――3人のカメラマンによって撮影された写真で1冊を構成するのも、珍しい試みだと思います。
今回のスタイルフォトブックでは、僕の新しい姿、まだ見たことのない自分を引き出したいという想いがあったので、たくさんのカメラマンさんのSNSのお写真を拝見して、3名のカメラマンさんにオファーさせていただきました。
通常版の表紙を撮影していただいた嶌村吉祥丸さんは、フィルムを駆使した味のある写真を撮ってくださる方。古民家や地層、海など様々なシーンでフィルムも使いながら、儚さもあり力強さもある、素晴らしい写真を撮ってくださいました。

+KIRARI会員限定版(ファンコミュニティ「☻なおやるーむ☻」)の表紙は神戸健太郎さんに撮っていただきました。この写真は撮影の合間に時間が余って「ちょっとそこに立ってみて」と、スタジオのドアのところに何げなく立った写真が、表紙に起用されたという奇跡の一枚です。
狙って撮るのではなく、自然な流れで撮った中から素敵な作品を生み出す方という印象を受けました。自然光やライティングなどの光を活かした様々な表情を撮っていただきました。
楽天ブックス限定版の表紙を撮っていただいた山根悠太郎さんは、日常のふとした表情を切り抜くのがとてもお上手な方で、主に日常のパートを撮っていただきました。料理をしている姿や好きなものに熱中している姿など、ナチュラルな僕を引き出して下さいました。
草川直弥 タイトルは「ずっとそばにいるよ」という思いで
――ロケ地やシチュエーションなど、草川さんが希望したところはありましたか?
ほとんどが僕の希望です。例えば、昔ながらのラーメン店や銭湯に行きたいとアイデアを出したところ、スタッフさんがイメージ通りのお店を見つけてくださって。
中でも気に入っているのは、僕の服やスニーカーなどお気に入りのファッションアイテムを公開したページ。カメラマンさんのテクニックによって、こんなオシャレに撮っていただけるんだとビックリしました。

――撮影を通してどんなことを感じましたか?
「僕が好きなものって何だろう…」と自分と向き合う時間の中で感じたのは、人に本当に恵まれているということでした。素敵なスタッフさんに参加していただいたおかげで、撮影の3日間が思い出深く残っているので、皆さんには心から感謝したいです。
そして、やっぱり写真を撮られるのが好きだなと思いました。グループでの撮影はカッコいいテイストや、その真逆にあるような可愛らしいテイストで撮ることが多いのですが、今回はナチュラルな自分、素の自分ばかりで心地よい時間でした。
――苦労したところなどはありませんでしたか?
私服で1週間のコーディネートを組むコーナーがあったのですが、どの服を持っていくのかですごく悩みました。かなりの大荷物になってしまい、普段、僕たちの衣装を用意してくださるスタイリストさんの大変さを身に染みて感じました。

――タイトルの『直弥いる。』に込めた意味を教えてください。
僕を応援してくださっているファンの方に向けて“ずっとそばにいる”という意味もありますし、“いろいろな表情の僕がいる”という意味も込めて、命名しました。
スタイルフォトブックと、僕の名前である直弥をどうにか絡めることができないかと考えて、スタイルの“イル”と、直弥が“いる”で『直弥いる。』になりました。

――ファンの皆さんからの質問に答えるQ&Aには多くの質問が寄せられたのだとか。
ファンの皆さんと一緒に作るコーナーをどうしても入れたくて、Q&Aと「直弥のイラスト」のページを設けました。ありがたいことに誌面には載せきれないほどのたくさんの質問をいただき、その中から厳選して、しぼらせていただいたのですが、ユニークなものばかりで目を通すことがとても楽しかったです。
「直弥のイラスト」はすべて完成してから見るつもりなので、どんなイラストを皆さんが描いてくれたのかとても楽しみです。