6月23日(水)、スーパー銭湯アイドル「純烈」がお台場大江戸温泉物語で無観客ライブ収録を行った。本イベントは、約4ヵ月ぶりとなる純烈のライブで、非常事態宣言の解除を受け、デビュー10周年の記念日に再始動を果たした。
エア握手会も!?無観客ライブでも忘れないファンへの思い
ステージの開幕は、夏の恋物語がテーマのアップ・テンポな楽曲 「失恋のピエロ」から。歌い上げたリーダーの酒井一圭は「ファンの皆さん、お久しぶりでございます。スーパー銭湯に帰ってまいりました」と緊張の面持ちで深々と頭を下げステージへ戻れたことに感謝。
2曲目は、18年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たした「プロポーズ」を熱唱し、白川裕二郎が「久々にフルコーラス歌わせていただきました」と感慨深い表情でコメントした。
一方、小田井涼平は「もう帰りたいです。ジャンプした瞬間に膝がガクっと…」 と久しぶりの歌と踊りでヘトヘトの模様。白川も「マイクがこんなに重いものだとは思わなかった…」と苦笑。ライブから遠ざかっていたことを、改めて実感したようだった。
後上翔太は「(無観客ライブで観客がいないのを見て)10周年とはいえ、初心を忘れるなってことですかね。昔は告知をしてもお客さんがまばらな時もありましたから」とデビュー当時を振り返った。
各メンバーのソロ曲では、普段のライブを再現し、客席へ降りてのパフォーマンス&ファンサービスを行った。メンバー全員で客席を回り、エア握手やエアハグをし、その場にお客さんがいるような臨場感を演出した。
後上は「あの辺にああいう人が座っていたな、と何となく覚えているから、その光景がよみがえる」と語り、酒井も「(エア握手をしたら)本当にお客さんがいる感じでやれて、ファンの人が俺らの中に残像を焼き付けてくれていることが嬉しかった」 と同調した。
しんみりしてしまいそうになると、小田井が「座椅子の木目がおばちゃんのシワに見えてきた」と言い出し、ほかのメンバーは爆笑。さらに、白川は「お客さんがいないことがこんなに寂しいことなんだと…」と実感した様子で、今まで来てくれていたファンへ感謝の言葉を送った。
尚、この日の収録の模様は、ショートバージョンとして編集され、近日、純烈の公式YouTubeチャンネルで公開される。さらに、後日、大阪の箕面温泉スーパーガーデンでも曲目を変えて収録。両会場での公演がライブDVDとして9月30日 に発売される予定だ。