3月12日(木)から3日間、開催される予定だったイベント「“渋谷で裸足になる”3日間の一般参加型イベント『LIFE TUNING DAYS YOGA & WELLNESS』」が、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮し延期が決定。

こんな時だからこそ、見えない不安にどう向き合い、どう自分を整えて生きるべきかを発信するべく、3月12日(木)にイベントに参加予定だった出演者によるInstagramのライブ配信が行われた。

「LIFE TUNING DAYS」とは、ヨガをはじめ、ワークアウト、オーガニックフード、ビューティ、ライフスタイルなど、現代を生きる人の「心と身体を整えるためのヒント」を提供する一般参加型イベント。

ライブ配信のスタート前、配信場所に集まった出演者は談笑。しかし、このライブには多くの取材が入っていたため、テレビカメラも多数。そんな状況にMCを務める福田萌子は「なんか、テレビの収録みたい。緊張してきちゃう…」とソワソワし始める。

スタッフから「でも、(ライブを)録ってるのはiPadだからね!」とツッコまれ、笑いが起こり、和やかな雰囲気のままライブ配信がスタートした。

人は人に会いたがる動物。ネットを使って“人に会う”ことも大事

第1部のトークセッションには、福田の他、ヘア・メイクアップアーティストの小椋ケンイチ、長友佑都専属シェフの加藤超也、プロノイア・グループ代表取締役社長のピョートル・フェリクス・グジバチが登場した。

視聴者からの質問を受ける形でトークを展開していく。「最近家に引きこもりで気が滅入ります。おススメの過ごし方はありますか?」という質問に、加藤は「普段は限られた時間の中で料理をしていると思うけど、家にいられる分、今までやってみたかったけどできなかった料理にチャレンジしてみてほしい。煮込み料理とかいいかもしれないですね」と提案した。

ピョートルは、リモートワークなど自宅で過ごすことが多くなっている現状を案じ、「同じことをし続けないほうがいい。脳には刺激が必要だから、新しいことを取り入れたほうがいい」とコメント。続けて、「料理もいいし、今まで時間ができなかったのなら絵を描いてみてもいい。掃除をするのもいい」と簡単にできるものを例に挙げた。

さらに、「昨日、ワインを飲みながらビデオ会議をやったんです」と、会社の代表を務めるピョートルならではのエピソードを告白。驚きの話題ではあるが、実際に今、ビデオチャットなどで“飲み会”をすることがトレンドになっているという。

「人は人に会いたがる動物。今は、オンラインで飲み会ができるし、人に会うことができるので、そのツールを使うことはいいと思う」と、実際に会えなくてもツールを使うことで“人に会う”、それが自分にとって良好なマインドを作り出すと提言した。

そして、「昼間にお風呂に入るってすごく背徳感なんですよ~(笑)」という小椋は、せっかく昼間に自宅にいる時間があるのであれば、普段やらないことをやってみることもいいかもと提案。小椋自身、「お風呂には入浴剤を3つくらい入れたりして。昨日の残りのお酒も入れちゃったりして。体もぽかぽかになるし、つるつるになります!」と、実践していることを明かした。

これには、福田も「お酒をお風呂に入れるのは、私もやります!いつも、お酒を残すのはもったいなくて飲んじゃってたんですけど、絶対にやりたい(笑)」と笑顔を見せた。

オグネエが教える!最旬メイク&マスク用メイク

第2部は、個々の出演者がライブ配信。まず登場した福田は、視聴者からの「ヒップアップに効くバレトン(フィットネス、バレエ、ヨガの動作を合わせた有酸素運動)の動きはありますか?」という質問に対し実演して見せた。

続いて登場した小椋は、リモートワークが推奨されている今だからこそのメイク術を多数紹介。

「春といえばピンクっていう感じだったけど、今年はオレンジ。アイシャドウも茶色を卒業してオレンジに、チークも口紅もオレンジにすると最新顔になれます!」という。

小椋はさっそく、「LIFE TUNING DAYS」の講師の1人でもある、元新体操日本代表でアスリートヨガ指導員の坪井保菜美をモデルにオレンジメイクを実演することに。

すでに自身でメイクしている坪井の顔の上にポイントメイクを施していく小椋。先のコメント通り、チークも、口紅も、アイシャドウもすべてオレンジを使用していく。チークは、笑った時にできる頬の山に丸く入れるのがポイント。丸顔の人は、丸く入れたあとに耳に向かってサッと重ねて入れるとシャープに見えるという。

さらに、現在、感染症対策や花粉症対策のためにマスクをすることが多いため、マスク姿で映えるメイクのポイントも解説。一番濃いアイシャドウを二重幅に入れることで、目の印象がきつくなりすぎずおススメなのだとか。

また、マスクによるメイク落ちが気になる場合は、メイクの最後にミスト状の化粧水をたっぷり吹きかけるひと手間で解消できる(小椋いわく、6時間くらいはメイクがもつとのこと)。

簡単ですぐに取り入れられるメイク術を伝えた小椋は、「(新型コロナウイルスの問題などが落ち着き)外に出られるようになった時に、キレイでいられたらいいでしょ!」と、今のうちに肌を整えたり、メイク技術の向上を目指す必要性も語った。

本来実施予定だった体験型のイベントは延期となってしまったが、自宅にいながらコミュニケーションが取れるライブ配信という形で情報を届けた今回のイベント。

配信終了後、福田は「こういう時だからこそいろいろと考えて、Instagramでのライブ配信をしました。ピンチをチャンスに変えることができたかなと思っています。私たちはこの経験があれば、また次に何かがあった時、ブラッシュアップしたものを皆さんにお届けできるんじゃないかと思っています」とコメント。

イベント中止がピンチではあったものの、いい経験になったといい、さらに進化することを宣言した。