坂口健太郎さんと杏さんがW主演を務める月9ドラマ『競争の番人』は、公正取引委員会が舞台とした、エンタメ・ミステリー作品です。
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原作は、2022年4月期の月9ドラマ『元彼の遺言状』の作者でもある新川帆立さんによる同名小説。エリート審査官・小勝負勉(坂口)と、元刑事の新人職員・白熊楓(杏)ら第六審査メンバーが、さまざまな企業の不正をあぶり出す姿が描かれます。
毎週放送後、フジテレビュー!!独自の【あらすじ完全版】を掲載中。ここでは、その記事をまとめて紹介します。
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<第1話>栃木のホテル間で行われるカルテルに“ダイロク”が挑む
刑事の白熊楓(杏)は、ミスをして異動させられてしまう。異動先は公正取引委員会第六審査。メンバーは、キャップの風見慎一(大倉孝二)、桃園千代子(小池栄子)、小勝負勉(坂口健太郎)、六角洸介(加藤清史郎)、紺野守里(石川萌香)だ。
異動初日に、入札談合の疑いがある建設会社に立入検査へと向かった白熊は、現場でメンバーの動きを見ながら仕事を始める。すると、白熊は不審な社員を見つけた。白熊の視線に気づいた社員、豊島浩平(長谷川朝晴)は、ファイルを持って部屋から逃げ出し、資料室へ向かうと、そこにいた男にファイルを渡そうとしていた。
そこで白熊は、豊島と男を確保するが、男は小勝負だった。
その後、第六審査に戻ったメンバーは、留置した資料を調べ始め、さらに新たな案件へ着手することに。栃木県のホテル間で行われるウエディング費用のカルテル(※)の疑いだ。本庄聡子審査長(寺島しのぶ)は、現地での調査をするよう小勝負と白熊に命じる。
※各企業がそれぞれ決めるべき商品の価格や生産数量などを共同で取り決める行為
>>第1話のあらすじ完全版
(7月12日更新)
<第2話>“ダイロク”雲海(山本耕史)へ執念のリベンジなるか!
小勝負勉(坂口健太郎)や白熊楓(杏)たち第六審査(通称ダイロク)のメンバーは、ホテル天沢のウェディング費用のカルテル問題を追っている。しかし、専務の天沢雲海(山本耕史)のガードは固く、有力な証拠をつかめずにいた。
そんな時、雲海が逆襲に出る。不正行為を行なっているのは近隣で結託した花屋側で、いじめられているのはホテル側だとマスコミに流したのだ。
ホテル天沢の納入業者いじめの調査は年末までで終了と通達されたダイロクのもとに、ホテル長、長澤俊哉(濱津隆之)が退職したとの情報が入った。さっそく、小勝負と白熊は長澤の自宅へ。だが、長澤は2人に何も話そうとせず…。
>>第2話のあらすじ完全版
(7月20日更新)
<第3話>“ダイロク”がついに雲海(山本耕史)を追い詰める!
小勝負勉(坂口健太郎)、白熊楓(杏)たち第六審査(通称ダイロク)メンバーは、「ホテル天沢」の元ホテル長・長澤俊哉(濱津隆之)の協力を得て、専務の天沢雲海(山本耕史)の留守を狙い納入業者イジメの調査に入る。
併せてウエディングカルテル(※)の資料も集めようとするが、雲海が戻ってしまい追究できなかったうえ、雲海の罠にはまり、小勝負と白熊はホテルの書庫に監禁されてしまった。
しかし、書庫の中に過去の宿泊台帳と顧客カードを見つける小勝負。そこには、過去に摘発されたカルテルの当事者たちが同じ部屋を利用した記録が。
翌日、石田正樹(武田航平)と妻・七瀬(野村麻純)が公取に来た。天沢グループから抜ける決意を固めたという夫婦は、小勝負たちに雲海と「温泉郷・絆」の政岡一郎(春海四方)が会合する日を教える。
そして、ダイロクは決定的なカルテルの証拠をつかもうと動き出した。
>>第3話のあらすじ完全版
(7月26日更新)
<第4話>小勝負(坂口健太郎)が下請けいじめの証拠をつかむが…
小勝負勉(坂口健太郎)、白熊楓(杏)たち第六審査(通称ダイロク)は、新たに世界的な電機メーカー・アレス電機の優越的地位の濫用を調べることに。自社の地位を利用した部品単価の一方的な減額や支払期限の延長を強制する、いわゆる下請けいじめだ。
本庄聡子審査長(寺島しのぶ)が説明していると、アレス電機の役員を見ていた白熊が知った顔の男がいることに気づく。それは、白熊が強盗殺人事件の捜査中に現場で取り逃がした柴野竜平(岡田義徳)だった。
しかし、警察は事件の捜査を中止していた。そのため、ダイロクは改めて、アレス電機の優越的地位の濫用についての調査開始する。
小勝負と白熊は、アレス電機の下請け会社へ。他のメンバーもそれぞれに話を聞きに行くが、どの会社も不満は感じているようだが返答は待ってほしいと言うだけ。ただ、小勝負は丸川製作所の丸川俊春社長(吉沢悠)だけが「困ったことはない」と断言したことに違和感を覚える。
