超本格的スパイス探求番組『スパイストラベラー』CS放送フジテレビNEXTで放送中。

番組では音楽業界きってのカレー好きとして知られる、Dragon Ashの櫻井誠とBiSHのセントチヒロ・チッチが、昨今のカレーブームをけん引する名店の数々を紹介していく。

今回2人が訪れたのは、宮城県・八幡。

番組初!バングラデシュ料理店へ

櫻井:仙台、2軒目です。スパイストラベラー初のバングラデシュのカレー屋さん。

チッチ:バングラデシュって、どんなカレーなんですかね。

櫻井:番組で食べてないから、いまいち、コレだって言うのがわかんないね。

チッチ:わかんないですね。

櫻井:またLEEさんに教えてもらいますかね。カレーおじさんがいれば、カレーのことは全て解決です!カレーを食べに行きましょう。

チッチ:行きましょー!

櫻井:ちょっと沖縄っぽい感じもするんだけど。

チッチ:石垣島を思い出しますね。

櫻井:ここらへんのはず。

チッチ:あった、あった。かわいい~。

櫻井:「バングラデシュ料理」「カレーライス」って書いてある!

チッチ:もしかして店長さんじゃないですか。

櫻井:そうだね、絶対に(笑)。

チッチ:絶対にそうだよ。

櫻井:LEEさんが中で待っているらしいので、行きましょう。

チッチ:お邪魔しましょう。

櫻井・チッチ:こんにちは!

LEE:こんにちは~!

今回も二人を案内してくれるのは、 “カレーおじさん \(^o^)/ ”こと、 AKINO LEE (アキノリー)。

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家で、生涯で食べたカレーは15000食を超える。テレビや雑誌など様々なメディアでカレー情報を発信するカレーのプロだ。

LEE:今日は、ハラール・ハブさんというお店です。バングラデシュ料理は食べたことありますか?

櫻井:ちゃんと食べたことないかも。

チッチ:どんなものかを認識していないかも。

LEE:東京だと名店は、錦糸町に多いんですよ。結構、素朴な料理が多くて、派手さはあまりないので、マニアがよく行くんです。しみじみ美味しいみたいな感じの料理です。ですけど、こちらのお店は、内装はカフェっぽい感じだし、盛り付けもいまどきの日本人ウケするカレーライス、スパイスカレー的な盛り付けをしていて、ポップな感じでバングラデシュ料理がいただけるという特徴があります。

「ハラール・ハブ」店内の様子

チッチ:店主さんの写真が外にあって、きっと面白い方がやっているんだろうなっていうイメージが、もうお店に入る前から伝わってきます。

「ハラール・ハブ」のオーナーにご挨拶!

LEE:ハラール・ハブのオーナーのマムンさんです。

櫻井・チッチ:よろしくお願いします。

マムンさん:よろしくお願いします。

LEE:東インド料理と近いんですけど、魚とかよく食べるんですよね?

マムンさん:めっちゃ食べるんですよ。川魚。

LEE:お米もしっかり食べるような。

マムンさん:世界一、米を食べています。

チッチ:そうなんですか!?

LEE:さらに言うと、世界一カレーを食べている国と言われているんです。

櫻井・チッチ:へー!

LEE:インド人は意外と違う物も食べるんだけど、バングラデシュ人は、いわゆるカレー的なものばかり、ほとんど同じものを食べるから、さっきマムンさんに「あなたはバングラデシュに生まれた方が良かった」って言われて、「そうだね」って。笑

櫻井・チッチ:あはは!

「ハラール・ハブ」の魅力

LEE:本格的なバングラデシュ料理をいただけるお店なんですけど、カフェ風で若い人でも入りやすい。「コルマ」と呼ばれるインド亜大陸の料理があるんですけど、牛乳とかも使う料理で、すごい昔のレシピで再現していて、他ではなかなかないものが、仙台で食べられるというのがとてもおもしろいなと思っています。

マムンさん:子供のころは、結構ママを手伝っていたんです。料理だけではなくて、家庭のことを手伝った覚えがあるんです。そのとき初めて料理を見て、学びました。その後日本に来て、学生の頃に日本料理のアルバイトで学んだキッチンの経験を、現在バングラデシュの味で活かしています。

本日の料理1品目「おさかなフライ」

マムンさん:今日は、パブダフィッシュという魚を使ったんですけど、基本的にバングラデシュのお魚はマスタード油でフライします。すごくシンプルで、ターメリックと塩とマスタード油でフライします。素材の味が楽しめるお料理だと思います。そんなにスパイシースパイシーしてはいなくて、軽くスパイシーなんです。

マムンさん:お待たせしました。

櫻井:おぉー!

