藤原竜也と松山ケンイチがW主演を務める映画「ノイズ」のジャパンプレミアが、1月11日(火)に行われ、共演の神木隆之介、黒木華、伊藤歩、永瀬正敏、監督の廣木隆一と共に藤原と松山が登壇した。

本作は、筒井哲也による人気コミック「ノイズ【noise】」が原作。主人公たちが凶悪犯を誤って殺してしまい、死体を隠すところから始まるという新感覚サスペンスだ。

藤原は、「2年前に愛知県常滑で1ヵ月弱ほど撮影をしてきました。僕は廣木隆一監督と初めて組ませていただいて、初共演の方もいらっしゃった。まず、原作を読まずに台本を読ませていただいたんですけど、あまりにも怖い映画だなと思いながら、ページをめくるのを躊躇していたのですが、話が進むにつれて自分でも予想できない展開になってきて、ラストまで読ませていただき、撮影に参加させていただきました。ネタバレが怖いですが、今日はよろしくお願いします」とあいさつ。

本作の魅力と一押しポイントをネタバレを避けた形で頼まれると、藤原は「キーワードは、イチジクと(サイコキラー・小御坂睦雄役の)渡辺大地です。それを思って前半見ていただけたらと思います」と明かし、松山は、「ひと言で言うと、『竜也さん悪いっすね!』。以上です」とコメントした。

神木は、「もちろん映画を見るという感覚だと思うんですけど、皆さんこれから共犯者になるんです。共犯者なんです。関わったらみんな共犯者です」と核心をぼかして話すも、会場からの反応が薄く「あれ?ダメだった?」と苦笑い。

また、藤原は、「予告編でもありますけど、僕と松ケン(松山)と神ちゃん(神木)が死体を埋めるところから、物語が始まりますから。今まで目にしたことのない映画になっていると思うし、ノイズという意味、イチジクという意味…。すごくいい映画だと思いました」とアピールした。

撮影の裏側を聞かれた黒木は、「私と竜也さんの間に娘がいるんですけど、(その娘役の子が)台本を渡されずに、シチュエーションだけ教えられて演技をしました。竜也さんがいいお父さんをしてくれました」と明かした。

藤原も、「(親子のシーンを撮る)本当の直前まで、監督や演出部の人たちが、僕らの娘役の子に台本を持たせなかったんです。どういうシーンを撮るということだけを聞かされて、ただそのシーンだけに集中する演出を取られたんです」と説明。

藤原たちを追い詰めていく刑事役の永瀬について印象を聞かれた藤原は、「現場でも伝えましたが、小さいころから、僕も松ケンも見ている方でしたから、怖いイメージがあるじゃないですか。でも、常滑に1ヵ月いて、永瀬さんとごはんに行ったり、遊んでもらったんですけど、魅力的な方ですね。現場に緊張感を持ってくる人ではなくて、チャーミングな部分も見せて、みんなを和ませてくれる先輩なんです。それが意外でしたし、助かった部分でした」と振り返った。

永瀬は「ちょっと、小さいころから…というのが気になりましたが(笑)。(藤原は)主演・座長として俳優部のまとめ方や気配りもそうですし、それがスタッフの方にも行き届いていて。それは、簡単なようで難しいんです。実にスムーズにやってらっしゃいまして、おかげで助かりました」と感謝し、藤原は「ありがたいです。松ケンも神ちゃんとも、いろいろと遊んでもらえて楽しい思い出です」と笑顔で返した。

映画「ノイズ」は、1月28日(金)より、全国ロードショー。
©筒井哲也/集英社©2022年映画「ノイズ」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

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