メジャーデビュー7年目にして数多のヒット曲を生み出してきた「Official髭男dism」の、意外にも初めてのスタジアムツアー。前半から怒涛の超人気曲ラッシュです!
『パラボラ』『Laughter』『115万キロのフィルム』やさしい音色が会場を包み込む
『パラボラ』のやさしいメロディーが流れる会場。藤原さんの歌声に合わせて歌詞を口ずさむファンや、友人と肩を組んで体を揺らしながら音楽にのるファンの姿が見られ、曲が進むとスクリーンには、ツアータオルを掲げたりハートを作ったりと自由にライブを楽しむファンの様子が次々と映し出されていました。
続いて披露したのは、小笹大輔さんのギターのイントロから始まる、映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の主題歌『Laughter』。スクリーンには、空を飛ぶ鳥をイメージした映像や、メンバーが目にしている会場全体の景色が映し出されたりと、叙情的な映像が続けざまに流れ、ファンはじっくりと歌詞を飲み込むように聴き入ります。
藤原さんは、マイクスタンドを両手でぎゅっと握りしめ、感情を込めて歌っていて、ときには手を前に差し出し遠くを見つめながら歌う姿も。曲の終盤では、コーラスの歌声とともに美しいロングトーンの歌声を響かせます。
曲が終わり、次の演奏が始まるまでしばしの静寂が流れていると、スタジアム後方から男性ファンの大きな声が響き渡ります。それをきっかけに笑い声が起き、楢﨑さんが「なんかおもろいことあった?いま。笑っとったで(笑)」と反応すると、スタジアムはどっと笑いに包まれました。
その後もファンが各々の思いの丈を叫んでいると、ピアノで優しいメロディーを奏でた藤原さんが「歌うで?(笑)」と、にこっと一言。ファンは笑いながら次の曲へと拍手を送りました。
そして、原曲よりも少しスローテンポでファンに語り掛けるように始まった『115万キロのフィルム』。総再生回数6億回を超える人気曲を、藤原さんがライブならではのアレンジされた歌い方でイントロ部分のフレーズをロングトーンで歌ってみせると、会場からは盛大な拍手や声援が!
続く小笹さんや楢﨑さんの美しいコーラスには自然と沸き起こる手拍子。
曲終盤で藤原さんが手のひらを上にしてファンに手招きをし、自身が歌ったフレーズを繰り返すよう合図をすると、ファンは大合唱。終始笑顔で楽しげに演奏する楢﨑さんの姿や、ファンとの一体感が印象的で、ラストのフレーズも原曲とは異なるアレンジで伸びやかな歌声を響かせた藤原さんに、やまない歓声と拍手が送られ、メンバーはアイコンタクトをとりながら息を合わせて演奏を終えました。
『Pretender』『イエスタデイ』『Subtitle』大ヒット曲の連続に思わず鳥肌

次に披露したのは、映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の主題歌で累計再生数10億回を突破した『Pretender』。
小笹さんの印象的なギターフレーズが始まると、会場からは一気に大歓声が沸き起こりました。
サビでは高く上げた手を前後に振って曲に乗るファンたち。藤原さんの美声が山びこのようにスタジアム中に響き渡っていました。最後はピアノの切ないサウンドで締めくくられ、素晴らしいパフォーマンスに盛大な拍手が送られました。
声援が飛び交う中、こちらも4億回再生を誇る『イエスタデイ』のイントロが流れると、会場は大きな手拍子。
小笹さんが膝でリズムを刻みながら演奏する姿も見られました。
藤原さんが最後の詞を歌い上げスタジアムに歓声が広がっていると、メロディーはがらり!
スローテンポで切ないサウンドが響き渡り、しっとりとした雰囲気で曲を終えました。
余韻に浸り大きな拍手を送る観客の耳に次に届いたのは、しっとりしたピアノの前奏。
川口春奈さん・目黒蓮さんが出演し社会現象にもなったドラマ『silent』の主題歌『Subtitle』(再生数8億回突破)です。
胸を押さえながら感情を込めて歌う藤原さんがとても印象的だったこの楽曲。歌詞の中の「君であってほしい」の部分では、会場のファンを力強く指さし、パワフルな歌唱を披露。
曲の終盤に差し掛かると、藤原さんがスタンドマイクからハンドマイクに持ち替え、スピーカーに片足を乗せ、身を乗り出して感情をあらわにしながら歌う場面も。
ラストは言葉をつむぐように優しく歌い上げ、藤原さんの圧倒的な歌唱力や表現力に鳴り止まない拍手が送られました。