橋本環奈さんが主演を務める、映画「カラダ探し」の公開記念舞台挨拶が、10月15日に行われ、橋本さん、眞栄田郷敦さん、山本舞香さん、神尾楓珠さん、醍醐虎汰朗さん、横田真悠さん、羽住英一郎監督が登壇しました。

左から)羽住英一郎監督、醍醐虎汰朗、眞栄田郷敦、橋本環奈、山本舞香、横田真悠

この作品は、小説投稿サイト「エブリスタ」で人気No.1の携帯小説として話題となり、 2014年には村瀬克俊さんによる漫画版が漫画誌アプリ 「少年ジャンプ+」(集英社)で連載 、 同サービスで累計閲覧数1億回を初めて突破した人気原作を映画化。

「IT /イット」 シリーズ や「死霊館」シリーズ 、「シャイニング」など世界的名作を多く生み出し、ホラー映画の金字塔を打ち立てたワーナーブラザースが送る、超刺激的ループ型ホラーです。

眞栄田郷敦、羽住監督作品への出演に感謝

公開を迎え、橋本さんは「(公開日が)平日だったにも関わらず、SNSとかでの反響が多いですね。さらに、この土日で(映画が多くの方に)もっと届くかと思うとうれしいですね」とニッコリ。

また、作品について橋本さんは「北九州のオールロケで、東京に戻ることなくみんなで一緒にいて、休みの日に買い物へ行ったり、お風呂入って寝るまで一緒で、朝からも一緒っていう1ヵ月半とは思えないくらい充実した日を過ごせました。そうやって仲良くなっていく感じが映画にもリンクしていて、環境にも、人にも恵まれたなと思いますね」と語りました。

橋本環奈

眞栄田さんは「僕は、羽住監督の作品を観たことがきっかけで、この仕事を始めさせていただいて。仕事を始めて2〜3年目で、この作品の撮影に関われて、撮影時に自分のこだわりや意思に気付くことができたので、すごく思い入れのある作品になりました」とコメント。

眞栄田郷敦

羽住監督は「映画『OVER DRIVE』の試写に来てくれて、当時『俳優やらないの?』と聞いたりしてて。『こっちに来る』とは思っていたけど、こんなに早く一緒に(仕事が)できるとは思わなかったです」と明かすと、眞栄田さんは「そうですね、すごくありがたかったです」と感謝しました。

羽住英一郎監督

山本さんは「私にとって本当に大切な作品になりました。こんなに共演者の方と仲良くなれるとは思ってなかったし、7年ぶりくらいに羽住監督とご一緒できたので、すごく感慨深かったです」、醍醐さんは「舞香さんと似た感じになるんですけど…」と話し始めるも、「舞香さん」のイントネーションについて、橋本さん、山本さんから指摘が。

山本舞香

改めて「舞香さんと似た感じになっちゃうんですけど、信頼できる仲間ができたなって感覚が強くて。大変な撮影を乗り切ったので、違う場所で会ってもここで築き上げたものがずっとつながっていくんだろうなって。ステキな人たちに出会えたなと思っております」と伝えました。

醍醐虎汰朗

横田さんは「私もこんなに共演者の方と仲良くなったり、連絡先を交換したり、一緒にお風呂に入ることはなかったので、たくさん大切な経験ができました。1ヵ月半地方で撮影することも、ホラーも初めてで、すごく恵まれた環境だったなと思います」と振り返りました。

橋本&山本、高校時代は飛行機通学

ここで、主題歌と挿入歌を担当したAdoさんから「『カラダ探し』はループ型ホラーということで、結構びっくりする描写もあったり、グロテスクな描写は刺激的でした。その中での高校生たちの青春がホラーを引き立たせていて、青春の描写もすごく美しくて、すばらしい作品になっていると思います。私の青春エピソードは、小学生の頃に友人とよく市民プールに行ったりして、その帰りにアイスを食べていたという記憶があります。願わくば戻りたいと思います」と、音声メッセージが。

Adoさんのコメントを受けて、橋本さんは「音声が流れた瞬間、舞香と『かっこいい』って言って。市民プールに、Adoさん行くんだっていう。歌い手のイメージが強かったので、『(私たちと)一緒だ』っていう気持ちになりました」と感想を語りました。

続けて、キャストが「青春エピソード」を発表することに。

橋本さんは「高校生の頃、(仕事をしながら)福岡の学校に通っていて、久しぶりに学校に行ったら、更地になっていたという事件がありまして。学校がなくなってました。新しくするということで、建て替え工事のために更地にしていて。(その間は)系列の学校に行くことになっていたんですが、(それを知らずに)飛行機通学で空港から学校に行って、『学校がない!』っていう(笑)。友達に『学校がないんだけど』って連絡しました」と衝撃的なエピソードを。

橋本環奈のエピソードがツボに入った山本舞香

眞栄田さんは「当時は部活に時間を費やしていて、今思うと青春だったなと思いますね」とコメント。MCが「本作でも運動しているシーンがありましたね」と話すと、眞栄田さんは「僕、吹奏楽部なので、運動はしてないんですよ(笑)。でも体育の時間とかはテンション高かったかもしれません」と笑いました。

笑顔の眞栄田郷敦

山本さんは「学生時代、私も飛行機通学だったんですけど」と切り出すと、醍醐さんは「『飛行機通学』ってそんなに流行ってるんですか?」と驚きました。

改めて、山本さんは「大人になってから、中学時代からの友人や家族とわちゃわちゃしている時間って、学生時代だけでなく今でも青春してるなって思いますね」とコメント。

醍醐さんは「僕は“ヤドカリ”(宿借り)を結構してて…居候?学生の頃、友達の家に」と話すと、山本さんは「そういうこと?ヤドカリを探しに行ってるのかと思った」と指摘。醍醐さんは「違う、違う!」と否定し、「あだ名も“ヤドカリ”でした」と伝えると、登壇者から笑いが。

学生時代「学校の近くに友達の家があり、帰るのが面倒でずっといた」という醍醐さんに、眞栄田さんが「何通学だったんですか?」と聞くと、「えっ、徒歩ですね…」と答え、笑い合いました。

笑い合う醍醐虎汰朗と眞栄田郷敦

横田さんは「中学生の部活終わりに、校庭を整備しながらみんなで恋バナをしているのが楽しかったです。(ポジション的には)すごくゲラで、中学校の頃から変わってないです」と語りました。

<あらすじ>

7月5日、県内の高校に通う森崎明日香はいつも通りの高校生活を送っていたが、学校にいるはずのない幼い少女から「私のカラダ、サガシテ」と不気味な言葉を言われる。不思議なできごとに違和感を覚えつつ、その日もいつも通り1日を終えようとしていた。

しかし、深夜0時を迎えた瞬間、気付くと明日香は深夜の学校にいた。そこには、明日香と幼馴染だが遠い存在になってしまった高広(たかひろ)と、普段接点もないクラスメイト4人がいた。

何が起きているのか分からない6人だったが、そこへ突如、全身が血で真っ赤に染まった少女“ 赤い人”が現れ、全員を惨殺していった。

映画「カラダ探し」は、全国公開中。

配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022 「カラダ探し」製作委員会