視聴者が“今最も見たい女性”に密着し、自身が課す“7つのルール=こだわり”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、人生観を映し出す新感覚ドキュメント『7RULES(セブンルール)』。

6月23日(火)放送回では、テレビやCMに引っ張りだこのカリスマモデル・藤田ニコルに密着。自身のアパレルブランドを設立してプロデューサー業もこなすなど、マルチに活躍し若者を中心に人気を集める彼女。

実は以前から「7RULES」の出演を熱望していたそう。本人からの逆オファーで実現した今回の密着から見える、藤田ニコルのセブンルールとは。

ルール①:打ち合わせは聞き流す

藤田自身がMCを務める番組『#ミレニアガール』の収録前、ディレクターとともにトークの流れやゲストの情報を確認する。だが、打ち合わせを終えると「ほぼ聞いてなかったです」と予想外のコメント。番組中の新鮮なリアクションを大事にしたいがため、打ち合わせで伝えられた情報は一瞬で忘れるようにしているのだという。

ルール②:時間に超シビア

無名の頃から積極的にファンイベントを開催していた藤田。「にこちゅう」と呼ばれる、藤田の熱狂的なファンは「ファンの子たちに優しすぎる」「1人でも多くの人と会えるようにハイタッチ会などをやってくれる」と、“神対応”ぶりを絶賛する。

2月に開催した自身の生誕祭には800人のファンが駆けつけたが、ここで運営のスタンバイが間に合わず、開演が遅れるトラブルが発生。藤田は「何分押してる(遅れてる)の?」「帰る用事ある子とか、いると思うよ」と準備を急かす。

テレビの収録や雑誌の撮影などのスケジュールを、学生生活と両立していた高校生当時の忙しさが、「いかに効率よく動くかを考えて、常に時間の使い方に気を配る」という“せっかち”な藤田を形成したようだ。

ルール③:嫌味なライターの記事はスクショする

3才の時、両親の離婚を機に、生まれ故郷のニュージーランドから日本に移住した藤田。「名前が似ているから」と母親が買ってきた雑誌「nicola(ニコラ)」でモデルオーディションが行われていることを知り、応募。見事に合格し、モデルとしてデビューした。

専属モデルになったにも関わらず、誌面に掲載されないこともあり、学校では「あれがモデルかよ」と陰口を叩かれ、いじめの標的にまでなったという。そんな藤田を支えたのは、ファンから届く応援メッセージ。

「表紙を飾っている子のほうが何倍もかわいいのに、なんで私のこと好きなんだろう?って思っていました」と、当時を振り返る。そんな期間を経て、雑誌の表紙を飾ることも多くなり、バラエティ番組の“おバカキャラ”でブレイクを果たす。

売れっ子になった藤田について回るのは「自分を落とそうとする嫌味なネット記事」。署名があればスクリーンショットを欠かさない。「悔しいから、見返してやろうと思う」と前向きに語りつつ、「たまに同じ記者を見つけて『こいつか!』って思う。会いたいですね、何がそんなに不満なのか直接聞きたい。タイマンしたいです。なんてね(笑)」と強気な姿勢を見せた。

ルール④:週3日 ポケモンセンターに行く

幼い頃から「ポケモン」が大好きだという彼女。自宅には数え切れないほどのコレクションがあり、私服でグッズを身につけることも。外出自粛中はずっと「ポケモンセンターオンライン」を眺めていたと話し、自粛が明けて訪れた久々の実店舗に大興奮。「これで仕事頑張れそう」と、大量に購入したグッズを掲げて笑顔を見せた。

ルール⑤:仕事は自分で決める

ファッションショーへ出演し、ランウェイを歩いたあとは息つく暇もなくメディア取材に対応。「テレビに出始めて1年くらいで(表舞台に)出なくなるかと思っていた」と話す彼女だが、いまだに多忙を極めている。順風満帆に見える芸能生活だが、その裏には、オファーを受ける上でのルールがあるという。

自分の良さが発揮できる場が増えるよう、仕事は、マネージャー任せではなく自ら決めるようにしている。担当マネージャーも、仕事の依頼が来るたびに彼女の意見を聞くため、「かわいそうなくらい連絡して(確認して)います」と苦笑い。

“出演する場”の選定に限らず、自身がプロデュースするブランドの写真セレクトや、インタビュー原稿、出演番組のSNSに関する写真まで、細かな部分も必ずチェックしているという。「自分の写真が盛れているかどうかは、自分が1番わかるんだから、『私に見せてください』って言う」と、“自分の見え方”への徹底したこだわりを覗かせた。

ルール⑥:お芝居NG

自らが希望したものから、オファーが来るものまで、仕事の内容は多岐にわたり「なんでも屋」と自称する藤田だが、“なりきる”のが苦手だからと、唯一「芝居」だけがNG。「その(演技の)才能、欲しかったなと思う」と、悔しさを滲ませた。

ルール⑦:毎日ファンのコメントを見る

写真集の発売イベントの際は、駆けつけたファンたちと、まるで旧知の友人のような会話を楽しむ。

密着中も、時間が空くたびにSNSに寄せられたコメントに目を通す。辛かった期間、ファンからの応援メッセージに支えられた彼女は、いまだに、どんな些細なコメントも逃さずチェックしているという。

ファンもまた、「昔は、『なんで応援してるの?かわいくないじゃん』って、バカにされてました。でも今、見返せてると思います」と、うれしそうな表情でカメラに語る。

ファンとともに成長していると話す藤田。「みんなが私を支えてくれた分、次は私がみんなを支える番。(表舞台から)消えていったら、またちょっとみんなの力を借りちゃうかもしれないけど」と笑った。

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次回、6月30日(火)の『7RULES(セブンルール)』は、SNSで話題の料理家・ぐっち夫婦の妻・SHINOに密着。料理のこだわりは「手を抜きすぎず、でも、手を抜いて美味しい」と話す彼女の7つのルールとは。