友人や家族にネットで買った商品の履歴を見られてしまい冷や汗をかいた、なんて経験を誰しも一度はしたことがあるでしょう。
ネット販売が定着してから、私たちはオンライン通販サイトの注文履歴によって多くの事故に遭遇し、ある者は人間関係が破綻し、ある者は社会的地位を奪われ、まさに諸行無常、買い物どもが夢の跡といった平家物語もびっくりの状況にあります。
手軽におウチで買い物ができるテクノロジーの恩恵を享受しつつも、それは常に危険と隣り合わせであり、誰かに見られないだろう買い物ではなく、誰かに見られるかもしれない買い物を心がけましょう。
祖父は悪魔との契約で、残りの寿命と引き換えに、オンライン通販サイトの注文履歴を消去した。
「注文履歴を消去」を英語で言うと…
My grandfather made a deal with the devil to delete his order history at the online shopping site in exchange for the rest of his lifespan.
Point: 注文履歴を消去する= delete one’s order history
今回の例文にはよく使う表現が多くあるのでチェックしましょう。
Make a deal with = ~と取引する
Delete one’s order history = 注文履歴を消去する
In exchange for = ~と引き換えに
取引や引き換えというと、Give and take という表現が思い浮かびますね。
日本語のギブアンドテイクは「与えた分の見返りをもらう」という少しドライなイメージがあります。
しかし、英語のGive and take は「互いに与え合う事」や「持ちつ持たれつの関係」という人情味のある関係を表す言葉です。
はじめからTakeを意識したGiveはGive and takeとは言わないのですね。
「Give and take」や「delete one’s order history」など、使ってみましょう。それではまた次回!
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