城島茂さんが、新たな承継者たちにエールを送ります。
『社長・城島茂と学ぶ事業承継~その企業の熱意と決意~』の第七回が、10月22日(土)15時からBSフジで放送されます。
『社長・城島茂と学ぶ事業承継~その企業の熱意と決意~』は、現代の日本において深刻な問題となっている中小企業の後継者不足と、その課題解決に向けた支援や取り組みを紹介するもの。
2021年4月に株式会社TOKIOを立ち上げ、社長へと就任した城島さんがナビゲーターを務め、事業承継にかかわる中小企業の経営者と専門家の話を聞きながら、事業承継についてともに学んでいきます。
まずは「事業承継」の3つの形についておさらいを。事業承継には、経営者である親から息子や娘など親族に継がれる「親族内承継」、社内で働いている従業員に継がれる「従業員承継」、株式や事業の譲渡により、他の事業者や個人に継がれる「M&A」の3つのパターンがあります。
8月13日に放送された第六回「親から子へ アトツギの挑戦」では、「親族内承継」へ取り組む3人の若き後継者候補を紹介。前回の内容について城島さんは、「次世代の皆さんがとても熱かった。この場でいろいろディスカッションしましたけど、熱意と決意にやられました」と振り返りました。
「従業員承継と親族内承継」をクローズアップ
今回は「従業員承継と親族内承継」がテーマ。従業員承継で事業を継いだ大分県佐伯市鶴見にある「漁村女性グループ めばる」の代表取締役・小谷晃文さんと、現顧問で、先代の桑原政子さん。
そして、親族内で今年、事業を承継する予定の大分県日田市大山町の森梅園、3代目時期園主の森あゆみさん。さらに、大分県事業承継・引継ぎ支援センター、センター長の上尾光邦さんをゲストに迎え、承継がどのように行われたのかを紹介します。
小谷さんが代表を務める「漁村女性グループ めばる」は2004年に設立。桑原さんをはじめとする漁師の妻たちは、豊かな漁場で獲れるエソやアジなどを使って、この地域の家庭で古くから作られてきた伝統の調味料・ごまだしを生産してきました。
そこへ、大手水産会社に勤めていた小谷さんが、2021年7月に工場長として加入。2022年3月には「漁村女性グループ めばる」の代表に就任し、異例の速度で事業が承継されました。
城島さんは、事業承継がスムーズに進行した経緯や、ベテラン主婦ばかりの現場へ加わり、いきなり事業を率いることになった小谷さんに興味津々で質問をぶつけます。
一方、大分県日田市大山町で1961年に創業した森梅園は、現在の園主・森文彦さんが独自の栽培技術で品種改良を行った結果、“梅づくりの匠”と呼ばれる存在に。
その梅を用い、妻の加茂子さんがつくる梅干しは、全国梅干しコンクールで最優秀賞を2度受賞するなど、高い評価を得る人気商品となっています。
森さん夫妻の次女・あゆみさんはご両親の作業を手伝いながら、事務や営業を担当。地元出身の人気漫画家とコラボレーションした梅干しがヒットするなど、斬新なアイデアで森梅園の売り上げを伸ばしてきました。
城島さんは、そんなあゆみさんが事業を承継しようと決意したきっかけや、事前にどのような準備をしたかなどを尋ねます。
さらに、年内に事業を承継するあゆみさんへ、芸能活動のかたわら、農業にも積極的に関わる城島さんが、自身の体験をふまえてアドバイスを送る一幕も。穏やかな口調ながら、瞳に熱い光を宿す城島さんの表情にも注目です。
また、番組のエンディングでは、城島さんがこの日学んだことを色紙に記す恒例のコーナーも。“城島社長”は今回、どのような語録を残すのでしょうか?