セントチヒロ・チッチさんが、初の写真集で見せた「新しい自分」について語りました。
BiSHの元メンバーであり、現在は「CENT」名義で音楽活動を、「加藤千尋」名義で俳優業を行うなど、多方面で活躍中のセントチヒロ・チッチさん。自身の名前を冠した初写真集『セントチヒロ・チッチ写真集 千尋』(講談社)が発売され話題を呼んでいます。
「セントチヒロ・チッチ」と「加藤千尋」の二面性の表現をテーマにした本作では、ベトナムのホーチミンを舞台に、アーティストとしての新しい表現や、ありのままの素顔にもフォーカスしています。
「何ひとつ後悔はない」と本作に自信を見せるセントチヒロ・チッチさんに、撮影の裏側やエピソード、お気に入りのカットについて聞きました。
セントチヒロ・チッチ「素の自分や自然な表情が出せた」
――本作は、セントチヒロ・チッチと加藤千尋の二面性がテーマになっています。撮影中は2つの自分をどう切り替えていましたか?
できるだけ素直に「そこにいる」ということを意識していました。プロフェッショナルな皆さんが作り上げてくださる衣装やヘアメイクと写真がある中で、「今はチッチなのかな?千尋なのかな?」と場面ごとに切り替えるというよりは、自然とその場に自分が溶け込んでいく感覚でした。
――ドキッとする表情、親しみを感じるキュートな表情など、様々な顔を見せています。
カメラマンの大辻隆広さんはとても人間的な魅力があり、自然と心を開かせてくれる方でした。「今は緊張感のある雰囲気を求められているのかな?」と感じた時は、普段のぼんやりとした自分ではなく、誰かと1対1でしっかり向き合うような気持ちで、新しい表情を作り出せたらいいなと思っていました。大辻さんのおかげで、自分でも驚くほどたくさんの表情を引き出してもらえたと感じています。
――「新しい自分」に出会えたと感じるカットはありますか?
たくさんあります!顔のアップは、“生の自分”がそのまま表れているので好きですね。自分でも見たことのない自分の姿も印象的に残っています。例えば、背中は普段あまり見る機会がなくて(笑)、体作りをしていてもなかなか意識することがなかったのですが、今回とても美しく写してくださって。この写真集のすべてが表現されているような、本当に奇跡的な1枚だと思います。
あとは、やはりランジェリー姿の写真でしょうか。初めてのことで、撮影中は少しそわそわした気持ちになりましたが、そうした緊張感の中でも素の自分や自然な表情が出せたと思うので、とても気に入っています。
初の写真集撮影に挑んだ気持ち、出会えた「新しい自分」を語ってくれたセントチヒロ・チッチさん。インタビュー後半では、キュートなスタイリングと身に着けたランジェリーの選び方について聞きました。
