羽田美智子が主演するフジテレビ系オトナの土ドラ『隕石家族』(原作・脚本:小松江里子)は、巨大隕石の接近による地球滅亡が迫る東京を舞台に、壮大なメッセージをコミカルに描く「スペクタクルホームドラマ」。
第1話では、突然の純愛宣言&家出騒動を経て片倉家に戻ったものの、“自分らしい生き方”を貫く(=家庭も純愛も手に入れる!)と決めた久美子(羽田)の決意が反響を呼んだ。
実は、久美子と高校時代の同級生・片瀬(中村俊介)の関係は続いており、それを知るのは次女の結月(北香那)とその彼氏・翔太(中尾暢樹)だけ。夫・和彦(天野ひろゆき)も趣味を通じて知り合った片瀬と親交を深め、第2話ではその様子を翔太が目撃するのだが…。
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第2話のキーパーソン松原智恵子インタビューはこちら!
4月18日(土)放送の第2話でも、SNSが思わずハッとさせられた、“哲学”を感じるセリフでシーンをプレイバックする。
<ハッとさせられた深いセリフ①>
「決まりを守らないと、埋められるんです」(by正子)
ある朝、久美子がゴミを出しに集積所に行くと、ルールに厳しく、自ら集積所を管理する近所の主婦・御園(光浦靖子)と、分別などおかまいなしにゴミを出す隣家の田中(氏家恵)との間でトラブルが起きていた。
何度注意しても聞く耳を持たない田中を懲らしめるため、御園がとった手段はなんと、ルールを守らない田中を“生ゴミ”とみなし、首から下を土に埋めること!(「生ゴミは、枯れ葉などと一緒に埋めれば、また土の肥料となって役に立つ」が御園の理論)。
帰宅途中の和彦が、助けを求める田中を発見。顔と手だけを出して畑に埋まる田中の様子が映し出されるやいなや、SNSも一斉に「ぎゃあ!!!!」「ひいぃ~」「怖い怖い怖い!」と度肝を抜かれた。
その光景を目にした和彦の母・正子(松原智恵子)は、子ども時代の忌まわしい出来事を思い出して青ざめる。一家総出で田中を救出後、「やっぱり、みんなどこかおかしくなってるのかも」と言い合う家族に、正子が思い詰めた表情で「おかしくなんかありません」と言って、続けたのが上記のセリフだ。
正子は子ども時代に、山奥の村で、掟を破った家族が生き埋めにされるべく連行されるのを見たという…。
<ハッとさせられた深いセリフ②>
「月ってね、見る国によってその模様が違うんだって」(by翔太)
オカルトチックな祖母の話を、片倉家の物置部屋に居候中の翔太に「信じらんないよ」と驚きとともに報告する結月。
すると翔太は、月の模様の解釈が国によって異なることを例に挙げ、「今の僕たちにとっては犯罪に見えることでも、その山奥の村では、掟を守ることが村で生きるために必要なことだとしたら? すべては、その時代や立場によって違って見えてくる」と静かに説明。
秀才らしい語り口に、SNSには「翔太くん会話がIQ高い」「博識だな」などの賛辞とともに、「人によって大事にしてるものは、思っている以上に違う…ホラーだなぁ」「平時と異なる状況では、御園さんのように、真面目さが狂気と感じる怖さもある」と、モラルについて考える声が次々にあがった。
ゴミ分別にまつわるご近所トラブル以降、床に臥せてしまった正子。心に重たい何かを抱えている様子を察した久美子が優しく促すと、正子は「村で唯一の友だちだったヒサちゃんが穴に埋められたのは、自分のせい」と久美子に打ち明ける。
その衝撃の内容には、SNSも「これはトラウマになるレベルの話だわ…」「おばあちゃん、めちゃくちゃ重い過去抱えてるやん」と同情が集まった。
<ハッとさせられた深いセリフ③>
「あたしだって、自分でも知らない私がいるのかもしれない」(by結月)
普段はそりの合わない姑だが、正子のために一肌脱ごうと決めた久美子は、結月と翔太を巻き込み、ある計画を立てる。
数日後、少女時代の正子の友だち・ヒサちゃんが片倉家を訪れ、70年ぶりに再会。正子はすっかり元気を取り戻した。
なにはともあれ、「これでいいのだ」とニッコリする久美子に、微笑みを返す結月。
久美子の純愛と正子の過去――。思いもよらない家族の秘密を知り、結月は日記代わりのボイスメモに「あたしだって自分も知らない私がいるのかもしれない」と吹き込むのだった。
次々と明らかになる家族の意外な顔に、ネットでは「誰にも秘密はあるよね」「秘密にしたまま死ぬのがつらくなるから、みんな誰かに相談しちゃう」「最終的には世界は滅びないんだろうけど、その時にヒトの本質が試される」などと鋭いコメントが飛び交った。
次は一体、誰の秘密が明かされるのか。