HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍らジャニーズJr.が主演を務める舞台「ジャニーズ・アイランド THE NEW WORLD」が開幕。1月2日(日)に取材会が行われ、各グループのメンバーが今作の裏話を語った。

猪狩蒼弥が自身の言葉で平和を訴える!

今回、2年ぶりの上演となる「ジャニーズ・アイランド」は、演出に滝沢秀明が就任。滝沢が力を入れた場面の一つ「戦争」のシーンには、出演者のさまざまな思いが込められているという。

猪狩蒼弥(HiHi Jets)が「毎年受け継がれている『人間はいつの時代も戦いをしている』というセリフを、今年は僕が言わせていただいています。そのあとに続くセリフは僕が考えました。滝沢さんから『猪狩がセリフを考えて、客席の皆さんに平和を訴えてほしい』というお話をいただいて」と言うと、出演メンバーはびっくり。特に、その猪狩のシーンの直後に出番があるという髙橋は「本番でいきなりやったよね?僕、(セリフが終わったと思って)ちょっと出ちゃいましたもん(笑)」と告白して、笑わせた。

周囲を驚かせた演出だが、実は、猪狩がセリフを考えたのは数日前のことだったのだとか。「セリフを書いたのは12月28日。でも、リハで(考えたセリフに)変えるのは恥ずかしくて…本番でやってやろうと思っていました(笑)」と、いたずらっぽく明かした。

浮所飛貴(美 少年)は、「今回、鹿児島にある知覧特攻平和会館の協力のもと、実際の特攻隊員の手紙を読ませていただいています。そのシーンに関しては、滝沢さんからたくさんアドバイスをいただいて…姿勢はビシッと、80年前の発声の仕方を動画で見て勉強して取り入れました」と。

藤井直樹(美 少年)は、「僕は、戦争のシーンでライフル隊長を任せていただいています(※)。最初にリーダーを任命されたときはびっくりして、『僕でいいのか』という戸惑いもありました。でも、滝沢さんに『自信を持って』と声をかけていただいて、それから自信を持ってやっています!」と、アピールした。

※バトントワリングのように、ライフルを回したり、空中に投げたりする群舞で、藤井はセンターを務めている。

新演出「SWING SHIP」のオーディション話でひと悶着!髙橋優斗が「呼ばれてない!」

滝沢が力を入れている場面のもう一つは、人間の営みの中の悲劇として2012年の「ジャニーズ・ワールド」初演以来演じられてきたタイタニック号の沈没シーン。今回は、滝沢が新たなアクロバット演出を考案。「SWING SHIP」と呼ばれる全長6メートルの巨大な船を使い、菅田琳寧(7 MEN 侍)、松尾龍(Jr.SP)らアクロバットが得意な精鋭Jr.10人がタイタニック号の沈没を激しく表現する。

この精鋭は、オーディションで決定。しかし、髙橋優斗(HiHi Jets)らが「呼ばれてないんだけど!」と、ステージ上で絶叫。川﨑皇輝(少年忍者)によると「もとからアクロバットができる人が呼ばれたオーディションがあった」そうで、その事実を受け岩﨑大昇(美 少年)から「一次審査で落ちてるんだよ(笑)」と追い打ちをかけられた髙橋は、がっくりと肩を落としていた。

オーディションを受けるメンバーは、「まず、SWING SHIPには土台(セットの外側でアクロバティックに船を揺らす担当)が必要でして。普段からアクロバット系で土台をやっている少年忍者のメンバーが集められました。そこで、『誰がSWING SHIPに乗る人にふさわしいか』という会議があったんですよね」と、川﨑が解説。すると、髙橋が「これだけ説明してくれている皇輝は、SWING SHIPに出てるんだっけ?」と振ると、川﨑は「出てません!(少年忍者のメンバーでSWING SHIPの土台として採用された)内村颯太に真っ先に落とされました(笑)」と言い、爆笑をさらった。

SWING SHIPに乗船することになった菅田が「倒立で10秒止まれるかとか、アクロバット審査とかがありました」と、オーディションの内容を明かすと、中村嶺亜(7 MEN 侍)が「体重制限があって、(菅田は)減量したらしいです!」と暴露。「62キロあったところから、59キロに落としました。水を抜いて」と語る菅田に、「3キロも落としてる!」「ガチじゃん!」とざわつくメンバーたち。髙橋が「RIZINでも目指してるの(笑)?」とツッコむと、菅田は「目指してません(笑)。SWING SHIPに出たかったので」と、高い熱量を見せた。

最新情報は、舞台「ジャニーズ・アイランド THE NEW WORLD 」公式サイトにて。