3月6日(金)、3月8日の国際女性デーに先駆け、今もっとも輝く女性たちとその取組みを讃え支援する 、第5回「BVLGARI AVRORA AWARDS 2020/ブルガリ アウローラ アワード 2020」が開催された。
今回の記者発表会には、2020年度アウローラアワードの推薦者のひとりである菜々緒、2017年に同賞を受賞した映画監督の河瀨直美、そして2018年の推薦者である林陽子弁護士が登場し、現代の女性の生き方の変化や、ジェンダーイクオリティ、輝く女性についてなど、国際女性デーの日に因んだトークディスカッションを実施。
菜々緒は女性の生き方、活躍について「芸能界は比較的女性が働きやすい環境だと思いますが、まだまだ活躍できる場面は少ないと思います。しかし、撮影現場で女性スタッフさんが徐々に増えているのが、最近目に見えて実感できており、女性はやはり強いな、根性があるなと思いました。このように、女性がもっと活躍する場が増えてほしいです」と力強いコメントを残した。
また、前に進むべき時に壁にぶつかった場合どう向き合っていくか?という質問に対しては、「役者として仕事をする中で私も実感したのですが、誰でも失敗を恐れてしまうことがあると思います。しかし、失敗こそ成長や自分への気づきに必要なものだと思いますので、臆せず挑戦し続けることを私自身心掛けています。TVやドラマなどに出演する上で、見ている方に勇気や元気、希望を与えられる自分でありたいです」と自身の体験を基に、困難な状況でも乗り越える姿勢を語った。
トークディスカッションの最後には菜々緒より、漫画家・東村アキコの受賞が発表された。東村の代表作「主に泣いています。」でドラマ初主演を務た菜々緒は、会場で紹介された東村の受賞に対する喜びのコメントを受け、「現在は比較的力強い女性を演じることが多いですが、デビュー作ではずっと泣いている役柄でした(笑)。主人公が周りに支えられ成長していく過程を演じることで、女性としての幸せや勇気を私自身ももらいましたし、視聴者の方にも与えられる役柄だったかと思います。そのような作品で初主演を務めることができ、大変光栄に思いました」と東村への感謝を表した。
東村は「私は春夏秋冬、毎日毎日机に向かって漫画を描くというインドアな仕事をしておりますが、仕事のあとや休みの日には、めいっぱいおしゃれをして食事会やパーティや観劇に行くことが多いです。なぜなら私が漫画を描くテーマは『日本の女性たちを元気にする』こと。自分も一人の女性として人生を楽しむことが、キラキラした作品を生み出すために必要不可欠だと思っているからです。この賞をいただいて、強く、美しく、自由な大人の女性に一歩近づけた気がします」とコメントを残している。