名門大学を卒業した美女軍団チームと、芸と実力で芸能界を生き抜いてきた成り上がり芸能人チームが、定番ゲームに加えて新登場のゲームに挑んだ2月10日放送の『ネプリーグSP』。

今回、現代文担当の林修先生と地理担当の村瀬哲史先生が教えてくれる、誰かに話したくなるウンチクとは?

同音異義語の「既成」と「既製」の使い方の違いとは!?

「常識漢字バトル」に出題された「キセイヒン」の「既製」と、同音異義語の「既成」。どちらも「既にできあがった」という同じ意味を持つ言葉だが、林先生によると厳密には用法が違うという。

まず、「既成」は「既成事実」「既成概念」というように、形にならない“ことがら”を表す時に使われる。一方、「既製」は「既製品」「既製服」という表現に象徴されるように、モノや商品を示す言葉だ。

辞書によっては「既製」に「既成」が含まれているものもあるそうだが、意味に合わせて使い分けてみたい。

北海道の根室と千葉の銚子、初日の出が早く見られるのは銚子!

北海道の根室と千葉の銚子では、どちらのほうが初日の出を早く見られるかという問題については、村瀬先生が解説してくれた。

根室と銚子では、東側にあるのは根室だ。太陽は東から上るので、根室の方が早く初日の出が見られそうな気がするが、銚子のほうが初日の出の時間は早い。その理由は、地球の軸が傾いていることに関係があるという。

太陽は一年を通して真東から上がるわけではなく、地球の軸の傾きの関係で、季節によって少しずつ方角が移動している。日本では真東から上がるのは春分の日や秋分の日のあたりだけだ。

冬になると日の出の方角が南東方向に移動するため、根室より南東に位置する銚子のほうが初日の出を早く見られるのだ。

ちなみに、本州で一番初日の出が早く見られる場所はどこだろうか?正解は、富士山の山頂。低い場所から見るよりも、高い場所からのほうが初日の出を早く拝めるのだそうだ。