<第1話あらすじ>

都築亮(長谷川慎)は、長野県の白都総合病院に勤務する外科医。その確かな腕で若きエースドクターとの呼び声も高く、病院の跡取り息子でクールな同期・夏井冬馬(井上想良)とたびたび衝突しながらも、持ち前の熱意とやさしさで患者ファーストの治療を心がけている。

ただ、都築は「選ぶこと」を極端に避ける節があり、ことあるごとに、夏井は都築にダメ出しをしている。そんな二人のやりとりを日々、看護師の泉みなみ(樋口日奈)と坂口麻子(遊井亮子)はハラハラしながら、同じく看護師の萩田太朗(曽田陵介)はどこか楽しげに見ていた。

ちまたでは、3年前に起きた爆破事件の犯人と思われる朝比奈伊織(高橋侃)が、謎の人物“カオナシ”に犯行の自白を強要され、リンチされる動画が出回る。

カオナシにメンツをつぶされる形となった県警は、両者を捕まえようと躍起に。管理官の高槙倫(梅舟惟永)も自ら捜査に乗り出し、3年前に捜査の陣頭指揮を執ったものの、今はある理由から一線から退いた鷲尾和臣(飯田基祐)に、捜査に加わってほしいと声をかける。

クリスマスイブの夜、突然都築宛てにメッセージが届く。『職員駐車場にある赤い車のトランクの中を見ろ』――不審に思いながらも指示された場所へ向かうと、トランクの中には指の一部を失い、顔が削られた男の姿が。

次の瞬間、トランク内に置かれたスマホが鳴り、都築は電話口のカオナシから「あなたの奥さんを預かっています。返してほしければ、その男、朝比奈伊織を殺してください」と脅迫されて…。