鈴木曉さんと長妻怜央さんが、恋人同士の役作りのために「お泊り会」をした際のエピソードを明かしました。
今や世界的人気を博すタイのBLドラマ『Love in The Air』は、Payu(嵐)、Rain(雨)、Prapai(風)、Sky(空)の4人による、突然の出会いが巻き起こす恋と、一夜の関係から始まる恋を描いた作品。その日本版として制作された『Love in The Air-恋の予感-』がFODで先行独占配信中です。日本版でもタイ版同様に、嵐の訪れと共に展開する2組の激しくも優しい愛の物語を描いています。
めざましmediaでは、主役を務める4人にインタビュー。最悪の出会いから愛を育んでいく2人、河合風磨(タイ版Prapai)役の鈴木曉さんと、空野快(タイ版Sky)役の長妻怜央さんに、本作の見どころや役作りについて、相手役であるお互いへの思いを聞きました。
<鈴木曉・長妻怜央 インタビュー>
ダートトラックのレーサーでもあり、父親の会社で働く強気な次期社長・風磨と、風磨に翻弄されていく、面倒見がよく優しい性格の大学生・快。2人の恋愛模様は、快の心の傷を軸に、繊細に深く激しく展開していきます。

――演じた役柄に共感するところはありましたか?
鈴木:風磨と自分の重なるところは…やっぱり優しくてかっこいいところでしょうか。
長妻:自分で言うタイプ(笑)。
鈴木:それは置いといて(笑)。でも、自分とは違うなと思う部分のほうが多かったです。風磨はお金持ちで品がある、僕とは逆なのでそこをどう演じていくかということを考えました。
長妻:風磨も曉も、秘めた熱さというか、決めたことに対してやり切って突き進むところに共通点があると思います。快と僕との共通点は…優しくてかっこいいところです!
鈴木:自分で言うパート2(笑)。
長妻:でも、気を遣いすぎて自分が壊れてしまう、そういうところは自分に似ている気がしました。曉は本気で作品と役に向き合ってくれたので、役に対する思いや悩みに一緒に寄り添ってくれた、最高の相手役です。

――役作りで苦労した点があったら教えてください。
鈴木:この作品に入る準備期間中に、日頃からお世話になっている助監督さんと、役にどう挑むのかということから始まって、自分が今できることや言葉使いや姿勢、手の動きひとつひとつを作り上げていきました。さらに、本作の監督の畑中さん、灯さんとも一緒に現場で試行錯誤して作り上げていったし、あとは何といっても、彼の演技を見て勉強させていただきました。ありがとうございます(長妻さんにお辞儀)。
長妻:こちらこそです!僕もこの役を演じるにあたり、演技指導を受けて、快らしい姿勢や声のトーン、一つひとつを詰めていきました。BL作品なので、どう演じたら見ている人に魅力的に映るのかということを考えた時に、1番は相手のことを「本当に好き」と思う気持ちなので、曉のライブや出演した作品を見るようにしていました。

――お互いが相手役で良かったと思うところは?
長妻:それはもう「お泊り会」をしたことですね。これは、曉とだからできたことです。
鈴木:そこで信頼関係ができました。
長妻:「メシ行こう」って4人のグループに連絡したら、曉だけ行けるとなったので2人で行って、そこで「役作りで1ヵ月一緒に住んだ俳優さんがいる」という話が出て。それで「俺らもやろうよ」「いいよ」となったんです。結局お互いに忙しかったので2日間ぐらいしか一緒に住めませんでしたが、その期間は仕事が終わったら連絡を取り合ってから帰宅していたし、その後も遊びにも行って、今もそのまま仲が良いという感じです。

――それだけ仲良くなってから撮影に入ると、2人の”最悪な出会い“のシーンはやりにくかったのでは?
鈴木:仲が良いからこそ、反発するシーンも遠慮がなく、気まずくならずにやりやすかったんです。素敵な作品を作るためには、共同生活をして関係性を作るというのはありなんじゃないかと思いました。
長妻:相手の人となりを知っているからこそ、「こういうお芝居になるんだな」ってことがよりよく理解できると思うしね。
――撮影が終了して寂しさもありますか?
鈴木:いやもう全然。
長妻:連絡も取り合っているので。
鈴木:一緒に暮らしている時には台本の読み合わせもしたし、“作戦会議“もしたよね。
長妻:僕の所属している7ORDERと、曉が所属しているWATWINGが対バンする時にも思っていたんですが、彼の動きは結構激しいじゃないですか。今回のドラマのラブシーンでも、彼の動きは激しいんですよね。最終話のラストシーンなんて、カットがかかったら思わず笑っちゃいました(笑)。
鈴木:風磨だったらそうするだろうなっていうのもあったし、そうすることによって彼も喜んでくれていたので(笑)。
長妻:本当に曉とじゃないとできませんでした。

撮影:河井彩美