「麒麟です」でおなじみのハスキーボイスと穏やかな笑顔が印象的で、テレビでも見ない日はないほど活躍しているお笑いコンビ・麒麟の川島明。フジテレビの『IPPONグランプリ』で2度優勝するなど、そのワードセンスはすでに周知のとおりだが、最近、インスタグラムなどSNS上でも人気を得ていることをご存じだろうか。

川島は、2011年からインスタグラムを始めていたが、当初は愛犬の写真や旅行の風景を投稿することが多かった。それが2017年に一変。

ダイアン・津田篤宏の写真に「#RPGの最初の敵(経験値6)」、ロッチ・中岡創一の写真に「#どこの深夜バイトにも一人はいる顔」などと、芸人仲間の顔写真にタグを添えて投稿をし始めると、絶妙に特徴をとらえて笑える言葉の数々が話題となり、注目を集めていく。

その後、男性ファッション誌「smart」での連載や、テレビで「タグ大喜利」を題材にした特番が組まれるなど、広がりを見せていった。

そして、ついに5月25日(月)、初めてムック化した著書「#麒麟川島のタグ大喜利」が発売。すでに手にしたファンからは、「めっちゃ面白い」「声出して笑って腹痛い」「面白さの中にも出演者の愛を感じる」などと絶賛の声が続々と投稿されている。

そこで、川島に取材!アンケートへ回答してもらうとともに、特別に、フジテレビュー!!がセレクトした写真を使って「タグ大喜利」をしてもらった。

<麒麟・川島明 インタビュー>

――まずは、著書「#麒麟川島のタグ大喜利」の出来上がりをご覧になった感想や、手ごたえをお聞かせください。

今回のステイホーム期間に執筆していたので、想像以上に濃厚な一冊にすることができました。初めて出来上がった本を手にした時、産湯で洗ってあげたいほどかわいかったです。

――周囲からの反応はありましたか?

かまいたちの山内(健司)くんに「#蒸し器の中で完全に仕上がった小籠包」というタグをつけたのですが、それを気にしてか、後日、彼は5万円の美顔器を買っていました。

――Twitterでは、「#麒麟川島のタグ大喜利」のタグをつけて、感想をつぶやかれている方も多いですが、気になる反応はありましたか?

「外出自粛が終わって、すぐ書店に行って買いました」という声が多くて、本当にうれしかったです。

――川島さんが思う「タグ大喜利」の面白さとは?

みんなが参加したくなるところですかね。

――「タグ大喜利」一つの作品にどれくらいの時間をかけていますか?

30分から1時間ぐらいです。だいたい移動中や待ち時間に考えることが多いです。

――「タグ大喜利」で使用される写真は、どんな流れで撮影されているのですか?

お会いして、この方を撮りたいと思った時にお願いをしています。そして、撮影をする時は「真剣な顔してください」というオファーをしています。

――「タグ大喜利」をやってみたいけど難しそうと思っている方へ、楽しみ方や生み出すコツを教えてください。

どうしても詰め込みすぎて長くなりがちなのですが、タグはシンプルであればあるほど面白くなります。そこを意識すると良いと思います。あとは、対象の方に愛が無いとタグはつけれませんね。

――川島さんの「タグ大喜利」に対し、ファンの方から大喜利が返されることも多いかと思います。これまでで「おぉ!」と衝撃を受けた・笑ったなど印象に残った「タグ大喜利」はありましたか?

(霜降り明星の)粗品くんの写真に対して、クリエイターのパントビスコさんが送ってくれた「#ハモ」というタグは、シンプルかつ最高の切れ味でした!

――次の写真でタグ大喜利をしてください。(ドラマ『SUITS/スーツ2』インスタグラムより、蟹江役の小手伸也)

#焼き立てのアンパンマンの顔を運ぶ若き日のジャムおじさん

――次の写真でタグ大喜利をしてください。(フジテレビアナウンサー公式インスタグラムより、杉原千尋アナウンサー)

#初デート中にアゴが外れたのを必死で治そうとしている女子

――最後に、メッセージをお願いします。

自分の今できる大喜利をすべて詰め込みましたので、ぜひよろしくお願いします!