フジテレビ『めざましテレビ』内の企画「アカデミーアテテミー」では、2月5日(水)〜7日(金)の3日間に渡り、世界最高峰の映画の祭典「第92回アカデミー賞授賞式」で発表される作品賞、主演女優賞、主演男優賞を予想した。
今回のアカデミー賞授賞式は、現地時間9日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、WOWOW で生中継される予定だ。
「アカデミーアテテミー」企画で受賞者及び受賞作品予想を展開するのは、映画評論家の有村昆、フジテレビアナウンサーの軽部真一、そして WOWOW生中継へのゲスト出演が決まっている中島健人(Sexy Zone) の3名。
5日(水)の放送では作品賞を予想。
まず、今年ノミネートされた9作品を、「バランスがいい」と分析する有村。「『フォードvsフェラーリ』のようにアクション系もあれば、反戦映画の『ジョジョ・ラビット』や『1917 命をかけた伝令』など、戦争の悲惨さを描いた作品もある。往年のギャング映画『アイリッシュマン』、夫婦の個人的な話を描いた『マリッジ・ストーリー』などもノミネートされている」と解説した。
そんな中で有村が作品賞受賞と予想したのは「1917 命をかけた伝令」。「『ジョーカー』とも迷ったんですが、(『ジョーカー』は)作品全体のバランスというよりは(主演の)“ホアキン・フェニックス”ひとりが立ちすぎてる。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は半年前の作品なので、他の作品と比べて印象が薄れるんじゃないかなと。『1917〜』は、ワンカット長回しがまず素晴らしいのと、映画館で観る映画として、あの戦争の過酷さを観ていただきたいなという思い」とコメントした。
「フォードvsフェラーリ」と予想した軽部に、有村は「えーっ!全く予想だにしなかったです!」と驚きのリアクション。それを受け、「申し訳ないです。自分が1番感動したのが『フォードvsフェラーリ』だったので、選んでしまった、という感じ」と説明した。
そして中島は韓国映画「パラサイト」と予想。「ギミック(仕掛け)がすごいですね」と称しつつ、「ハリウッドで観させていただいたんですけど。現地の方も、ものすごく盛り上がってました」と、自らの実体験を交えてその根拠を示した。
さらに「アジア映画がこんなに盛り上がっているのは本当に凄いと思うんですよ。一回勢いを作ってもらって、自分もそこに続きたい」と、個人的な(?)欲望も漏らしていた。