9bic(キュービック)をプロデュースする米村海斗さんとYapp!(やっぴ)さんが、プロデュースに至ったきっかけを語りました。
今、Z世代を中心に、熱狂的なファンを持つ6人組メンズアイドルグループ・9bic。
グループ名の「9bic」は、cubic(6面体)で、9+big+victoryを組み合わせて「理想的な大きい勝利を手に入れる」という意味が込められています。
彼らをプロデュースする米村海斗さんとYapp!さんは、高校のときからの友だちという間柄。読者モデルを経て、それぞれYouTuber「ヘンジンマジメ」「さんこいち」のメンバーとして活躍。
その後、現在は、個人での活動のほかに9bic、7m!n(セブンミニット)の2組のメンズアイドルグループのプロデュースを行っています。
先月17日には、東京ガーデンシアターにて、9bicは3周年を記念した「9bic 3rd Anniversary Live ~ARK~」を開催。
Z世代を熱狂させる6人の”プリンス”!9bic圧巻のライブをレポート
ライブ後、2人のプロデューサーに、9bicの誕生秘話や、グループそして、立方隊(9bicのファン)への思いなどを聞きました。
9bic、3周年ライブ後に直撃!感想戦&メンバー同士の“ほめ合い”も
長年の夢が実現、追加メンバーの決断は…
――2019年6月にデビューした9bicは、どのようなきっかけから生まれたグループですか?
米村:高校生のときから(Yapp!さんと)仲がよく、一緒に遊んで家に帰ることが頻繁にあって、その帰り道に、お互いにメンズアイドルが好きだったので「いつか自分たちでもメンズアイドルを作りたいよね」という夢のような話をしていました。
地元から東京に出て、お互いにYouTuberをやっていて、その活動が落ち着いたタイミングで、「実際にやりましょう」という話になったのがきっかけです。
――9bicのメンバーは6人ですが、グループを作る上で「この人だ!」と選んだ理由は何ですか?
米村:全員スカウトで、実際に会って「この子いいね」と話し合いました。
高校生のときに出会っているメンバーもいるんですけど、福岡県出身の涼雅(四季涼雅)は「分かりました。来週から東京へ行きます!」といった勢いで決まったり。
Yapp!:僕たちが選ぶ際、歌やダンスの上手さは見ていなくて、この世界に興味を持っているかを聞いて、とにかくやる気があるかというところを重視しました。
涼雅のエピソードも、普通じゃないと思うんですけど(笑)。本人たちの変な所や、弱点だったりコンプレックスに思っているところも個性として、生かしていければいいなという考えがあるので、“個性の強い子”というのは、選ぶ基準になっていました。
――それぞれの良さを持った6人ですが、集めていく中で考えられたバランスなのか、活動する中で生まれたバランスなのか、どちらだと感じますか?
米村:両方な気がしています。選ぶときに、(自分たちの)好みの顔で偏ったらよくないという話はしていて、世間的な好みも含めて、バランスの良いようにというのは考えていました。
個性は、はじめにキャッチコピーを全員につけたことで、「(自分は)客観的にこういう風に見えてるんだ」と自覚して、自然とみんながそれぞれ違う色に、キャラがどんどん増幅していきました。
Yapp!:「こういうキャラの方を探してます」という探し方をしていなかったので、本当にめぐり合わせだったなと思います。
9bicは、清春(六花清春)が途中から加入しているので、“なるべくしてなっている”感じがすごくしています。
――デビュー後のメンバー追加は、大きな選択のように感じますが、決断した決め手は何ですか?
Yapp!:そこは、米村の勘ですね。デビュー当時は「5人でちょうどいいよね」という話をしていて、予定になかったんですけど、9bicがはじまって不意に新メンバーの話になって。
清春とたまたま縁があって話したときに、(グループ名の由来から)“6人で9bic”というイメージが浮かんだので、そのまま流れで決まりました。
米村:ただ直感的に「絶対入れたい」って思ったんですよね。6人になって、「もうこれは9bicだね」と2人の中で腑に落ちた。これ以上入れるつもりもないし、自分たち的にしっくりくるところにたどり着けたと感じています。
Yapp!:たまたまメンズアイドルの神が微笑んでくれた、って感じです。
米村:確かにそうですね(笑)。
ファンの方へ感謝の思いを伝えたい
――4周年ライブツアーや「東京ジョイポリス」とのコラボも決まったりと急成長中の6人ですが、デビューした当初に思い描いた3周年目のイメージと今の姿に違いはありますか?
