<倉科カナ コメント>

©東海テレビ FOD

――倉科さん演じる、根鈴華について教えてください。

華ちゃんは、人が気づかないような部分まで気を配ることのできる、すごく思いやりのある女性ですね。グループの中にいたら埋もれがちで、主役のような派手さはないけれど、そういう人たちを陰から支えられる力を持っていると思います。

根っからのバントマン気質ですよね。だから、櫻田社長(坂東彌十郎)にも見いだされたのだと思います。

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――倉科さんと根鈴華に共通点はありますか?

私自身、自分が目立つよりも誰かを支えたいと思うことのほうが多いんです。ドラマのお仕事などは、みんなで作り上げるものなので、そういう考え方が役立つ場面も多いと感じていますが、周囲からはときどき「もう少し、自分を出してもいいんじゃない?」と言われることもあって…。

だから、華の行動や考え方には、シンパシーを感じる部分が結構あります。

そんな自分の感情に蓋(ふた)をしてしまう華の性格は、実は家族関係に起因しているところもあるんですね。彼女のそうした背景については、今後ドラマの中で明らかになっていくと思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

ただ、私自身と家族の関係は華とはまったく逆で、言いたいことを言い合える関係でした(笑)。だから、そこをシンクロさせるのは意外と難しかったですね。

――『バントマン』のキャスト・スタッフには野球好きが多いと聞きました。

多いですね。実は、私自身は全然くわしくなくて、当初は「犠打って何のこと?」というレベルだったので、最初は戸惑いました。

セリフの中にも、野球の専門用語が頻繁(ひんぱん)に出てくるので、その都度検索したり、スタッフの方に聞いたりして知識を深めていって、今では野球中継なども見るようになりました。

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――大翔のプレーシーン以外にも、野球にかかわるシーンが多いのでしょうか?

困っている人のことを支えるのがバントマンの役割なのですが、その人の置かれた状況を説明するために用いるのが、なぜか野球盤なんです。

どう使うのかは、第2話を見ていただきたいのですが、野球ファンなら納得していただけると思います。

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――演じるうえでの苦労はありましたか?

長ゼリフが多いことですね。しかも、野球の専門用語もたくさん入ってくるし。

だから、野球盤を使う撮影の日は、メンバーの結束力も高まるんですよ。誰かが間違えても「ドンマイ! もういっちょ行こう!!」とか声を出し合って(笑)。まさに野球チームみたいに、士気を高めあっていました。

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――そんな野球チームのようなメンバーの中で、倉科さんのポジションは?

私はもう、にぎやかしです(笑)。学生時代は、バスケットボール部だったので、試合中によく声を出していました。そのクセがついているからなのか、ほかの現場でも声出しをよく行っていたのですが、今回くらい声を出した現場はなかったかもしれません(笑)。