フジテレビ・フィギュア班が取材動画を毎日配信!Vol.29

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、カナダ・モントリオールで開催予定の「世界フィギュアスケート選手権2020」(以下、「世界選手権」)が中止に。シーズンのクライマックスの舞台は失われ、様々な活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・フィギュア班が取材した動画が3月23日から毎日配信されている。

シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場するので、フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。

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「友達とスケートをするのがモチベーションに」

【アリサ・リュウ<USA・14歳>ジュニアGPファイナル後インタビュー】

2019年12月4 日~8日に、イタリア・トリノで行われた「ジュニアグランプリファイナル」(以下、「ジュニア(Jr.)GPF」)。

女子シングルで2位になった、アメリカ代表のアリサ・リュウ選手に、大会終了後の12月8日にインタビュー。

「夢はオリンピックに出ること」と語る14歳のリュウ選手が、試合のこと、得意なジャンプのこと、プライベート、オリンピックへの思いを語った。

――「ジュニアGPF」の感想を教えてください。

とても良かったし幸運でした。私にとって2位はとても良い結果です。「ジュニアGPF」に出場できてよかったです。それが目標だったので。

――ショートプログラムで3A(トリプルアクセル)+3T(トリプルトゥループ)に挑戦した理由を教えてください。

できるだけ高得点をもらうためです。3Lz(トリプルルッツ)+3Tは、3A+3Tほど得点がもらえないし、それに、3Aを跳びたかったので入れました。

――アリサさんはどんな14歳だと思いますか?

スケートを始めたのは5歳のとき、グループレッスンを始めたのも5歳です。なぜかわからないけど、たぶん楽しかったからだと思います。お父さんが、妹とリンクに連れて行ってくれたときにスケートを気に入りました。「グループレッスン受ける?」と聞かれて「受けたい!」と答えました。

――スケート以外の質問です。好きな食べ物は何ですか?

食べ物は何でも好きだけど…一番好きなのはラーメンです。ビーフラーメン…ポークラーメン…ラーメンならなんでも好き。スパイシーラーメン…あ!スパイシーラーメンが一番好きです。

――日本のラーメンですか?

家の近くに日本食レストランがあります。リンクの向かい側にもあるし、道を2本進んだところにもあります。リンクの近くに7つくらい日本食レストランがあります。友達とはいつも日本食、インド料理、中華料理をランチで食べています。

――ネイサン・チェン選手もラーメンが好きだそうですよ。

ホント?ラーメン好きが多いですね(笑)!

――食事、スケート、遊び、勉強…一番好きなことは?

友達とスケートをするのが一番好きです。友達と滑るのは楽しいし、友達はモチベーションになります。友達と滑ると、ジャンプがより楽に感じられるんです。

動画の後半では、得意のジャンプについて「最も得意なジャンプは、トリプルルッツです」と答えるリュウ選手。

――いま練習している4回転ジャンプは?

まだ4回転ルッツだけです(笑)。4回転サルコウも練習しているけど、まだ完成していません。ルッツ以外で練習しているのはこれだけです。全種類跳びたいけど、どれくらいかかるか分かりません。

――お手本にしているスケーターは?

ネイサン・チェン選手、羽生結弦選手、アレクサンドラ・トゥルソワ選手です。

――ロシアの選手が高難度のジャンプを跳んでいることについて

難しいジャンプや様々なスピンに挑戦していくべきだと思います。追いつくには、4回転も必要だと思います。取り残されたらトップには立てません。

「一番の夢はオリンピックに出ること」

手本としてる選手には「羽生結弦選手」の名前も

「一番大きな夢は、オリンピックに出ること」と語るリュウ選手。「家族が何人か中国に住んでいる」ため、「特に北京オリンピックに出場したい」と意欲を見せる。

笑顔が印象的な14歳は、「オリンピック出場」という夢の実現に向け、今年3月2日~8日にエストニアのタリンで行われた「世界ジュニアフィギュアスケート選手権2020」で、3位という結果を残している。

左から) 「世界ジュニアフィギュアスケート選手権2020」 で、銀メダルのダリア・ウサチョワ選手(ロシア)、金メダルのカミラ・ワリエワ選手(ロシア)、銅メダルのアリサ・リュウ選手

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