映画「TANG タング」の公開直前イベントが、日本大学文理学部にて行われ、二宮和也さん、満島ひかりさん、三木孝浩監督が登場しました。

劇中では、二宮さん演じる健が、将来に自信を持てない絵美(満島さんの役名)に対して 「きっと、大丈夫」と励ますシーンがあり、この場面にちなんで、3人が集まった学生たちの悩みに答えました。

「どうしたら不安と緊張を克服できますか」という悩みには、二宮さんが回答。

「僕は緊張と緊張感は全く別物だと思っています。緊張感を持って物事に取り組むと、割といい結果がでる気がしていて、緊張感を持って物事に立つと、何が足りていないのかが見えてくると思います」とアドバイスを送りました。

「ゼミの後輩のことを好きになってしまいました。うまくいくようにアドバイスしてほしい」という悩みには満島さんが回答。

「私ですか!?」と驚きつつも「いいですね、恋とか。素敵です!」とにっこり。満島さんが「人を好きになっているあなたが素敵だと思います」とコメントすると会場は拍手に包まれました。

「自分の将来を決める上で、大事なことを教えて欲しい」という学生ならではの悩みに、二宮さんは「就職活動をしたことはないですが、僕の感覚でいうと、学生時代をジャニーズJr.時代だと捉えると、その時代っていうのは、みんな横並びで一生懸命頑張っていました」と回顧。

「デビューしてからその人たちを見たときに、その横並びで並んでいることに気づいて、自分がどこの何番目にいるのかっていうのが分かるようになったのが社会なのかなと思っています」と続けました。

「その、自分のいやすい順番を確実に捉えておくこと。ペースメーカーになりたいなら、一番目に行く。二番目でその人を見てついて行きたいなら、ついて行く」

「ジュニア時代には感じなかったけど、デビューして社会に放り出されたとき、『自分のいやすい場所はここなんだ』と見つけてから初めて、『じゃあここでやりたいことはなんなんだろう』というのがおのず見えてきた」と自身の経験を語り「そんなに気にせず、時間が解決してくれるのかなと思うので、頑張れ」とエールを送りました。

作品概要

ゲーム三昧で妻に家を追い出された、ダメ男・春日井健(かすがい けん)。わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶をなくした迷子のロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分のことを”タング“と名乗った。

この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けだった!大人とロボット、ふたりの迷子が世界をめぐる大冒険の先に、見つけたものとは?

映画「TANG タング」は、2022年8月11日(木・祝)に全国ロードショー。
©2015 DI ©2022 映画「TANG」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画