9月4日(木)、アジアの国際映像祭『コンテントアジア・アワード2025』の受賞式が台北にて開催され、『HEART ATTACK』が「地域/国際市場向けに制作された連続ドラマ部門」で、銀賞を受賞しました。
同ドラマの海外賞受賞は、今回が初めて。フジテレビの同賞受賞も初となります。
SFとヒューマンドラマを融合させたストーリー、国境を越えた制作体制を評価
『コンテントアジア・アワード』は、エンターテインメント業界紙「コンテントアジア」が毎年開催している国際テレビ番組見本市『コンテントアジア・サミット』において、2020年に併設された賞。
アジア各国から選抜されたエンターテインメントビジネスの関係者が審査員となっており、今年は、アジア各国のテレビ、配信、映画など多様なプラットフォームから選ばれた150以上の作品がノミネートされました。
今回は、フジテレビのバラエティ番組『新しいカギ』も「アジアで制作されたバラエティ番組部門」でノミネート。
『HEART ATTACK』(FODで全話配信中)は、『ウォーキング・デッド』で知られる米国のマルチプラットフォーム・エンターテインメント企業スカイバウンドとフジテレビが共同制作した、パンデミック後の世界を舞台に愛を描いたSFドラマ。
原作は、スカイバウンドのグラフィックノベル『Heart Attack』で、大ヒット作のフランチャイズを手がけるスカイバウンドとの国際共同プロジェクトとして大きな注目を集めました。
2025年3月に、FODでの全話配信を皮切りに、革新的な映像ワークや独創的な演出が話題を呼び、同年4月には地上波でも放送されました。
物語は、近未来の日本を舞台に、超常的な力を持つ「ヴァリアント」たちが抑圧や差別と闘う姿を描く。主人公ウミン(寛一郎)は、ヴァリアントでありながら監視組織VCUのスパイとして活動し、エマ(三浦透子)は動画配信で自由を訴えるインフルエンサー。2人の出会いが運命を大きく動かしていきます。
審査員からは、SFとヒューマンドラマを融合させたストーリー展開に加え、国境を越えた制作体制が、新たな映像表現の可能性を示した作品として高い評価を受けました。
フジテレビは、今夏、清水賢治社長が「コンテンツを起点とする会社への転換」を表明。グローバル市場への販路拡大、(外部パートナーとの協業等による)コンテンツディストリビューション機能の拡大・開発の促進を目指すため、大がかりな組織改編が行われました。

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