12月14日(土)24時10分~放送のフジテレビ系オトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』第2話(※放送時間繰り下げの場合あり)。

本作は、元少年Aという過去を背負いながら弁護士となった、御子柴礼司(要潤)を主人公にした異色のヒューマン法廷ミステリーだ。

第1話で御子柴は、高額な報酬を得られそうもない主婦・津田亜季子(奥菜恵)による「世田谷の夫殺し」裁判に興味を持ち、担当弁護士から強引な手で奪い取ってまで弁護を担当。法廷で御子柴を敵視する次席検事・岬恭平(津田寛治)と対峙した。

亜季子が何かを隠していると確信した御子柴。第2話では、いよいよその謎が明らかになる。最終公判で、衝撃の事実が明るみに出るとともに、ラストにはさらにもうひとつの大どんでん返しが待ち構えており、ミステリー好きには堪らない仕上がりになっている。

そんな“悪魔の弁護人”の事務所に、ハローワークでたまたま紹介されて事務員として採用されてしまった日下部洋子を演じるベッキーに話を聞いた。

<ベッキー インタビュー>

――台本を読んだ感想を教えてください。

「弁護士もののドラマです」と伺って読ませていただいたんですが、思ったより重いテーマで、これはいろんな意見が出るだろうな、いろんな考えが生まれるだろうなって思いました。

でも「次の台本まだですか?」って、こんなに次の台本を楽しみにするのは久々で、本当に続きが気になる、どんどん展開していくストーリーがすごいなって思いました。

――演じる役についての印象は?

私の役は、日下部洋子という女性で、私にはない優しさをたくさん持った、本当に真っ直ぐな女性。少しでも彼女に近づけるように頑張ろうと思いました。

メガネはびっくりしましたね。連ドラでずっと眼鏡をかける役っていうのは初めてなので。あと、仕事となったら男性を立てて「ついて行きます!」ってなるところは、自分とちょっと近いかなと思います。

――共演している、要潤さん、津田寛治さんはいかがですか?

要さんとは、13年前に一度ドラマでご一緒していますが、しっかりお話するのは初めてです。要さんと御子柴は、クールなところとか内に秘めた情熱があるところがすごくリンクしたので、初日からスッと入れた感じが、すごい居心地良かったです。

逆に、現場で「おはようございます」とか笑顔で言わなくていいですよ、みたいな(笑)。「もっと御子柴になっていいですよ、気を遣わないでください」って思っちゃいます。

津田さんとは、9年前に同じシーンは無いけど同じドラマには出ていて。すごくクールな印象を持っていたので、初めてお会いした時に、“高尾山に今から登る人”みたいな帽子とリュックを背負ったバックパッカーみたいな格好で「あ~、ベッキーさ~ん」みたいな笑顔いっぱいで言われてびっくり。

でも、メイクして現場に入ったら、もう岬検事で「この人のスイッチすごっ!」って思い、鳥肌が立ちましたね。

――原作は、シリーズ化されている大人気小説です。

演じるときに「シリーズ化されるように」とは思わないですけれども、もちろんそうなったら最高のカタチだなと思います。たくさん可能性がある物語なので、期待しちゃいますね。

――タイトルにかけて「悪魔だな~」と思ったエピソードはありますか?

ペットですね。「朝ご飯くれ!」って寝ている私を起こすんですけど、朝ご飯は5時って決まっているのに、食べたい時間が毎日繰り上がってきていて。4時半の日があり、4時になり、今朝は3時半に起こされて、ホント勘弁してくれって感じでした。

イタリアン・グレイハウンドって犬種の「お市」ていう、ちょっと昔の日本のような名前の女の子。由来は「お市の方」と、首のところに白い銀杏のマークがあるので、その銀杏の「いち」にかけて「おいち」。ホント、小悪魔ですね。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

このドラマは、一言で「弁護士もの」というようなシンプルな弁護士ものではなくて、本当に“人生”とか“人とは”とか、いろいろ考えさせられるドラマなので、たくさんの意見が分かれると思います。

このドラマを通して「あ、私ってこんな良い目線を持っているんだ」とか「こんな意地悪な目線を持っているんだ」と、ご自身と向き合う時間を作っていただけたら嬉しいです。

<第2話あらすじ>

洋子(ベッキー)は、御子柴(要潤)がかつて凶悪犯罪を犯した元少年Aであることを知り動揺。親友で記者のあすみ(玄理)は「絶対に許せない」と御子柴を調べ始める。そんな中、御子柴は夫殺しの被告・亜季子(奥菜恵)が何かを隠していることに気付き、一路、亜季子の生家がある福岡に飛ぶ。一方、岬(津田寛治)は御子柴の狙いを図りかねていた。