女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
5月29日(金)の放送では、「登園自粛要請で葛藤する親」「コロナ禍で苦しむ大学生」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈アナ、千秋、カンニング竹山、大神いずみ、婦人公論元編集長の三木哲男が討論した。
「登園自粛要請で葛藤する親」のテーマでは、3人の姉妹の子育てとテレワークを両立している女性を取材。夫が単身赴任中で保育園は登園自粛のため、女性は懸命に育児と家事、仕事にあたっているが、仕事を同僚にフォローしてもらい、申し訳ない気持ちになることも多いという。
また、0〜6歳以下の子を持つ親の場合、コロナ以前に比べて業務達成度合いが格段に落ちたと感じている人が多いというアンケート結果も紹介された。
千秋は、「コロナじゃなくても仕事と育児の両立は大変だったのに、(登園自粛や休校によって)余計に負担がかかって、全部に対して消化不良になっている」と現状を分析。番組公式SNSにも、「達成感も幸福感もない」「仕事も育児も中途半端なのがストレス」「自分を見失いそう」などと悲痛な声が相次いだ。
大神は「手を抜いていない人ほど追い詰められる。“最低限のことはできたからOK”と思う気持ちも大切なのかも」と、働く親たちに心の持ち方を助言し、三木は「企業側はテレワーク前とテレワーク後の成果をきちんと比較分析して、働き方の改善に役立てるべき」と企業側の対策を提言した。
また、この状況下でも高い成果を求める上司との“温度差”を感じる一方で、自分の状況の厳しさを相談することはできないという人も多いようだ。視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「悩みを上司に言い出せない気持ちを理解できるか」を問うと、「理解できる=81%」「理解できない=19%」と圧倒的な結果が出た。
千秋は「(仕事と育児を)両方やると覚悟して続けている以上、弱音は吐けない。悩むなら辞めれば、と言われてしまいそうだし」と本音を語り、竹山は「コロナ以前とは違う問題として、会社全体で話し合わなければいけない」と訴えた。
三上アナが助言!「オンライン面接は服や髪型などで上手にアピール」
「コロナ禍で苦しむ大学生」というテーマでは、コロナの影響でアルバイトができなかったり、親の収入減により奨学金を追加で借りたりするなど、経済的に困窮している大学生の問題が紹介された。
スタジオでは「学費減免は大学の運営にも関わる問題なので、国がきちんと補助するべき」と意見が一致。
SNSには「返済不要の奨学金を増やしてほしい」「不況の中、貸与型の奨学金を将来返せるのか不安」などの声が届いた。
また、「就職活動を続けているが、採用中断やオンライン面接などが不安」という大学4年生の男性の悩みも登場した。三木によると、オンライン面接では面接問答などの“お手本”がまだできていないので、苦しんでいる学生が多いらしい。
番組では、昭和女子大学で開催されたオンライン就活に関するシンポジウムの様子もリポート。
シンポジウムでは、企業の採用担当者から「オンライン面接の場合、身振り手振りが見えなくて熱意が伝わりにくいので注意」「受け身ではなく、自分から情報を取りに行く姿勢が大切」といったアドバイスが出たそうだ。
実際にオンライン面接のインターンシップを担当したという三上アナは、「オンラインでも人となりはある程度わかる」といい、「髪型や服装など、アピールポイントを自分で作っていくこともできるのでは?」と助言。
また、「この人と一緒に働きたいかどうか」を面接の最終的な決め手にしているという三木は、「今まで以上に言葉が大切。通り一遍の内容ではなくて、自分の言葉で話すことが重要になる」と面接のポイントを語った。