3月16日放送の『ネプリーグ』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらい!
今回は、問題に出題された漢字の由来について、現代文担当の林修先生が解説してくれた。
まずは、正解者が出なかった「辻褄(つじつま)」という漢字についてだ。「褄」の字に「衣偏」が使われるのには、理由があるという。
そもそも「辻」とは着物の縫い目が十字になっている部分のことを、「褄」は着物の裾の左右の両端を指している。
「辻」も「褄」もきれいに合わせるべき部分なので、「物事の筋道が通っている」ことを「辻褄が合う」と表現するようになったのだ。この言葉自体が、着物に関係のある表現だと知っていれば、漢字の偏を間違えて「棲」「悽」などと書いてしまうことはなくなるはずだ。
もう一つ、「筍(たけのこ)」という漢字はなぜこう書くのだろうか?
「筍」という文字の由来はいくつかあり、「均」という文字から来たという説もある。
一方で、「たけかんむり」を外した「旬」に注目する説もある。この文字を使った「旬日(じゅんじつ)」は「10日」を表すのだが、実は「旬」だけでも「10日」という意味を持っている。だから、1ヵ月の最初の「10日」を「上旬」、真ん中の10日を「中旬」、最後の10日を「下旬」と表現するのだ。
「筍」という文字は、成長の早いたけのこが10日ほどで竹になってしまうことから生まれたとも言われているのだ。
この日の『ネプリーグ』では、ロシア人YouTuber「ピロシキーズ」の2人が参戦した「世界選抜チーム」と、加藤シゲアキら「日本代表チーム」が熱い戦いを繰り広げた。