チッチ:お魚?

LEE:お魚ですね。

マムンさん:パブダです。

櫻井:いただきます!

櫻井:うん、美味しい!しっかり味で。

マムンさん:良かったです。

櫻井:シンプルに、美味しいやつですね。フワっとした白身の魚。結構、日本人にも親しみやすい料理だなと思いました。

マムンさん:あまり、これはスパイシーではないんですよ。

LEE:そうそう。スパイス使いはシンプルなんですよね。素材の味がしっかり活きている。

櫻井:美味しい!臭みもないです。

マムンさん:日本の魚でも美味しいと思いますよ。

チッチ:あー、美味しい!カレーの味がする。

LEE:魚のカレーって感じだよね。実際はこれと一緒にごはんで食べたりするんだけど。

櫻井:合うね、絶対合う。

本日の料理2品目「マムン家のスパイシーチキンカレー」

マムンさん:スパイスから作るカレーは、だいたい同じスパイスを使うんです。だけど、揚げてから入れるか、煮込んでから入れるか、入れるタイミングが違います。ウチの場合は、まず煮込んでソースを作るんです。そのソースに肉が入っていくんです。その2段階でできあがるチキンカレーです。

櫻井:うわぁ、もう見ただけでわかる、ホロホロさ加減。

チッチ:美味しそう。

櫻井:いただきます。

櫻井:うんー、うまっ!マスタードオイルがピシっときて、ピリっと辛くて。これはお米ですね!

LEE:お米が合うんだよね。

マムンさん:これは、スパイシーですよね。

LEE:それがもう、バングラデシュらしくて。

櫻井:マスタードオイルのピリっとした刺激的な香りと味が突き抜けて、ベースのカレーの味とすごくマッチしていて、飽きさせないというか。ワンプレートで、チキンカレーとライスだけでも飽きずに最後まで食べられる、非常にバランスのとれた美味しいチキンカレーですね。

本日の料理3品目「ご馳走マトンの旨味カレー」

マムンさん:ウチのマトンの場合は、臭みをなくすためにマリネをすごくがんばっています。急いでマトンは作らないです。マリネをちゃんとしないと、マトンが臭くなります。マリネを作って、次にソースを作る。今度は作ったソースと肉を合わせて、その後に長く煮込んでマトンができあがります。

櫻井:さっきから食べたさそう(笑)。

チッチ:お姉さん食べたいです。

LEE:いってください。

チッチ:いただきます!

チッチ:うん!美味しいです!濃厚!

LEE:しっかりマトンのおいしい部分が出ているよね。スパイスでね。

櫻井:ホントうまい。

チッチ:ガツンとお味が来て、しっかりマスタードオイルがあって、その中にガツっとトロトロの部分があるんですけど、それにマトンがホニョっと入っていて、美味しく食べられる、ちょうどいいビート感のカレーですね。

チッチ:美味しいところと、美味しいところをギュギュギュってしている感じがします。

LEE:そうそう。

チッチ:これは、ごはんが進みますね。

マムンさん:進みますよね。

本日の料理4品目「1800年代のコルマカレー」

マムンさん:コルマカレーはちょっと豪華な感じです。甘いものは、バングラデシュ人にとって豪華です。シナモン、カルダモン、クローブの味が楽しめる、ヨーグルトと牛乳を使ったメインのベースの味が感じられるカレーです。

LEE:コルマをいただきましょう。

櫻井:これも気になりますね。

LEE:じゃがいもなんですよ。これ、甘みがあって美味しいんです。

LEE:うん!

マムンさん:食べ方に自信ありますね。笑

LEE:あはは!

LEE:美味しいね。優しい。せっかくチャパティが付いていますから。チャパティも。

チッチ:美味しい?

櫻井:美味しやつだよ、絶対。

マムンさん:甘さと合うんですよ。

LEE:合いますね。

櫻井・チッチ・LEE:おいしいお料理をごちそうさまでした。

【ハラール・ハブ】
住所:宮城県仙台市青葉区八幡2-12-11
電話:022-208-3587
営業時間:11:00~15:00 & 17:30~21:30 ※金はディナーのみ
定休日 :木曜日
公式アカウント:
https://www.instagram.com/halalhubcafe/