毎年恒例、ユーミンこと松任谷由実の冬恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」が、2月2日(日)から19日(水)まで 、新潟県・苗場プリンスホテルで 10公演が開催。今年も大盛況のうちに終了した。
1981年に始まったこの「苗場ライブ」は、「スキーを楽しみ、ロッジのような場所でアフタースキーライブをやってみたい」というユーミンの遊び心からスタートし、今年でついに40周年目を迎えた。40年にわたる全公演回数は294回、総動員数は36万人を記録。
今年は40年目ということで、「40」をモチーフとしたステージに、スキー場である「苗場で聴きたい曲」を中心としたラインナップが披露された。ユーミンはシルバーのロングドレスで登場し、冬の代表曲であり苗場と言えばこの1曲な「BLIZZARD」(1984年 アルバム「NO SIDE」収録曲)からスタートし、苗場に集うユーミンファンを盛り上げた。
中盤に行われる1985年から始まった「苗場名物リクエストコーナー」では、会場から選ばれた観客が自分の好きな楽曲をリクエストでき、一緒にポラロイドまで記念撮影できるというスペシャル感あふれるコーナーで、観客との距離が近い苗場ならでは楽しい催しだ。
本編18曲を終え、アンコールで登場したユーミンは、「このショーがあっという間だったように、私にとって40年はあっという間でした。あまり回数とか気にせず、楽しみにここに立ちたいと思っています」と感謝の気持ちを伝えた。
アンコール曲3曲を終え、全21曲を披露し、約2時間半の夢のようなステージは幕を閉じた。
会場にはユーミン世代のファンが多く、大人になった子と一緒に訪れる姿も見られた。人生をユーミンの曲と共に過ごしてきたという、40年来のファンの女性は「節目の40年だけれど、まだまだユーミンも私たちもこれからだと元気をもらえた」と語ってくれた。
この苗場公演後、本格的にニューアルバムの制作に入るというユーミン。今年秋には39作目となるニューアルバムのリリースが決定しており、期待が高まっている。