<長嶋一茂 コメント>

――収録はいかがでしたか?
きょうは面白いVTRをたくさん見られました!
住む家って明日への活力を養うところでもあるし、大事な家族と楽しい時間を過ごす場所でもあるしすごく大事じゃないですか。楽しいことがあったり、幸せなことがあったり、さみしいことがあったり、問題が起きたり…人生の中で、家の中で起きる思い出というのは大事なものばかりですよね。
――長嶋さんご自身の家での大事な思い出を教えてください。
僕が幼少のころは、食事をおふくろが作ってくれていましたが、その間に台所やテーブル、リビングでおふくろと話をする機会もあるわけで。怒られることもありましたね。食堂のテーブルで勉強させられたこともあったし、そのテーブルの上で寝ちゃったりしたこともあった。そうやって、家っていうのは“自分のメモリーを少しずつ累積していく場所”なんだと思っています。
あと、うちのおふくろは不動産がすごく好きで、いろんな家を一緒に見てまわったこともあった。その影響で、僕はリビングのレイアウトも自分で変えたりするんです。ソファとかも結構変えたりするし、部屋の模様替えをするのがすごく好きなんです。今日もこういう家いいなと思うものが、結構ありましたね。
個人的に参考になったのは、2世帯住宅。縁側で360度囲むという発想はすごいと思いました。僕は、娘が2人いるので将来的には3世帯にしたいと思っているんです。娘婿がなんて言うかわからないけど、力ずくで住ませようと思っている(笑)。こういうこと言うから、だめなんですね…(笑)。
――自ら足を運んだ家もありました。
お宅訪問のような形ですごく楽しかったですよ。こういうところは取り入れたいなとか、こういうふうなのは俺には合わないなっていうのを思うだけでも、もし今後家を建てるときのことを考えるとすごくプラスになった。
あと、人が住んでいない、売りに出されている物件に入ったことはあるけど、一般の方が住んでいる物件にロケで入っていったことってあんまりなかったんですよね。新鮮でした。

――長嶋さんの家へのこだわりは?
僕は、気管支が強くないので、加湿器の場所は意識しています。家を作ったときは、最初に加湿器を置く場所を決めました。あと、採光性は重視したいと思っているので、窓は大きくしています。隣の家の窓は近くにあるけど気にしない。
本来であれば、俺はリビングにカーテンをつけたくないくらい。朝になったら明るくなるし、夜になったら暗くなるようにリビングはしたいな~と思っています。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
僕は、男って夢とかロマンを追いかけるものだと思っているんです。そこの価値観の共有を奥様とできたらいいんだけど、できない場合も当然ある。そんななか、今日のVTRで出てきた方々は、なんとか夫婦間を良く保ちながら自分の夢やロマンをかなえていた。
なかには、自分で設計して作ったという方もいましたね。家づくりをテーマに男の夢やロマンというものをとらえてくれたらいいなと思います。自分のこだわりを追いかけていく、ひとつの表現をこの番組が示したのではないかと思っています。