窪田正孝さんが主演を演じる「劇場版ラジエーションハウス」の公開後舞台挨拶が5月10日に行われ、窪田さん、本田翼さんが登壇しました。
今作は、原作・横幕智裕さん、漫画・モリタイシさんによる同名コミックを映画化。放射線技師と放射線科医いう裏方の活躍に焦点をあてた医療エンタテインメントです。
映画の反響について窪田さんは、「ラジエーションハウスを見ていただいて、『感動した』という声を多くいただきました。去年の夏にみんなで汗を流したものが映像に出て、それが届いたというのが、すごく嬉しいです」と感謝。
本田さんは、「『泣いちゃった』という声が届きました。泣くポイントが年代によって違うのかなと思うのですが、それを聞いていても楽しかったです。私のお母さんは、『最初の方で一度ウルっときっちゃたわ』と。楽しく感想を聞いていました」と明かしました。
続編期待の声に、窪田正孝「やるなら早いうちにお願いします!」
イベントでは、背景ボードに書かれた、本作への感想を読み上げていった2人。
窪田さんが、「この間の舞台挨拶は久しぶりに全員集合したので、ただの同窓会でした。今日は2人なので落ち着いた感じで(笑)」とそれぞれが感想を読みふけり、まったりとした展開に。
本田さんが「続きが見たい!」と書かれた感想を発見すると、会場からは拍手が。
窪田さんは「これは…どうしますかね。フジテレビのお偉いさんに来ていただいて、お話をしないと。僕らも原作の(キャラクターの)年齢もあるので。(自分たちの)実年齢が上がっていって(笑)。やるなら早いうちにお願いします!」と呼びかけました。
また、感想で一番多かった「感動した」という言葉にちなみ、「最近、感動したこと」を聞かれた本田さんは、「最近、TikTokを始めまして、100万人(登録者が)いきました。それが嬉しかった。でも、(事務所の)スターダストプロモーションにTikTokを始めることを言っていなかったんです(笑)。けど、大丈夫そうでした」と回答。
窪田さんは、「最近、『カモン カモン』という映画を見た人いますか?もう、いい映画を見て…」と話し始めると、本田さんは「映画の舞台挨拶で、違う映画の話しますか?」とツッコミ。
しかし、窪田さんは「しょうがないじゃん、感動したんだから。嘘つけないじゃん!『カモン カモン』という映画をぜひ見てほしい」とオススメしました。
窪田正孝の主題歌に対する思い「マンウィズさん以外ありえない」
イベントにはサプライズで、本作の主題を担当したMAN WITH A MISSION(以下マンウィズ)のJean-Ken Johnny(ジャン・ケン・ジョニー)さんとKamikaze Boy(カミカゼ・ボーイ)さんが登場。
ドラマ版のシーズン1から主題歌を担当しているマンウィズ。
ジャン・ケン・ジョニーさんは、「本当に素晴らしい作品で、また関われて嬉しいです。久しぶりにラジハメンバーが一堂に会して、作中で成長していく姿や、ドラマシリーズでは見れなかった一面が見れて。作中で起こる事件に、ラジハメンバーの絆で乗り越えていく姿が、痛快で爽快な感動を覚えました」とコメント。
作詞について聞かれると、カミカゼ・ボーイさんはしゃべられないとのことで、ホワイトボードに「仲間達ヲ鼓舞スル様ナ曲ヲ」と回答。
ジャン・ケン・ジョニーさんは、「キャストの方々が、めちゃめちゃいい仲間なんです。僕らも人との出会いが大切だと思っているので、エンディングで曲が流れたときに、作品の感動を反芻(はんすう)出来るような楽曲を心掛けました」と説明しました。
窪田さんは、「ラジエーションハウスにとって大切な曲になりました。ドラマから映画になるのは、とても勇気がいることで、MAN WITH A MISSIONさんが作ってくれた楽曲が、背中を押してくれて、それが歌詞にも込められています。ラジエーションハウスの大きな“しおり”を作ってくれた曲です」と感謝。
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本田さんも「マンウィズさんが、ラジエーションハウスをずっと支えてくれました。それをドラマから映画まで持って行けたのが嬉しかったです」と語りました。
また、マンウィズと親交があるという窪田さんは、「『ラジエーションハウスのシーズン2がやりたいです』とフジテレビからお話をいただいたときに、『絶対に僕は、マンウィズさんじゃなければ嫌だ』とお願いさせていただきました。すごく上から目線みたいですが…。そういう意味はなくて。共演とは違いますが、同じ作品の中で共作出来ている、仲間のような感覚。なので『マンウィズさん以外ありえない』と。それが実現して嬉しい」とニッコリ。
これに対し、ジャン・ケン・ジョニーさんは「嬉しいです。今日、本当にきてよかったです!」と返し、会場からは大きな拍手が送られました。
作品概要
72時間――。それは、人の生死を分ける時間。
甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)は落ち込んでいた。
大好きな甘春杏(本田翼)が、放射線科医としての腕を磨くため、ワシントン医大へ留学することが決まったからだ。
「72時間を切ってしまいました」
お別れまでのカウントダウンを胸に刻む唯織のことを、ラジエーションハウスのメンバーは元気付けようとするが、
唯織への秘めた想いを抱える広瀬裕乃(広瀬アリス)だけは、自らの進むべき道について悩んでいた。
そんな中、杏の父親・正一が危篤との連絡が入る。
無医島だった離島に渡り小さな診療所で島民を診てきた正一だが、杏が父のもとに着いてほどなく「病気ではなく、人を見る医者になりなさい」との言葉を残し息を引き取る。
生前、父が気に掛けていた患者のことが気になり、島に一日残ることにする杏。そこに大型台風、土砂崩れ、そして未知の感染症が襲いかかる。遠く離れた地で杏が孤軍奮闘していることを知った唯織は、大切な仲間を守るため、苦しむ島民を救うため、ある決心をする。
8人の技師たちが選んだ未来とは。「別れ」の時刻が近づいている――。
「劇場版ラジエーションハウス」は、全国東宝系にて公開中。