2020年1月期のフジテレビ系火9ドラマは、向井理主演『10の秘密』に決定。
この作品は、向井演じる主人公・白河圭太の愛する娘が何者かに誘拐されることに端を発し、圭太と関わるさまざまな登場人物たちの計り知れない秘密が絡み合い、次々に事件が巻き起こるオリジナル脚本の本格サスペンスだ。
脚本は、『嘘の戦争』『銭の戦争』『チーム・バチスタ』シリーズの、後藤法子が担当する。
向井が演じる主人公・白河圭太(しらかわ・けいた)は、14歳の娘と二人暮らしの建築確認検査員。若い頃は建築家を目指し、スタジアムを設計する夢を抱いてアトリエ系設計事務所に就職。
大学時代から付き合っていた由貴子(仲間由紀恵)と結婚して、娘も生まれた。多忙の中、一級建築士の資格をとり設計のチャンスも増え、実家近くに一軒家を購入するなど順風満帆に見えたが、ある事件をきっかけに由貴子との関係が悪くなり、シングルファザーとなった。
勤めていた設計事務所を辞め、建築検査会社に就職してからは、日々、住宅・マンションの建築現場で地道な検査を行っている。“娘第一主義”で、何でも話せる良い関係を築き、今では、娘の友達からうらやましがられるほどの理想の父親となったが、そんな圭太に突然ふりかかった娘の誘拐――。
向井にとってカンテレ制作の連続ドラマ主演は、『ハングリー!』以来、8年ぶりとなる。
向井を支えるキャストには、仲間由紀恵、仲里依紗、渡部篤郎、名取裕子、山田杏奈、遠藤雄弥らが決定。
仲間が演じる仙台由貴子(せんだい・ゆきこ)は、圭太の元妻で大手建設会社の顧問弁護士。貧しい家で育ち、努力して這い上がってきたため、「上を目指したい」が口癖。圭太との間に一人娘をもうけたが、“仕事に専念したい”と、離婚届を置いて家を出た。その後、ある“秘密”を抱え、消息を絶つ。
仲が演じる石川菜七子(いしかわ・ななこ)は、圭太の家の近所に住む保育士。圭太とは母親同士が友人で、幼い頃から家を行き来する兄妹のような仲。面倒見のいい性格で、保育園での父母からの評判も良いが、菜七子もまた、ある“秘密”を抱えている…。
渡部が演じる宇都宮竜二(うつのみや・りゅうじ)は、由貴子が顧問弁護士を務める大手建設会社の社員。上昇志向の強い由貴子に興味を持ち、互いに認め合うようになった。会社の“秘密”を守るため、圭太や由貴子に関わっていく。
<向井理コメント>
――このドラマの企画、そして脚本を読まれた時の印象を聞かせてください。
一つの秘密が明らかになっても、まだ他の秘密が出てくるという迷宮のようなドラマだと感じました。秘密が明らかになっていくにつれ、どんどん台本を読むスピードが速くなってしまい、読んでいるだけでもストーリーに巻き込まれていくスピード感がありました。
後半になると、よりスピード感が増していくんだろうなという、あっという間に読み終えてしまうような展開です。とても謎が多いのですが、一度ではなく何度も見直すとよりストーリーに入り込めるドラマになるのではないかと思います。
――主演の意気込みをお願いいたします。
今回は、頼れる主人公ではないので、秘密に翻弄(ほんろう)され巻き込まれていくさまを、いかにさらけ出していけるかということが勝負ですが、僕自身演じ方を考えながらあまり気負わずに頑張っていければと思います。とても深い作品になると思いますので、チーム一丸となって作り上げていきたいです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
秘密が多いドラマなので、1時間の楽しみだけではなく、放送中に出た宿題を次の週の火曜日までに考えていただくような作品にできればと思います。視聴者のみなさんと一緒に楽しんでドラマを作っていきたいです。
<仲間由紀恵コメント>
――このドラマの企画、そして脚本を読まれた時の印象を聞かせてください。
一見幸せな家族の日常の中に、ちょっとドキっとするような事件が起こるところから物語がスタートします。秘密を抱えている登場人物たちの裏で、さまざまな事情・思惑が渦巻いていて、この作品の後半を予感させる始まりになっているところが、まず面白いなと思いました。
これから回を追うごとに、知らなかった秘密、知らなかった人の姿が次々と明かされていきます。驚がくの事実をぜひお楽しみください。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
久しぶりにサスペンスのドラマに入りますが、見ている人たちを時々“ドキッと”させるような言動があり、徐々に秘密や謎が解き明かされていきます。
向井さんご自身も、何も考えずに役に合わせて、自分も一緒に秘密に翻弄(ほんろう)されていくとおっしゃっていたので、視聴者のみなさんも主人公である向井さんと同じ気持ちになって『10の秘密』に巻き込まれながら、最後まで楽しんで見て頂ければ幸いです。
<仲里依紗コメント>
――このドラマの企画、そして脚本を読まれた時の印象を聞かせてください。
最初に台本を読んだときは、今回演じる菜七子に対し、元気でさっぱりしている役に感じました。また、登場人物それぞれに抱えているものがあり、誰を信じたらいいのかなと思いました。
――視聴者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
このドラマには、たくさんの秘密が存在するので、私自身も先々がどうなっていくのか、今からとてもワクワクしています。私にも秘密があるのか、楽しみにしていて下さい。
<渡部篤郎コメント>
――このドラマの企画、そして脚本を読まれた時の印象を聞かせてください。
全体的な物語の流れもありますが、一話一話登場人物の善悪が見られて、新しい試みだなと思いました。俳優としての力を試される作品になるんじゃないかと思います。
脚本については、一話一話きちっと演じていくことで、ゴールできるのではないかなと思う作品です。
向井くんの繊細な部分と真面目な部分が、とてもこの役にぴったりだと思います。こういう役は、彼にしか出来ないんじゃないかな。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
展開として、人の心の機微みたいなところが、一話一話変わっていくので、そういった部分を楽しみにしてもらいたいですね。新しいドラマだと思います。