お互いを知っていく中で意外だったことは?撮影中にキュンキュンしたことは?「好きなところ」を言い合ってもらうと、平野さんの「おもしろギャップ」に宇佐さんも大笑い!

――時間を過ごしていく中で、後から気付いた「意外な部分」はありましたか?

宇佐:実際には平野くんのほうが1歳上ですが、かわいかったりちょっと変なところもあったり。一緒にいる時間が長かったこともあって、面白い一面もたくさん見せてくれました。

平野:最初は、「早川みたいでかわいらしい」というイメージだったのが、撮影が進んでいくうちに責任感の強さや大人っぽい部分がたくさん見えてきて、「しっかりしているな」と思うようになりました。プロ意識がすごく高かった。

宇佐:褒めていただいてありがとうございます(笑)。

「宇佐くんはアンニュイな表情がすっごい上手!」(平野)

――宇佐さんは、同性同士の恋愛を描いたドラマに数作出演されています。そういった経験から、何かアドバイスをすることはありましたか?

宇佐:その話も少しはしたけれど、今回の作品に関しては、監督とカメラマンさんを信じていたので。特別に僕らが「こうしよう」というのはなかったのかな。

平野:写真を撮る際に、早川が紺ちゃんの腕を自分のほうに引っ張るシーンがあるんですよ。あのシーンは宇佐くんが「腕引っ張ったら、紺ちゃんぽくない?」って言ってくれて。「確かに」と思って引っ張ったら、そのカットが使われていました。

――撮影中、実際にキュンキュンすることはありましたか?

平野:宇佐くんは、ちょっとしたキュンポイントみたいなのをナチュラルにわかっている人。僕が頭をなでるシーンでも、なんとなくやりやすい位置に来てくれるところにキュンとしました。

宇佐:キュンキュンするシーンじゃないにしても、相手のやりやすいようにお芝居するのが好きなので(笑)。

――恋愛においては、相手のどんなところにキュンキュンしますか?

平野:ギャップですね。いつもかわいらしくしている子が、弁当を食べる時にわりばしを口でくわえてカッと割ったら、「わ!そっち系なんだ」って、キュンとしてしまうかも。

宇佐:逆もギャップ萌えです。真面目な人がはしゃいでいる瞬間とか、逆に、普段は明るい人がすごく真面目な瞬間にギャップを感じてキュンとしますね。

――お互いの好きだなと思うポイント、魅力をアピールしてください。

宇佐:平野くんは本当にかっこいいし、第一印象はすごくナチュラルで、どちらかというと無口でクール系の人なのかなと最初は思っていましたが、かわいいところを見せはじめたらかわいさが止まらない人です。

平野:(頷いて)ギャップですね。

宇佐:ギャップですよ。本当にかわいいし面白い。持っているエピソードが全部面白いんですよ。会うたびに深掘っていくと面白い話がどんどん出てくる。

平野:違うんですよ!僕は面白いわけではなくて、話をする時に最後に自分で爆笑するクセがあって。話は面白くなくても僕が笑っているから、みんながつられて笑うだけなんですよ!

宇佐:(笑)

平野:宇佐くんの魅力は、まず名前がかっこいい。「宇佐卓真」という、まとまりのいい名前で、ウサタク、ウサクン、ウサタクマ…何と呼んでも呼びやすい。僕は「平野宏周」とちょっと長いから、大体短縮されて「こうくん」「こうちゃん」とかになる。でも、宇佐卓真にはそれがなくて、名字2文字、名前3文字はもう完璧。あと、宇佐くんはアンニュイな表情が上手なんですよ。僕は写真撮影の際に表情を作るのが結構苦手で、笑顔か真顔しかできませんが、宇佐くんは、どちらでもないちょうどいい表情をするのがすっごい上手!

宇佐:(爆笑)

平野:あと、手が届きそうで届かない距離感でずっといてくれる。ちょうどいい距離感を保つのが得意なので、それがまるで川の流れを感じさせて、すごく素敵だなと思っています。なので、宇佐くんの魅力は、「川の流れのような性格」ですかね。

――川の流れにもいろいろあると思いますが、どんな川でしょう?

平野:清流です。

宇佐:(大笑いしつつ)たぶん今の話で、みなさんにも僕が言った「平野宏周の魅力」が伝わったと思います。

――では、楽しみにしているみなさんに向けて、作品の見どころをお願いします。

宇佐:早川のように、諦めてしまったことがあるという過去を持っている人に届いてほしい作品です。たくさんの人にこの作品が届くように、SNSなどで感想を教えていただけると、よりいろいろな人のもとに届くのかなと思っています。この作品をきっかけに、前に進む気持ちになってもらえたら。

平野:早川と紺野だけでなく、いろいろな素晴らしいキャラクターも登場するので、その人たちの魅力も伝わってほしいなと思います。あとは、映像美も含めて僕ら2人の関係性にムズムズ、ドキドキしながら見ていただけたらうれしいです。

撮影:河井彩美

平野宏周
ヘアメイク:菊池倫徳
スタイリング:松平浩市
衣装: ジャケット8万8000円、パンツ4万7300円/ともにマーカウエア(パーキング 03-6412-8217)
ニット4万6200円/C.P.カンパニー(C.P.カンパニー 渋谷店 03-6434-1126 )
シューズ10万1200円/パラブーツ(パラブーツ青山店 03-5766-6688)