2月5日(水)放送の『何だコレ!?×林修ドリル~日本のナゾ大調査SP~』 では、『世界の何だコレ!?ミステリー』と『林修のニッポンドリル』がタッグを組み、様々なナゾを解き明かした。

『林修のニッポンドリル』では、日本の“食ナゾ”にフォーカス。ギャル曽根とKing & Princeの岸優太が、食にまつわるナゾを調査した。

「すき家」の店舗の外壁のヒントは丼の底にアリ!?

ギャル曽根と岸がまず向かったのは、牛丼チェーンの「すき家」。牛丼というと和食のイメージだが、「すき家」では日本全国の店舗の外壁が洋風のレンガに統一されているという。

岸は、童話の「三匹の子ぶた」にちなんで、強固なレンガで安全性をアピールしているのではないかと予想。しかし、実際に店舗で聞き込み、牛丼をいただくも理由がサッパリわからない。

そこで2人は、「すき家」の本社へ。商品戦略部の安宅真弓さんから「丼の底にヒントが隠されている」と教えられたギャル曽根が、本日3杯目(しかもそのうち1杯は肉の量が並盛の6倍の「牛丼キング」)となる牛丼を完食すると…。

底から現れたのは「YOKOHAMA」の文字。「すき家」の創業の地は、明治時代に牛肉文化を日本に広めた横浜なので、その象徴=横浜赤レンガ倉庫をイメージして店舗の外壁をレンガで統一し、丼の柄にも取り入れたのだ。

ちなみに、店舗の外でよく見かける時計塔も、横浜市の開港記念会館の時計塔“ジャックの塔”をモチーフにしている。

おでんのちくわと普通のちくわの違いは製造方法に隠されていた

おでんに入っている斑点模様の焼き色がついたちくわ=焼きちくわと、普通のちくわ=生ちくわは、何が違うのか?ギャル曽根と岸は、紀文の工場でそれぞれのちくわの製法を取材した。

まず、生ちくわは約200℃でじっくりとあぶることで、表面に“皮”を作っている。そうすることで、表面の食感を楽しむことができるようになるという。

一方、焼きちくわは焼く前にちくわの一部に油を添付。その後、一気に過熱することで、油を塗った部分がふくらみ、そこだけに焼き色が付いて、あの独特の焼き目が完成するという。

この製法により、焼きちくわの気泡部分の皮は薄くなり、細かな穴が開いた状態に。結果、ちくわの旨味成分が汁に溶け出しやすく、ちくわにも味が染み込みやすくなるという。焼きちくわは、おでんをより美味しくするために進化して生まれたのだ。

さて、そんなちくわが全国で一番多く食べられているのが鳥取だ。「1年間でちくわに何円使ったか」のランキングでは、鳥取市が23年連続で1位に輝いており、実際、地元のスーパーには30種類ものちくわが並んでいる店舗も。

食卓にも常にちくわが並び、天ぷらにしたり、 カレー、ハンバーグに入れて食べたりするほか、パフェの中に入っていたりすることもあるという。

中でも愛されているのが、大豆が多く入った真っ白な“とうふちくわ”だ。鳥取市民は、とうふちくわを輪切りで食すだけでなく、握り寿司にして食べるのだそう。だが、なぜ鳥取ではちくわがソウルフードになったのか?

その理由は、江戸時代にさかのぼる。当時、鳥取藩は財政難で漁港を整備できず、魚があまり獲れなかった。貴重な魚を日持ちさせるため大豆と混ぜてちくわ(とうふちくわの場合)が作られるようになり、その文化が今でも根付いているのだという。

ほか、ギャル曽根と岸は「サイゼリヤ」の創業者から教えを受けた人々が集う、月1~2回しか開かない「サイゼリヤ」の店舗や、「野郎ラーメン」や「伝説のすた丼屋」の丼の底に隠された秘密のメッセージなどを調査した。