――めざましmediaは「好きでつながる」をテーマにしたメディアです。最近の「好き」を教えてください。
岡村:美容と健康です。アキレス腱が切れたのもそうですが、やっぱり確実に体が衰えているのを感じるので。筋肉も腱も年齢とともに劣化しますから。もう独身の時みたいに「モテたい」という気持ちはありませんが、ちょっとでも体にいいことをしたいし、見た目も気にしたい。
『めちゃイケ』時代だったらパーマをあてることもなかったと思うんですよ。「お前、パーマあてたやろ」って自分が言う側だったので。『めちゃイケ』が終わってから、加藤浩次とご飯に行ったんですが、加藤がすごいでっかいシルバーのブレスレットとかリングをしていて、「俺、これからはこういうの着けていくぞ」って宣言してました。
僕も55歳になって、ちょっとパーマあててみたり、シミを取ってみたり。ヒゲも脱毛したいなとか、ヒアルロン酸注入って痛いのかなとか思うようになりまして。子どもができて、周りのお父さんがこれまた若いんですよ。同年代だったら運動会でも負けませんが、少しでも若く見えるように、寝る前に化粧水つけてクリーム塗るようになりました。そういうことにハマっています。
お気づきになっていないと思うんですが、実は眉もアートメイクしています。明日、2回目の眉毛アートのリタッチに行ってきます。美容は突き詰めるとキリがないので、ダウンタイムのない美容の範囲内で頑張っています。
矢部:美容を頑張るのはいいんですけれど、やるならMattさんぐらいやって突き抜けてほしいですよね。
僕は小学生の息子が2人いるんですが、もう1回自分が小さい頃を生きている感覚があります。子どもたちの習い事の送迎係をやっているため、その様子を見ていると、小さい時の自分をすごく思い出すんです。僕も兄と弟だったので環境も似ているからか、子どもたちを通して自分の小さい頃を頭の中で思い出すということにハマっています。
もし、8歳の頃をやり直せるなら、サッカーをやり直したい。今の時代だったらもっとうまくなっている自信があります。今の子たちの環境が羨ましい。芝生でサッカーができて、Jリーグもある。頑張っている子どもたちを見ると、僕の中の小さな自分の心が洗われるというか。
――一番、心が洗われるのはどんな瞬間ですか?
矢部:たぶん小学生って、試合で負けて泣いているのを見られるのが恥ずかしい年代なんですよね。負けてもヘラヘラして走り回っている子も多い中で、うちの子だけ1人で隅っこに行ってバレないように泣いていたんです。そんな姿を見たら「負けず嫌い、ええやんか」と、もうたまらない気持ちになった。
そういう「大人になったら見られない部分」を見せてもらえるのは、小学生の今しかないのかな。ここ数年のことだなと思って、子どもの姿を見て心を洗っています(笑)。
