なにわ男子の道枝駿佑さんと福本莉子さんのW主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」。そのクランクアップ直後に行われたサプライズ企画の模様が公開されました。

「今夜、世界からこの恋が消えても」(通称:セカコイ)は、眠りにつくと記憶を失ってしまう、実在する難病「前向性健忘」を患ったヒロインと、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公の儚くも切ない愛の物語です。

道枝駿佑のサプライズに福本莉子もびっくり!「突然知らない人が入ってきたかと…!!」

2022年3月上旬。数日前、一足先にクランクアップしていた道枝さんは、ともに走り切った福本さんのクランクアップをお祝いするべく、撮影最終日に福本さんに内緒で現場入り。

自身を“サプライズ好き”と公言していましたが、本番となると、ソワソワし、かなり緊張した様子の道枝さん。しかし、いざそのタイミングがくると、福本さんがカメラに向かい、撮影終了後インタビューを受けている背後から登場し、しっかり驚かせました。

突然、背後から登場するという道枝さんのサプライズを受けた福本さんは、「え!え!?」と困惑。道枝さんは「莉子ちゃんが、真織でいてくれたからこそ、僕も透でいつづけることができましたし、今日も今まで1ヵ月積み上げてきたものを放出する大変なシーンでしたが、走り続けた莉子ちゃん、すごいと思います。本当にお疲れ様でした!」と感謝と労いの言葉とともに花束を贈りました。

「びっくりした!!突然知らない人が入ってきたかと…!!」とまったく予想していなかった福本さんの様子を受け、会場からは「サプライズ大成功~!」と笑いと拍手が起こりました。

花束は道枝駿佑セレクトのドライフラワー

この日、道枝さんが贈った花束は、普段クランクアップでは贈られない、“ドライフラワーの花束”。今作のタイトル「今夜、世界からこの恋が消えても」に絡め、この現場の思い出が消えないように、残るようにと、“消えないで残る=ドライフラワー”が、選ばれました。

実は、このドライフラワーの花束の花は、道枝さん自らが、たくさんの種類の中からチョイス。花言葉で「元気な女性」という意味のあるピンクのアジサイに、「感謝」という意味のカスミソウ、福本さんの好きな色であるブルーのカラーのスイートピー(花言葉:門出)に、今作のイメージだという紫のスターチス(花言葉:永遠に変わらない)をチョイスし、「セカコイ」のクランクアップにふさわしい、福本さんにぴったりな花束にしました。

福本さんの好きな色が、“ブルー”であることも、撮影の合間に本人に気づかれないよう聞き込みをしたという道枝さんでしたが、福本さんは「それで、いきなりあんな質問を!」と当時、少し不思議には思っていた様子。しかしながら、サプライズは大成功し、記憶に残るクランクアップを2人で迎えることができました。

<道枝駿佑 コメント>

本当に濃い毎日を過ごせたので、クランクアップを迎えた今、寂しい気持ちでいっぱいです。

初主演映画で分からないことも多く、人見知りなのでガツガツはいけなかったのですが、キャストの方やスタッフの皆さんとのコミュニケーションは意識して取るようにしていました。

福本さんとは二度目の共演だったこともあり、気持ちも楽に、楽しく撮影に臨むことができました。

三木監督ともたくさんお話をさせていただき、最初、透は声のトーンや姿勢も少し暗い印象なのですが、真織と出会ってから徐々に明るくなっていく過程を意識したり、これは僕個人がやっていたことなのですが、透は家事や料理をするので、爪は常に短い方が良いかなと、まめに切っていました。

この作品は、登場人物一人一人が悩みや葛藤を抱えていて、その葛藤に向かっていく姿や、足掻く姿が描かれています。幅広い世代の方に楽しんでいただけるような、儚くて尊い物語になっていると思いますし、自分としてもターニングポイントというか、記憶に残るような作品になると思います。

<福本莉子 コメント>

撮影を終えた実感がまだ湧かず、ぽわぽわしています(笑)。本当に明るく楽しい現場で、消えてほしくない思い出ばかりです。

真織は記憶障害を抱えている女の子で、最初は自分の中で腑に落ちず難しい役だったのですが、三木監督とも相談しながら撮影を進めていく中で、自分の中に落とし込むことができました。

道枝さんは、原作を初めて読んだ時にも感じましたが、現場でも透くんそのもので、ご本人が持っている優しさや誠実さがこの役にピッタリでした。一度共演したことがあったので、リラックスしてお芝居することができましたし、道枝さんが透くんで本当に良かったなと心から思ってます。

この作品は、原作ファンの方にも絶対的に楽しんでいただける作品になっていると思いますし、私としてもこれからの20代前半の自分を代表する一作になると思っています。

台本を読んで何度も泣いてしまったのですが、その感動を早く皆さんにお届けしたいです。楽しみに待っていてください!

<「今夜、世界からこの恋が消えても」ストーリー>

一日ごとに記憶を失ってしまう君と
忘れるはずがないほど、恋をした。

僕の人生は無色透明だった。真織と出会うまでは――。
クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い絶対に本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れた。そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。

「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」

彼女はその日の出来事を日記に記録して、朝目覚めたときに復習することで何とか記憶をつなぎとめていた。その日ごとに記憶を失ってしまい、明日が来ることを恐れながら生きる彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。

しかし僕には真織に伝えていないことがひとつだけある。だから、真織の幸せを守るために、僕は“ある作戦”を立てた。

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」は、7月29日(金)より全国東宝系にて公開。
©2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会

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