竹内涼真さんと横浜流星さんがW主演を務める映画「アキラとあきら」の初日舞台挨拶が8月26日に行われ、竹内さん、横浜さん、髙橋海人さん(King & Prince)、児嶋一哉さん、ユースケ・サンタマリアさん、江口洋介さん、三木孝浩監督が登壇しました。
この作品は、池井戸潤さんによる同名小説が原作。対照的な宿命を背負った2人の若者、山崎瑛“アキラ”(竹内)と、階堂彬“あきら”(横浜)が、情熱と信念を武器に現実に立ち向かう、大逆転エンターテインメント。
髙橋海人「ベタのおかげで生活が整った」
イベントでは、本作のストーリーにかけて「融資したいほど情熱を注いでいるもの」についてトーク。
横浜さんは「芝居」と回答。「皆さんそうだと思うんですけど、僕には情熱を注ぐものが他になくて…」と謙遜しつつ、「これが無くなったら自分じゃないと思うし、まだまだというのも分かってるからこそ、もっと情熱を注ぎたいです」と力を込めました。
竹内さんは、原作・池井戸潤さんの「潤」と回答。
「池井戸さんのことを“潤”って呼び捨てにしたのは、初めてなんですけど、一文字の響きがかっこいいかなと思って」と話すと、「池井戸さんの作品に関わるのが3作目で、ご縁を感じています。本作の出演も、自分の中で宝物になりました」と笑顔を見せました。
続く髙橋さんは「ベタ」と回答。
「時間が余ったので描きました」と紹介した自作のイラストに、キャスト一同が「めちゃくちゃうまくない!?」とびっくりするひと幕も。
先月からベタを飼育し始めたという髙橋さんは、「飼い始めてから、生活が整いました」と報告。
「今まで、2度寝用に設定していたアラームが、ベタに餌をあげるための時間になりました」と話し、「誰かのために何かをしてあげる父性本能が生まれました。熱、注ぎまくってます!」と明かしました。
髙橋さんのエピソードを受けて、ユースケさんは、「鏡を見せると、1人で鏡に映る自分と喧嘩して、疲れて死んじゃうんだよ」と助言。さらに、竹内さんは「フレアリング(※)させないとヒレがくっついちゃうんだよね」と豆知識を披露。
※フレアリング…ベタがヒレを大きく広げ、自分を大きく見せようとする威嚇行為。
2人の冷静な解説に、児嶋さんは「なんで、そんなに詳しいの!?」とツッコんでいました。
その児嶋さんは、自身の回答の順番がまわってくると、渡されたフリップにクレーム。
名前が書かれている部分に“大嶋”と書いてあり、「大嶋と書かれたら児嶋と書くしかないでしょ!」と声を荒げる児嶋さん。
続けて「ある意味、児嶋だよというツッコミに情熱注いでますからね」と笑いを誘いました。
作品概要
父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛(アキラ)。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬(あきら)。
運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社した2人は、お互いの信念の違いから反目し合いながらも、ライバルとしてしのぎを削っていたが、それぞれの前に現実という壁が立ちはだかる。
アキラは自分の信念を貫いた結果、左遷され、あきらも目を背け続けていた階堂家の親族同士の骨肉の争いに巻き込まれていく。
そして、持ち上がった階堂グループの倒産の危機を前に、アキラとあきらの運命は再び交差する…。
映画「アキラとあきら」は、公開中。
©2022「アキラとあきら」製作委員会
配給:東宝