名古屋に拠点をおくフォーチュンエンターテイメントに所属するボーイズグループ、BOYS AND MEN、祭nine.、BOYS AND MEN研究生が出演する舞台「ボイメンステージ『諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~』」が3月28日(土)に無観客公演の配信を行うことになり、東京・サンシャイン劇場にて会見が行われた。

同作は、BOYS AND MENの辻本達規を中心としたレッドと、同じくBOYS AND MENの小林豊を中心としたブルーの2チームに分かれ、今月20日(金)~29日(日)まで公演を行う予定となっていたが、新型コロナウイルスの影響を受け、後半4公演の中止が決定。

急遽、28日(土)18時からLINE LIVEにて生配信を行うことになり、直前にメンバーが公演中止の心境と、生配信への意気込みを語った。

ステージに登壇したメンバーは、まずテーマ曲を本番さながらのテンションで熱唱。中には、観客を前にした本番に立つことのできなかった田村侑久(BOYS AND MEN)と米谷恭輔(BOYS AND MEN研究生)の姿もあり、無念さを歌とダンスにぶつけているようにも見えた。

小林豊(BOYS AND MEN)

29日までの公演だったものが、急遽中止となりまして、今日はこの後、18時からLINE LIVEで上演させていただきます。僕たちは今まで稽古を頑張ってきたからこの舞台を届けたいのではなく、一人でも多くの方に勇気や笑顔を届けられたらと思って、この配信を決定させていただきました。

横山統威(祭nine.)

今、すごく暗い世の中ではあるんですけど、この配信で僕たちが世の中を轟かせられるように頑張ります。

神田陸人(祭nine.)

この作品の中でも舞台を続けるか、中止にするか、葛藤するシーンが何度も出てきて、怖いくらい現状とリンクしています。今だからこそ届けられるメッセージがきっとあると思うので、それを配信で一生懸命伝えていきたいです。

野々田奏(祭nine.)

残念ながら公演は中止になってしまいましたけど、画面の前の皆さんを元気づける舞台にしたいので、精一杯頑張ります。

水野勝(BOYS AND MEN)

(配信で)全国の多くの方に楽しんでいただけると思っております。画面の向こうではありますが、よりパワーを届けていきたいと思います。

本田剛文(BOYS AND MEN)

こんな時だからこそ、この舞台を皆さんに観ていただいて、諦めが悪いっていうのはなかなか悪くないな、カッコイイなっていうところを感じていただきたいです。

土田拓海(BOYS AND MEN)

全力で、皆さんにパワーを届けられるように頑張りたいと思います。

田村侑久(BOYS AND MEN)

僕は今日と明日、出る予定だったんですが、中止となってしまいました。非常に力があり余っているので、配信を全力で頑張ります!

平松賢人(BOYS AND MEN)

今の世の中には似合わないほど、元気いっぱいで頑張りたいと思います。

吉原雅斗(BOYS AND MEN)

今まで一生懸命練習してきた演目やエンタメがなくなって、涙を流している皆さんがいる中、僕たちは配信という形でもできることに感謝し、今日の配信を心から頑張りたいと思います。

佐藤匠(BOYS AND MEN研究生)

ボイメンの先輩方に負けず、追いつけ追い越せの精神で、配信も頑張っていきたいと思います。

三隅一輝(BOYS AND MEN研究生)

配信なのでアップで映ると思います。アップで抜かれても(女性役なので)可愛くあれるように頑張ります。

松岡拳紀介(BOYS AND MEN研究生)

配信の最後まで諦めず、全力で頑張っていきたいと思います。

中原聡太(BOYS AND MEN研究生)

この舞台を通じて、一人でも多くの方に夢や希望、活力を与えられたらいいなと思います。

米谷恭輔(BOYS AND MEN研究生)

残念ながら公演が中止となり、配信という形で“諦めの悪い”キャストと大人の皆さんのおかげでこのステージに立つことができています。過去の公演を振り返るのではなく、塗り替えるスタイルで頑張っていきたいと思います。

――昨日の千穐楽はどんな気持ちで迎えましたか?

小林:初日ですら開催できるか分からない状態だったんですけど、本当にたくさんの方が劇場に駆けつけてくださって、「マスクを着用してください。声援じゃなく、手拍子で応援してください」という僕たちのワガママなお願いを快く受け取り、応援してくださいました。やれなかった公演に悔しい部分もあるんですけど、千穐楽としては素晴らしいものになったんじゃないかと思いました。

――配信に向けて意気込みを!

小林:今、ステージに立ってるメンバーもそうなんですけど、今日ここに来れていないメンバーもいます。僕たちにバトンを渡してくれたメンバーの思いも全部背負って、見てくださる方に笑顔になってもらい、パワーを感じてもらうことが僕たちの仕事。精一杯頑張ります。

会見後にはDVD用の公演の収録が行われ、関係者しかいない劇場でキャストは迫力の舞台を展開。たとえ、観客はいなくても、ボイメンファミリーの持ち味である“暑苦しいほどの全力”は健在だった。

皆が口々に語っていた「いつかまたこの作品を絶対に上演します!」という強い決意。その言葉が現実となる日を待ちたい。