バラエティ番組の罰ゲームなどで時折見られる「パイ投げ」ですが、これはパイが国民的栄養食となっているアメリカのコメディが発祥で、1970年代に日本の番組に輸入されたそうです。

ひらがなの発明を筆頭に、海外の文化を日本風にアレンジして取り入れることでお馴染みの日本人らしくない気がするので、豆腐や味噌など大豆製品を投げ合ってみるのはいかがでしょうか?

クールジャパンとして世界に波及すること請け合いです。

今週は「パイを投げる」というフレーズを英語でご紹介。

「あとでもう一度、パイを投げつけてくれませんか?」失敗の後、そのお笑い芸人はMCにこっそり頼んだ。

これを英語でいうと…

“Could you throw pies at me again later?” The comedian secretly asked the MC after the slip-up.

Point:throw a pie =パイを投げる

このパイ投げ、海外では今でもバラエティ番組などで使われてはいますが、政治家や有名人などに対して、抗議の意味でも使われることが多いです。

過去にはビル・ゲイツや、カナダのクレティエン元首相、アメリカ・サクラメント市長、サンフランシスコ市長などがパイ投げをされています。

さらにはBiotic Baking Brigadeという抗議のためにパイ投げをする活動グループがあり、そのモットーは“Speaking Pie to Power”。

これは“Speaking truth to power”=「面と向かって権力者に都合の悪い真実を言う」「権力に対して真理を語る」という、非暴力的な政治手法をもじったものだそうです。

ちなみにパイ投げに関するギネス世界記録は、2016年6月、イギリスで行われたパイ投げ大会で、1180人が参加しました。

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