今、注目を浴びる起業家のひとり、AIを専門に開発するベンチャー企業「シナモン」のCEO・平野未来さん。

目指しているのは「AIが単純作業をやることで人間がクリエティブなことに集中できる世界」です。昨年は、長時間労働が問題になっているアニメ業界で、2時間の作業を10分に短縮できるシステムを開発しました。

東京大学大学院で、AIを学び、卒業後にシナモンを起業した平野さんの、私生活でのルーティーンや、家族との向き合い方などに迫りました。

「自分の子どもが大きくなって働き始めた頃に、同じような働き方、この環境を残したくない」という思いから、AIを使った未来の働き方に尽力を尽くす平野未来さんの“セブンルール”とは?

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ルール①:洋服は7着を着回す

多忙な仕事をこなすため、創業当時から続けているのが、7パターンの洋服の着回し。

カラー診断や骨格診断を利用して被らないよう選んだ、自分に合う洋服。平野さんにとって、洋服を選ぶことは優先順位が低いため、そこには意志の力は使わず、未来を作ることに力を注ぎます。

ルール②:アイデアは寝転んで考える

プレゼン内容を考えるときには、寝転がり目をつぶって考える平野さん。

イスに座り、パソコンを見ながら考えると、現実に引っ張られ、アイデアがつまらなくなると言います。

ルール③:夫婦で毎日「幸せ度」を点数化する

夫でアメリカ出身のケーシーさんは、ソフトウェア会社を経営。夫婦で、4歳と3歳の子どもを育て、現在は3人目を妊娠中です。

結婚して5年、子どもたちを寝かしつけたあと、毎日欠かさずにやっていることが、夫婦での「幸せ度」チェック。お互いに「10点満点で今何点か」を発表し、点数が低い場合は「どうやったら点数をあげられるか」と、話し合うそうです。

ルール④:プレゼン資料は1枚10秒で読み終える

この日は経営会議が行われ、多くのスタッフが参加。平野さんは、聞く人の心を掴むため、プレゼン資料を1枚あたり10秒で説明します。マイクロソフトの研究で、人の集中力の持続時間が8秒であることを知り、短時間のプレゼンを実行。

聞く人を惹きつける10秒で、地球の100年後の未来を変えていきます。

VTRを見ていたスタジオでは、長濱ねるさんが「8秒しか持たないんですね。ちょっと『ギクッ』ってなりました」と驚きを示すと、尾崎世界観さんは「TikTokが流行ってるのもそういうことなんですかね」と分析。

言葉が短くなることから、YOUさんが「DREAMS COME TRUEがドリカムになって…」と例を挙げると、本谷有希子さんは「ドムになるの?」と未来予想しました。

ルール⑤:宿題の範囲は子どもに決めさせる

2人の子どもが昨年から通っているのが公文。先生からは1日10ページやるように言われているものの、実際に何ページやるかは本人任せ。

「好奇心をすごく大事にしているので、自分が『楽しい』と思いながらやる気持ちを育てたい」と、親心をのぞかせました。

ルール⑥:神社では30個お願い事をする

どんなに忙しくても、2週間に1度は神社を訪れる平野さん。3分間手を合わせ、実現したいことや欲しいものに加え、自分の内側にあるものをリリースするため「30個を目標にお願いする」そうです。

ルール⑦:やりたいことは人に話す

1月上旬、平野さんは経済産業省で行われた、日本経済の成長方法について意見交換を行う会議に参加。すると翌日、開発チームと社内会議を開き、CO2排出量をモニタリングするためのAIを提案しました。

1人で考えられることはすごく限定されるため、思ったことを経験ある人たちにぶつけていくことで、より早く正解に近づいていけると言います。そういった情熱の根源には、子どもたちへ最高の未来を残すという思いがあり、そのために彼女はひたすら働き続けます。

スタジオでは「AIにやってほしいこと」という話題になり、尾崎さんは「掃除し終わったあと、掃除機に絡まったゴミを取って欲しい」と回答。

青木崇高さんは「(AIによって)切り詰めた時間を何に使うかですよね」と問題定義すると、本谷さんは「映画を1本観ることのハードル高くなってるので、ちゃんと映画を観たり、本を読む時間を持ちたい」と明かしました。

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季節や気分に合わせたDIYで生活を一変

2月22日放送の『セブンルール』では、DIYクリエーター・chikoさんに密着。自宅のさまざまな場所を季節や気分で色を変えるなどして一変させ、好きな生活雑貨を作っている彼女。自身のDIY術を紹介しているインスタグラムのフォロワーは9万人以上。趣味の域を超えたDIYクリエーター・chikoさんの7つのルールとは。