上野樹里「夫と犬と猫の4人暮らしを楽しんでいます」

──『監察医 朝顔』は、朝顔たちが悩みや問題を抱えながらも、日々の小さな幸せを大事にして生きる姿が印象的な作品です。上野さんは最近“小さな幸せ”を感じた瞬間はありますか?

いっぱいあります!朝起きて愛犬を見に行ったら、ぬいぐるみをうまく使って枕にしていて、人間と変わらないようにすやすや眠る姿を見てクスッと笑いました。

あとは、今朝、朝食でアジの開きなどを食べたのですが、私が食卓についたら、猫が「私も食べる」という感じで隣にちょこんと着席していて(笑)。人間をちゃんと見ていて、「ご飯を食べるときは、ここに座ればもらえるんでしょ」と学習している。かわいくて、アジを分けてあげました。

そういうふとした瞬間に幸せを感じます。夫と2人暮らしというより、犬と猫との4人暮らしの生活を日々楽しんでいます。

──“小さな幸せ”を、見逃さないように意識していますか?

特に意識はしていないです。私は、もともと小さいことも気づくタイプなのかも。その分、良くないことにも気づいてしまうこともあります。でも、「良くないこと」があるから、「良いこと」に気づけたときの喜びは大きいです。

ちょっと話が変わるかもしれないですが…、今、髪が傷んでいるので早く美容室に行きたいのですが、お仕事のために伸ばしているから我慢しなきゃ、と思っていて。オフの時間は自分の好きなように楽しめるはずなのに、簡単には楽しめない役者の“潜伏期間”のつらさ(笑)。美容室に行ってもいいんです。でも、1ミリでも伸ばしたいという意地もあって行っていないんです。

いざ美容室に行けたときには「好きにやってやる!」と思ってます(笑)。トリートメントをしたり、髪を染めたり、自分の思っていたイメージを具現化できたときに幸せを感じられるので、今は我慢をしているんです。

──考え方一つで、“幸せ”はいろいろあるということですね。

一つひとつ、そうやって感じながら生きていると楽しいです。

お仕事帰りに家に直帰せず、寄り道をするのも幸せ。最近ふらりと寄ったお店で、ステキなイヤリングを見つけて買ったんです。そのあと、別のお店に入ったら、もっと安い値段で同じようなイヤリングを見つけてしまって。そっちも買っちゃいました(笑)。

安いものを見つけてガッカリというより、「2つも買っちゃった!ラッキー」。2つのお店を知ることができましたし、自分だけの知識が増えるということはすごく楽しいです。

──では、最後にドラマの見どころをお願いします。

法医学教室のチームはあまり大きな変化はないのですが、桑原くんが務める野毛署はいろいろと変化しています。桑原くんが昇進して、立場が変わりました。その人間関係の変化なども楽しんでもらえたらと思います。

次女の2歳になる里美(中村千歳)も加わり、さらににぎやかになった万木家も見られます。朝顔は一人っ子だったので、2人の子どもを育てることが想像できていなくて、手一杯になりながら奮闘しています。

そして、1年半前から父・平の認知症の進行具合はどうなっているのか、朝顔はそれをどう受け止めていくのか。クスッと笑える軽いテンポを交えながら、大事なことをまっすぐ伝えていく『監察医 朝顔』を最後まで見て、いろいろと感じ取っていただけたらうれしいです。

撮影:今井裕治
ヘアメイク:清家いずみ
スタイリスト:岡本純子