「リアル脱出ゲーム」に特化したテーマパーク、東京ミステリーサーカス。

単なる謎解きだけではなく、「胸がキュンとする」ラブストーリーや、青春時代を舞台にしたものなど物語性を重視した内容が人気となっています。

これを運営する株式会社SCRAP(スクラップ)の執行役員で、コンテンツディレクターを務めているのが、きださおりさんです。

話題の女性がそれぞれ大事にしている「7つのルール」を軸に人生を映し出す番組『セブンルール』が、彼女に密着。謎作りの秘訣や、私生活の習慣などに迫りました。

「リアル脱出ゲーム」や新しい謎解きイベントでヒット作を生む、きださおりさんの“セブンルール”とは?

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ルール①:謎解きのアイテムは自分で配置する

5,000人以上が参加した、きださんの新作「オンラインパパラッチ」。

実在する結婚式場を舞台に、式当日に姿を消した新郎の捜索を新婦に依頼される所から物語はスタートします。物語解決の鍵は、この結婚式場の場所を「特定」すること。

きださんはその手がかりを自分自身で散りばめていきます。

最大の手がかりは、窓から見えた目白駅。これに気づけば決定打となって結婚式場が特定され、見事にグッドエンディングを迎えることになります。

VTRを見ていたスタジオでも「謎解きイベントの経験はある?」という話題になりました。

青木崇高さんはかなりの経験者なんだそうで、「吉祥寺とか何回も行ってるし、下北沢も、新宿も」と発表。

長濱ねるさんは、5人チームで挑む謎に取り組んだことがあるそうで、「友達と2人で行って、残り3人が玄人のおじさまたちで、解けるスピードが全然違ったりして、楽しいです」とエピソードを交え、謎解きイベントの魅力を紹介していました。

青木崇高
長濱ねる

スタジオにも、きださおりさんが作った「7つの謎」が登場し、キャストが挑戦。

『セブンルール』の公式サイトにも掲載されているので、ぜひ挑戦してみてください。

YOU
尾崎世界観
本谷有希子

ルール②:積極的に回り道する

この日きださんは、熱海を訪れ、海辺を目指していました。大通りを15分ほど歩けば着くものの、たまたま見つけた階段を上ってみたり、路地裏に入ったりと、思いつくままに回り道。

そこから着想を得て生まれた謎もあるそうで、今では目的を忘れてしまうほど回り道に夢中になっています。

ルール③:「精神と時の部屋」を持つ

謎を作るのは社内だけでなく、ときには温泉旅館などに足を運んで制作することも。

きださんは、自分で自分の時間をコントロールできる環境を「精神と時の部屋」(※)と呼び、こういった環境から謎が生まれると言います。

※精神と時の部屋→漫画「ドラゴンボール」に登場する、外界から隔絶された修行部屋。

ルール④:疲れているときこそ美味しいものを作る

きださんにとって、料理はストレス発散。

忙しい日々の中で、食が疎かになると心も沈んでしまうため、そうならないために強い意志を持って料理にこだわります。この日も、夫との食卓には、土鍋ご飯、カレーと手羽先のスープ、副菜3種が並びました。

ルール⑤:夫婦のやりとりはタスク管理アプリで

結婚して4年。プログラマーである夫・達也さんとの普段のやりとりは、タスク管理アプリ「スラック」を使用しています。

テーマごとにトーク画面を分けられているため、話した内容を後で見返しやすく、行き違いのケンカも起きずにストレスフリーだと言います。

ルール⑥:誰にも気づかれない謎も仕込む

京都にある「ホテル シー」で行われた体験型イベントは、参加者が実際にホテルに宿泊し、役者と会話をしながら物語の真相に迫っていくストーリー。

きださんは隠し味のように無数の謎を仕込んでいきます。

中には部屋のゴミ箱の奥に隠したものも。趣味として、気付かれにくい謎も入れておき、お客さんだけでなく自らも楽しんでいるそうです。

ルール⑦:謎解きは「解けた時の気持ち」から考える

10年に渡って、数々の謎解きイベントを作ってきたきださん。過去には、謎を作ることに必死で「解いたら答えが出て終わり」というものがたくさんあったと言います。

本当にやりたい謎解きについて改めて考え直したきださんは、ある課題に気が付きました。

「フィクションなのに、恋愛要素が絡むことでドキドキするような体験だったり、疎遠になっている友達に思わず連絡したくなるような謎解きってないなと思って」

それからは、「絶対忘れられないような、その人にとって人生の一部になるような謎を作りたい」と目標ができたそうです。

いまでは、そういった謎をお客さんに提供している、きださおりさん。これからも新しい謎解きイベントで、さらなるヒット作を生みだし続けそうです。

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1つ1万5000円。予約の取れない「幻のケーキ」

2月8日(火)放送の『セブンルール』では、予約の取れない「幻のケーキ」を生み出す「ete」のシェフパティシエ・庄司夏子さんに密着。マンゴーを花びらのようにあしらったフルーツタルト「フルールドエテ」は、1つ1万5000円。高額にも関わらず予約開始数分でたちまち売り切れるそう。

日本女性として初めてアジアのベストパティシエ賞も獲得。現在は、デザートだけでなく1日1組限定でフルコースも提供しています。世界からも認められ、シェフとしての名声を確立した「ete」シェフパティシエ・庄司夏子の7つのルールとは。