新型コロナウイルスの影響で延期されていた、ヨーロッパのプロスポーツが続々と再開される中、女子サッカー選手・川澄奈穂美が所属するアメリカ女子サッカーリーグも、今月27日に開幕されることが決定。

『めざましテレビ』のオンライン取材に川澄が応じた。

PCR検査でチーム全員の陰性が確認され、全体でのトレーニングに入って1週間ほどが経つという。「一昨日初めて、ほぼフルコートで10対10の試合をしたんですけど、グラウンドの広さに驚きました(笑)」と話す。

チーム練習再開前のおよそ3ヵ月間は、さまざまなおうちトレーニングにチャレンジしていた川澄。その様子を自身のSNSに投稿し、話題を呼んだのが、本人考案の「仮想100m走」。

「ただその場で足踏みをするのと、普通に走るのとは使う筋肉が違うなと思ったんです。やっぱり前傾になることが必要かなと思って、いろいろ考えているうちに、バランスボール使えるかも!と思いついて。やってみたら意外と形になりました」と、ユニークなトレーニングの誕生秘話を語った。

「意外とできることってたくさんあって、本当に自分にとっては充実した2、3ヵ月でしたね」と、外出自粛の期間をポジティブに振り返る川澄。

アメリカ女子サッカーリーグは、今シーズンの試合数を、通常の6分の1と、異例の超短縮日程にすることを発表しているが、それに対しても前向きな姿勢を貫いた。

「予選4試合、そのあとに準々決勝から決勝までっていう形なので、どのチームにもチャンスがある大会になっていると思います。チームに貢献できるように頑張りたいです。とにかくサッカーが大好きで、試合をしたいって気持ちがすごく大きかったので、楽しみです。」