>>第4話のあらすじ完全版
(8月2日更新)
<第5話>下請けいじめ立証なるか!白熊(杏)が追っていた強盗殺人は思わぬ展開に
「アレス電機」の下請けいじめを調査する小勝負勉(坂口健太郎)、白熊楓(杏)たち第六審査(通称ダイロク)は、下請け会社をまとめていた丸川製作所の丸川俊春社長(吉沢悠)の協力を得ることに成功。
各社の証言も得たため、いよいよアレス電機への検査が行われようとしたとき、ダイロクに六角洸介(加藤清史郎)の父親で検事の六角敦夫検事(羽場裕一)らが現れて検査に待ったをかけた。
下請けいじめの重要人物にもなっている柴野竜平(岡田義徳)に横領の疑いがあるため、検察の捜査を優先させてほしいと言う。敦夫の言うことを聞くしかないと半ば諦め気味の風見慎一(大倉孝二)だが、本庄聡子審査長(寺島しのぶ)は検察の捜査の邪魔はしないと断わる…。
数日後、ダイロクはアレス電機へ立入検査に出向く。しかし、そこに検察が踏み込んで来て、資料などを差し押さえてしまい…。
>>第5話のあらすじ完全版
(8月9日更新)
<第6話>着物業界の私的独占の裏に隠された真実
第六審査(通称ダイロク)に新たな調査案件が。今回の案件は大手呉服店「赤羽屋」による私的独占。事業者が他の事業者の参入を妨害、排除するなどして市場の競争を制限する行為だ。
妨害を図っているのは赤羽屋の社長、赤羽千尋(真飛聖)で、情報を提供したのは呉服店「ファイブシーズン」の社長、井出香澄(萩原みのり)。
小勝負勉(坂口健太郎)と白熊楓(杏)は、千尋の着付け教室へ。千尋は客には温和だが、従業員には厳しい態度で臨んでいる。
次に2人は香澄から話を聞く。香澄は赤羽屋で千尋のもとで働いていたが、厳しさについていけずに退職。ファイブシーズンを立ち上げ、直接織元と契約を結び、上質な着物を安く手に入れる新しい経営を始めた。だが最近、職人が次々と契約を切るように。香澄は千尋が圧力をかけたのだろうと疑っていた。
小勝負たちから話を聞いた桃園千代子(小池栄子)は、千尋から事情聴取しようと言いだす。桃園と千尋は過去に因縁があった。
>>第6話のあらすじ完全版
(8月17日更新)
<第7話>白熊(杏)が通販サイトの不正を暴く!そのとき小勝負(坂口健太郎)は…
白熊楓(杏)は風見慎一(大倉孝二)から1人で調査案件を担当してみないかと聞かれる。小勝負勉(坂口健太郎)は、第一審査局の応援要請で建設会社の談合案件の手伝いに行っていた。
調査案件は大手通販サイト「三ツ星マーケット」の自社オリジナルブランド「アンカレント」の再販売価格維持。再販売価格維持とは、メーカーやブランドが販売店に対して指定した価格で売るように圧力をかけること。販売店は、自社で値段がつけられないため競争が阻害される。
風見は三ツ星マーケット社長の山辺純次(姜暢雄)か、ブランド事業部長の黒崎美佐子(雛形あきこ)の指示だろうと白熊に話す。
白熊が風見とネット通販会社を回ると美佐子の名で値引きを禁止するメールが届いていた。白熊は許可を取って三ツ星マーケットに立入検査を行うことに。すると、美佐子はメールの差し出しなどを認め、山辺も調査に協力的。白熊は立入検査を打ち切り、美佐子たちに期日までの書類提出を求める。
しかし三ツ星マーケットには、再販売価格維持以外に隠していることがあった。
>>第7話のあらすじ完全版
(8月24日更新)
<第8話>小勝負(坂口健太郎)の過去と最大の敵との対峙
小勝負勉(坂口健太郎)は緑川瑛子(大西礼芳)に呼び出され、検察の保管庫にあった15年ほど前の死体検案書を見せられる。公正取引委員会に入ったのは、このためではないかと疑う緑川。その死体検案書には「ラクター建設」や本庄聡子審査長(寺島しのぶ)の名があった…。
15年前、本庄は公取の四国支所にいた。四国支所で取り組んでいたのは建設工事の談合疑惑。ゼネコン大手の一角、ラクター建設の関与が疑われるが有力な情報は得られずにいた。
本庄らがラクター建設の木下健一(石井正則)から話を聞きに行くと、ラクター建設のような大手が相手にしそうにない小さな建設会社「小勝負建設」の調査資料を発見。本庄らは、小勝負建設へ向かい、社長の小勝負誠(高橋努)から話を聞くことにする。
そこに、誠が参加していた工事の入札に漏れたと連絡が。仕事がうまくいっていない誠は落胆し、妻の朋子(遠藤久美子)も途方に暮れていた。
家族に「なんとかする」とは言ったが仕事が回らない誠。そんな時、木下が誠にある話を持ちかける。それは、入札談合の誘いだった。
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(8月30日更新)
<第9話>小勝負(坂口健太郎)が藤堂(小日向文世)を追い詰める…?
