過熱するメジャーリーグ、ナ・リーグ西地区の優勝争い! それとともに注目されるのが、ナ・リーグのホームラン王争いです。
現在53本を放ち、2位につけているドジャースの大谷翔平選手(31)は、“3年連続”リーグホームラン王の獲得となるのか?
大谷選手の最大のライバルとなっている、フィリーズのシュワーバー選手(32)の元チームメート、“ムネリン”こと川﨑宗則さんが占いました。

過熱する勝負の行方…果たしてホームラン王は!?

日本時間9月24日、1番投手兼指名打者でメジャー通算100試合目のマウンドに上がった大谷選手。
2回まで立て続けに三者連続三振を奪うパーフェクトピッチングを披露し、今季最長となる6回を投げ、5安打無失点、8奪三振。勝ち投手の権利を得てマウンドを降りましたが…、
中継ぎ陣が打ち込まれ、チームは逆転負けしてしまいました。

“二刀流完全復活”も見えてきた中、“3年連続”がかかったホームラン王争いはいよいよ終盤に突入しています。

(先月8月、1試合に4本のホームランを記録したシュワーバー選手)

大谷選手の最大のライバルとなっているのは、フィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバー選手(32)。

8月には1試合に4ホーマーを放ち、メジャー史上21人目となる偉業を達成。
日本時間23日までは53本で並んでいた大谷選手とシュワーバー選手ですが、24日、シュワーバー選手が54本目を放ち、リーグ単独トップに浮上したのです。

川﨑宗則氏語る シュワーバー選手の素顔は?

谷原キャスター:
1本差、1本差ですよ! まだいけるいけるいける!

酒主義久アナウンサー:
ゲストは、元メジャーリーガー川﨑宗則さんです。川﨑さんはシュワーバー選手の元チー
ムメートだったとのことですが…。

元メジャーリーガー・川﨑宗則氏:
僕の“ビール友達”です。

谷原キャスター:
ビール友達!!

元メジャーリーガー・川﨑宗則氏:
彼は、ビール大好きなんです。
9年前のことですが、試合後(彼が)必ずビールをバスで大量に持ってくる。ゴボゴボゴボってコーラのカップに入れて、何事もなかったようにバスで飲んでたんですよ。
コーラを飲んでるんじゃなくてビールを飲んでたんです。僕は「お前は“シュワビー”だ」とあだ名をつけたんですよ。それぐらい…(ビール好き)。僕との関係はそういう関係です。他愛もない関係です。

酒主義久アナウンサー:
さらに、シュワーバー選手、どんなところがすごいのか?
MLBのジャーナリスト・AKI猪瀬さんにも伺いました。いわゆる「HR特化型」の選手だということです。

酒主義久アナウンサー:
シュワーバー選手は、3割打って好打者と言われる中で、2023年に史上初めて1割台で、ホームラン40本以上100打点以上を記録したという選手ということです。
正にホールランか三振か、アメリカでは「現代野球の申し子」とも言われる選手です。

“ムネリン”占う ホームラン王の行方

峯村健司氏:
ギャンブラーじゃないですか。「空振るけれども」という…弱点とか強みは何ですか?

元メジャーリーガー・川﨑宗則氏:
去年ですが、(打率)1割台ですね。10回に1回しか飛ばないんですよ。でも飛んだら必ずホームラン。100回(打席に)立てば、10回前に飛んだらホームラン。
打点もダントツです。
(さらに)前に飛ばなければ一塁にフォアボールで出られるという選手なので、非常に今メジャーリーグで危険なバッターと言われています。

酒主義久アナウンサー:
気になるホームラン王争いの行方なんですが、AKI猪瀬さんによるとシュワーバー選手の方が有利なんじゃないかということなんです。
というのも、ホームでのホームラン数は24日時点でシュワーバー選手が31本、大谷選手が29本。シュワーバー選手の方がホームで多く打っているんです。
残りの試合はフィリーズは全てホーム。ドジャースは全てアウェイ。なので、残り全てホームで戦うシュワーバー選手が有利なんじゃないかという見立てなんです。

酒主義久アナウンサー:
もう一つのポイントが対戦相手です。フィリーズはマーリンズとツインズ。ともにポストシーズン進出の可能性が消滅したチームなので、いわゆる消化試合になる。
一方でドジャースは、ダイヤモンドバックスとマリナーズ。ダイヤモンドバックスはポストシーズン進出の可能性があるから、ガチガチで来ます。

元メジャーリーガー・川﨑宗則氏:
気合い入ってます。

酒主義久アナウンサー:
マリナーズもポストシーズン進出を決めたんですが、まだ地区優勝の可能性が残っている。こういうチームなので投手陣も手強いですし、気合いも入ってくる。そのあたりがかなり難敵なんじゃないかというところなんですが…でも川﨑さん、大谷選手9月好調ですよね?

元メジャーリーガー・川﨑宗則氏:
ホームゲームの方が有利ですよね。自分の力、リラックスしていけます。しかしホームゲームだと勝っていれば9回に打席に立たない…、9回表で終わっちゃうんですよね。なので打席数は大谷選手の方が多い。しかも1番。

放送中に衝撃の一報!

スタジオが盛り上がっているところで、衝撃の一報が!

(スタジオ騒然…)

酒主義久アナウンサー:
すいません、速報が入りました! シュワーバー選手が55号を放ちました!

谷原キャスター:
2本差…

元メジャーリーガー・川﨑宗則氏:
僕のさっきの解説は…!? 打席数は…

谷原キャスター:
当たってるんじゃないですか?(シュワーバー選手)10回に1回ホームラン打っちゃう…。

何と、コーナー放送中にシュワーバー選手がホームラン。
さらに番組放送終了間際に、もう1本56号をたたき出すという事態が!

(日本時間25日 55号56号ホームランを打ったシュワーバー選手)

このあと行われたドジャースvsダイヤモンドバックスの試合では、1回に大谷選手がホームランかと思う当たりを放つも三塁打に。
大谷選手53本、シュワーバー選手56本の3本差のままとなりました。

残り4試合、大谷選手のホームラン王の可能性は…!?

(『サン!シャイン』2025年9月25日放送より)