米村:どうなんだろう…絶妙だな。
――思い描いたことが、次々に実現できている感じですか?
米村:自分の中で、アリーナ公演をやりたいという目標を持っていて、それを達成することができたので、ライブの会場や規模では、望んでいた通りのことができているなと感じています。
逆に、東京ジョイポリスさんとのコラボなど、普段行くような場所で、9bicが見られることは想定してなかったので、その巡り合わせには、驚きました。
――2人が思うメンズアイドルの魅力はどういったところですか?
Yapp!:アイドルは、歌やダンスだけでなく、いろんな面で人々に幸せにできる存在です。
9bicの楽曲を聴いてもらったら分かると思うんですけど、曲中にセリフが入っていたり、曲自体に物語があったり、歌やダンスで本人たちが表現する個性だったり、醸し出す雰囲気を含めて、アイドルだと思います。
だからこそ失敗があったとしても、最初から叱ったり、「それは違う」という否定はしていなくて、(プロデューサーとして)それを生かせるような形に持って行きたいなと思っています。
――9bicを作ってくれてありがとう」というファンの方々のコメントをSNSで見かけますが、2人はどう受け取っていますか?
米村:いや、逆にありがとうございますって感じです。
応援をしていただくことも、すごく体力のいることですし、大きなお仕事が決まることも全部ファンの方が「9bicすごいんだよ」と言ってくれるおかげなので、「ありがとう」と言われる立場というよりは、逆にこんなにも支えてもらっていることに感謝しています。
自分たちの力だけは、絶対できないからこそ、ファンの方々の力を常に感じていて、僕たちも元気もらえたりするので、ライブも泣きそうになりながら見守っています。
Yapp!:9bicのファンの人たちが、演出や本人たちが発することに対して、わかりやすく体を動かしながら応援してくれていて、僕自身、演出を考えている上で、今一番やりがいを感じています。
今回の3周年ライブも、反応してくれるファンの人たちを見て、「また違うものを作ろう」「もっと頑張ろう」と思えました。
米村と同じくありがとうと言われる側ではなく、「こちらこそ、本当にありがとうございます」という気持ちです。
――最後に、これからの9bicに期待することを教えてください。
米村:3周年ライブを見ていて、1年目の素人感が強かったところから、徐々に経験を積んでいって、ちょっとずつ大人になっているなという成長を実感しました。
個性もバラバラというのもあるので、個人の活動も、グループの活動も幅広く多彩になるといいなと思います。
Yapp!:ライブ後に、満足して帰ってくださる方の声もいただきますけど、まだまだ満足させられると思っているし、アイドルとしての可能性もあると思っているので、その辺は僕としても期待したいなと思います。
苦しいときもあったけど、いろんな壁を乗り越え、こだわりを持って努力し続けていることを、メンバーからすごく感じるので、一人ひとりが完ぺきなアイドルになってくれることに期待したいです。
<番組概要>
フジテレビTWOでは、先月17日に生中継した「9bic 3rd Anniversary Live ~ARK~」の模様に貴重な舞台裏映像などを追加した『9bic 3周年記念ライブ~ARK~』完全版を8月14日に独占放送。
さらに9月には、初出しの過去映像に新規映像を追加した「9bic 3周年の軌跡」を振り返るドキュメンタリーの独占放送を予定しています。
『9bic 3周年記念ライブ~ARK~』完全版
放送:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
放送日時:8月14日(日)21時~
『9bic 3周年記念ライブ~ARK~』ドキュメンタリー
放送:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
放送日時:9月24日(土)20時~