父・誠(高橋努)の死の延長にある談合疑惑を独自で追っていた小勝負勉(坂口健太郎)。「談合の件で」と国土交通省の者と名乗る人物に電話で呼び出された小勝負は、待ち合わせ場所に行くと、刃物を持った人物に襲われる。
すると、小勝負を身を挺してかばった本庄聡子審査長(寺島しのぶ)が刺されてしまった。
この件で、小勝負は勝手に調査をしたとして謹慎処分に。
そんな時、白熊楓(杏)に恋人の大森徹也(黒羽麻璃央)から情報が入る。それは、本庄と藤堂のつながり、そして本庄を刺した犯人が白熊が公取に異動となるきっかけとなった「ラクター建設」の古賀康弘を殺害した犯人と同一人物の可能性もあるということだった。
白熊は徹也から得た情報を、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)に話す。小勝負が調べていたのは「ラクター建設」、そして国土交通省の事務次官・藤堂清正(小日向文世)と本庄の繋がりという事実に第六審査(通称ダイロク)のメンバーは疑念を持つ。
一方、謹慎処分になった小勝負は、本庄の病室を訪ねる。まだ意識のない本庄のバッグを探った小勝負は、手帳と怪しげな鍵を見つけて…。
>>第9話のあらすじ完全版
(9月7日更新)
<第10話>ダイロクが宿命の戦いに終止符!藤堂(小日向文世)の恐るべき計画
小勝負勉(坂口健太郎)ら第六審査(通称ダイロク)は「ラクター建設」の樋山雄也(平原テツ)が仕切る談合現場に踏み込む。だが、そこで行われていた談合は、ダイロクが追う「東京湾岸地区再開発プロジェクト」ではなかった。自分の身に危険が及ばないようにするために、国土交通省の事務次官・藤堂清正(小日向文世)が仕掛けた罠だった。
しかし、ダイロクのメンバーはあきらめない。再開発プロジェクトの調査は認められなかったが、樋山と小津建設が関わっていた談合の裏付け調査という名目でラクター建設を立入検査できた。
入札日が迫る再開発プロジェクトの談合場所を探り出すが、留置した資料からは証拠品がなかなか見つからない。そんな時、小勝負の携帯に六角洸介(加藤清史郎)から連絡が入る。検察官の父・敦夫(羽場裕一)のツテを使って藤堂の周辺を探っていた六角は、とんでもない計画を知ったのだ。
それは、藤堂がこれから国会に提出しようとしている法律案だった。
>>第10話のあらすじ完全版
(9月14日更新)
<最終話>人質になった小勝負(坂口健太郎)を救え!ダイロクがスーパーの不正を暴く
国土交通省の事務次官・藤堂清正(小日向文世)を頂点とする談合疑惑に関する強引な調査が問題となった小勝負勉(坂口健太郎)は、四国支所に異動させられてしまう。
故郷でもある四国に帰った小勝負は、父の墓前に藤堂の件などを報告。その足で、懐かしいご当地パンを買おうと商店街へ行くが、閉店した店が多い。そのため、大手スーパー「エースマート」で店員の北川亜沙子(若月佑美)からパンを買うが、その安さに疑問を持ち店内を見て回る。そんな小勝負は、店長の松尾優(迫田孝也)に万引きと間違われてしまい…。
バックヤードで小勝負が説明していると店内から悲鳴が。松尾が様子を見に行くと銃声が響いた。小勝負も店内に向かうと、猟銃を持った男が従業員たちを脅している。男に見つかった小勝負も従業員たちのもとへ。
駆けつけた警察官に、近づいたら人質を殺すと叫ぶ男。警察からの電話に男はエースマートの社長、大谷正和(袴田吉彦)を連れてくるよう要求した。
>>最終話のあらすじ完全版
(9月19日更新)