになった天皇陛下の驚きのエピソードも紹介。いつもの定番ヘアスタイルから一転、“サーファーカット”に?陛下・幻の新ヘアスタイルとは。また、同級生が語る「陛下が密かに好きだったアイドル」、「陛下の中学時代に大ヒットしたバッグを手に入れるために考えられた苦肉の策」など、誰からも愛される陛下の秘話が明らかになる。

そしてトランプ大統領やメラニア夫人が賞賛した雅子さまの国際感覚、その“原点”ともいえるアメリカへ番組取材班は急きょ向かった。恩師が語った雅子さまの驚異の語学力、そして貴重な卒業論文につづられていた思いとは——。

MCは、フジテレビアナウンサーの三宅正治と三田友梨佳。スタジオゲストには、宮崎美子、カンニング竹山を迎える。

<美村里江コメント>

——雅子さまの物語をドラマ化するのは初めてになりますが、脚本を読んでいかがでしたか?

皇室を描くだけでも、エンターテインメントとしてはなかなか難しい部分が出てくると思います。その上で今回の脚本には、私が演じる週刊誌の記者・栗島梓にも人生がきちんとあって、それが雅子さまの人生とオーバーラップしたり違いを感じたりということによって膨らんでいき、面白い構成だなと感じました。

——皇室という知られざる世界のドラマですが、演じられて難しかった点などありますか?

皇族と一般の国民との違いを感じさせつつ、同時に親しみやシンパシーを抱く視点。それが今回の栗島梓役の役割だと考え、出演が決まって1点だけ、“脚本内の敬語の徹底”をお願いました。もちろん皇族の方のお話だからということもありますが、私が演じる梓は雅子さまに尊敬の念があり、同性として憧れがあり、さらに記者でもあって言葉のプロでもあります。

そういう役どころなので、いつも記事を書いているとそのような言葉遣いも身についていると思うんです。また、話をリードする梓の人物像にリアリティーを持たせることが物語の下支えと考えて、26年に及ぶ彼女の記者経験も大事に演じるよう気をつけました。

——ドラマを楽しみにされているみなさんにメッセージをお願いします 。

先日の台風19号の爪痕は深く、それに伴い10月22日予定だった祝賀パレード延期のご判断があられたと思います。被災なさった皆様へのお見舞いの気持ちも込めて、この作品を少しでも多くの方が楽しんでくだされば幸甚です。ドキュメンタリー部分とどのような兼ね合いになるのか、私も楽しみにしています 。