松岡修造さんが、煮ても焼いても絶品な“網走の宝”をしみじみと味わいました。
6月26日放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』では、北海道網走市の「釣きんき」が紹介されました。
漁師飯を現代風の「繊細な料理」に
豊かなオホーツク海に面し、冬には流氷も見られるという北海道網走市を訪れた松岡さんは、「鮨 やまし田」で郷土料理を現代風にアレンジした「釣きんき」料理を紹介してもらうことに。
松岡さんの目の前には、網走で獲れた釣きんき料理「釣きんきの湯煮(ゆに)」が。店主の山下慎一郎さんから、この料理は「獲れたてのきんきを海水で煮て、ソースをかけて食べていた網走の漁師飯」だと解説してもらいます。
口に含んだ松岡さんは、「すごいコクです。一瞬、バターでも使っているんじゃないかというくらい濃厚」とにっこり。
獲れたてのきんきを、約80℃の中温でゆっくり火を通すことで、身が硬くならずにトロトロした食感に仕上がるとのこと。松岡さんも「身がふんわりしている感じですよね」と、調理のポイントを聞いて納得の表情。
きんきの上に、青のりと山椒の特製ピューレを振りかけることで、「淡白な白身魚のシンプルな料理に、厚みを持たせている」と山下さん。目を閉じて味わいながら、その解説を噛みしめるように聞く松岡さんは、「相当、繊細な料理ですよね」とひと言。
「釣きんき」は網走でも限られた船でしか認められていない延縄漁(はえなわりょう)で1匹ずつ釣るため、傷がつかず鮮度が高いブランド魚だといいます。
続いては、赤酢のシャリがアクセントの「釣きんきの焼き寿司」を味わうことに。
こちらの料理も目を閉じてじっくり堪能した松岡さんが、「山下さんはすごいです」と称賛の言葉を口にすると、山下さんは「いや、きんきがすごいんです」と照れ笑いを浮かべます。
松岡さんは山下さんの料理について、「僕が知らない感覚なんです。和なんでしょうけど、いろいろ混ざっている感じがする。斬新でした」と絶賛し、「最終的には思いのまま作っていくってことなんでしょうね」と穏やかに締めくくっていました。
次回は7月3日(日)に放送予定。
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