吉本興業所属の芸人が多数出演するオンラインイベント「よしもと芸人オンラインイベントお披露目会」が、6月24日(水)、Zoomを通して配信された。

これは「ウィズ(with)コロナ」時代に向け吉本興業が新たに始める「オンライン芸人派遣」事業を、全国の販売代理店へPRするために設けられた機会で、「漫才」「落語」「学園祭」「講演会」「ワークショップ」「ディスカッション」といった各ジャンルにおいて、派遣された芸人たちのネタやトークが展開される。

11時から18時の長時間にわたるイベント、前半戦のトリを飾ったのは、子育てに奮闘する芸人たちによるオンラインディスカッション「子育て論」。

上段左から)タケト、斎藤司(トレンディエンジェル)、横澤夏子
下段左から)太田博久(ジャングルポケット)、池内ひろ美氏

夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏をゲストに迎え、二児の父であるジャングルポケット・太田博久、一児の父であり、先日妻の第二子妊娠の発表をしたばかりのトレンディエンジェル・斎藤司、今年女児を出産したばかりの横澤夏子、そして一児の父であり、育児に関する資格も多数取得しているタケトが参加し、討論を交わした。

画面上にタケト、斎藤と続き、子育て奮闘中の横澤が登場。「子どもが寝たと思っても2時間おきに起きてしまうので寝不足だ」と話し、斎藤とタケトが「授乳もあるし、その2時間しっかり寝られるわけじゃないからね」と共感を示すと、「そうなんですよ!え、ずっと話してもいいですか?この愚痴」と、久々の芸人仲間との会話、しかも共通の話題とあって、横澤は嬉々とした表情を浮かべる。

続いて太田、池内氏が登場し、改めて自己紹介をしていく中で「ママになってきれいになったね!」と称賛を受け「よく言われるんです、うれしい~!」と声を弾ませる横澤。

池内氏が「女性は子どもを1人産んだ時が1番美しいと言われているんですよ。ホルモンのバランスも良くなりますし、後産(あとざん)で、胎盤など、身体の中の良くないものが全部出るので、お肌もきれいになるんです」と続けると、「じゃあ、写真集出したほうがいいですかね!?」と興奮気味に食いついていた。

「パパ・ママになって変わったこと」を聞かれ、「子どものことが1番で、自分のことがどうでも良くなった。『スターになりたい』とか思わなくなって、今はもう『四十肩のおじさん』でいい」と明かした斎藤。しかし、そのあからさまな“キャラ変”に、他の芸人たちは疑いの眼差しを向ける。

太田は「3才の娘のおしっこに付き合ってる時に、娘のおしっこを浴びてしまった。その時に、『汚い』とかは一切思わず『何やってんだよ~』なんて笑っていられて、『すべてが愛おしい』と感じた自分に変化を感じた」と、笑いを交えつつ、心温まるエピソードを披露。周りの共感を得て調子に乗った太田が「子どもの体調とかも、その日のうんちの味でわかる」と冗談を言うと、「それはやめて」と全員が大爆笑した。

「子どもが生まれてからの夫婦間の変化」というトークテーマでは、池内氏が「子育て中の女性はある種“手負いの熊”みたいなもの。あまりスキンシップを取られても、そういう気にならない人が多いので気をつけて」と釘をさす。

これを受け、斎藤と太田が揃って「僕はずっと(妻に)触っていたいんですけど!」「夫婦なんだから!」と不満と漏らし、夫婦仲の良さをのぞかせていた。