JO1 5THシングル「WANDERING」発売記念クリスマスショーが、東京ドームシティホールにて12月24日(金)に開催。JO1(大平祥生、川尻蓮、川⻄拓実、木全翔也、金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、白岩瑠姫、鶴房汐恩、豆原一成、與那城奨 ※金城は休養中につき欠席)が出演した。
ここでは、ライブの模様をリポートする。
開演時間が差し迫ると、ペンライトを光らせてスタートを心待ちにしているJAM(※JO1ファンの総称)の姿が。BGMの音が止んで会場が静まり返ったのち、暗転ともに両サイドの舞台袖から歩いて登場したJO1。会場からは暗闇のなかでうっすらと見えるその姿に黄色い歓声が上がっていた。
明転ののち、JO1はそのままバラード曲のM1「Prologue」を歌唱。ペンライトがリズムに合わせて横に揺れると、鶴房は手で太ももを叩いてペンライトの揺れる拍子と同じリズムを取りながら楽しそうな様子を見せる。
JO1、JAMとの距離の近さに「初めてじゃない?」
その後、トークコーナーへ。JO1は改めて会場を見渡しながら「(距離が)近いね!?」「こんなに近いの、初めてじゃない?」と驚き、メンバーがステージギリギリまで客席に近づくたびに、JAMからは悲鳴にも近い歓声が上がっていた。
リーダーの與那城が「皆さん、こんばんは??こんにちは〜!」と元気に先陣を切ってあいさつし、河野が「JAM!!」と叫ぶと一同からは「声でかい(笑)」とツッコミが。河野はめげずにそのままハイテンションで「言っていい?メリークリスマス!!イブ!!!」と叫び、木全は「僕…、(クリスマス)チキンを、食べました!」と宣言。川西は「僕がチキン食べていたら、隣の翔也が『ふー!見つけた!!』って(笑)」と仲の良さを見せた。さらに、他のメンバーのトーク中には、白岩や豆原がしきりにJAMを見渡しながら穏やかな笑顔で手を振っていた。
木全翔也「鶏の復活だ!」
ステージには、ライブの開催日がクリスマスイブということで、クリスマスカラーのカチューシャや手袋など、衣装として身につけるアイテムが多く登場。
メンバー一同が思い思いに帽子や手袋に手を取って身につけていくが、それぞれアイテム選びに模索しはじめて「こうなったJO1は時間がかかるよ」(川尻)、「瑠姫のやつ、なにそれ?」(與那城)、「わかんないです」(白岩)などと“わちゃわちゃ”。與那城が川西を見ながら「拓実、似合ってると思う人〜?」とJAMに呼びかけるなか、佐藤は漫画「東京リベンジャーズ」のセリフ「日和ってるやついる?」にかけて「拓実似合ってるやついる?」と満を持してボケるが、一同は彼の声を聞きのがしたのか「ん?」「なんて?」と流されてしまう一幕も。
河野はアイテムのなかから選んだ「光る指輪」を指にはめて「拍手!」とJAMに呼びかけ、鶴房が「ツリー(のカチューシャ)と指輪5個」を身につけると「貪欲やな」と河野からツッコミが。豆原のセレクトには一同が「似合ってるよ!」と褒め、大平が「ネックレスに光るやつつけました…(笑)」というと「ざっくり!」「かわいい!」と声が上がる。
ほか、メンバーは思い思いのアイテムを身に着けた。白岩は「景瑚から奪い去った赤いマフラー」を巻き、川尻は手首に「もふもふ1.5倍」になるアイテムをつけ、さらに足首にも飾りを巻きつける。川西は機械からジングルベルの電子音を流しながら「これが聞こえてて…、聞こえてるっていう???」といい、木全はカチューシャを縦につけて「汐恩、覚えてる?鶏の復活だ!」というが鶴房は「マジで覚えてないわ」とばっさり。
與那城奨「こうでしょ?」佐藤景瑚と手をつなぐ
與那城は「皆、ふざけるんだろうなと思って。僕は大人っぽく…」と白いマフラーを見せ、一同が「かっこいい!」、佐藤は「ゴージャスそうなマフラー、腹立ちますね」と嫉妬(?)。そんな佐藤は「めちゃ楽しんでます」と大量のアイテムを身にまとい、その中には“長いひもがついている手袋”も。與那城はそれを見て察したのか「こうでしょ?」といいながら片手だけ手にはめ、もう片方をはめていた佐藤と手を繋いで会場のJAMは歓喜。一方、2人を見たJO1メンバーは「でけぇ!」「2人とも身長高い!」と驚いていた。
続くコーナーは「リアル推しカメラ」。川尻は「皆さんの頭の上に、『?』がありますね。それを、(踊りながら)いったん置いていただいて、次、披露する曲は…撮影OKです!」というと会場から歓喜の悲鳴が。メンバーが「準備して!準備して!」「電源つけて!」と呼びかけ、與那城はJAMの喜びを表現するかのようにぴょんぴょん飛び跳ねる。
フラッシュ撮影禁止だと説明しようとするJO1だったが、カバンからスマホを取り出そうと半ば混乱状態の会場に「聞いてないね…(笑)」とタジタジながらも笑顔でJAMを見守る姿も。川西が「近くにいる方は実物よりもかっこよく撮ってください!」と頼み、大平も「皆、携帯見て!うん!フラッシュ気をつけてね」と最後まで優しく気遣っていた。
「Happy Merry Christmas」で多幸感に包まれるJO1とJAM
白岩の「何がいいか、すごく考えてこの曲に決まりました。それでは、聴いてください。JO1のクリスマスソング…」という曲フリのもと、M2「Happy Merry Christmas」へ。JO1はJAMへのアピールを絶やさず、白岩は会場を覗き込むような仕草をしながら手を振ったり投げキスを披露して会場を魅了した。
M2の“ハピメリ”を終え、「撮れた〜?」「そこから厳選してアップしてもらって…(笑)」と話すJO1と多幸感につつまれた会場。川西が後ろを向きながらボイパを披露すると、隣の佐藤がマイクを持ってラップしている風の一芸を披露。ノリノリの佐藤は「これからも…、宜しくお願いしまぁす!」とチャラめに叫ぶが、その後はにかんだような笑顔を見せた。
続くトークコーナーでは、画面のモニターに、JO1がこれまでリリースした全38曲のタイトル一覧が登場。「全部1時間ずつ話せる」(河野)、「38時間かかりますよ」(與那城)というなか、ここでは、JAMが選んだ「寒い冬、心も体も温めるぽかぽかソング」ベスト3をJO1が予想する企画に挑戦。川尻が「いま会場にいるJAMに(答えを)聞けばいいのでは?」というが、川西は「企画考えた人がいるから…」とぴしゃり。川尻はいたずらっぽく微笑んだ。
ベスト3の候補のなかには、サイレン音が特徴的なヒップホップナンバー「La Pa Pa Pam」の名前も。本当に同曲が“ぽかぽかソング”なのか疑ったJO1が会場に問いかけてみると、「La Pa Pa Pam」に投票したJAMの手が多く挙がり、白岩は「会場票だけでいったらダントツですよ!!」と驚いた。
JO1は第1位に「La Pa Pa Pam」ほかランキングを予想するが、JAMが選んだ結果は、第3位が「僕らの季節」、第2位が「My Friends」、そして第1位は先ほど披露された「Happy Merry Christmas」。すべての予想が外れてしまったJO1だったが、特別賞として「La Pa Pa Pam」を自分たちでランクインさせた。
「We Alright」初披露!
続くM3「We Alright」へのスタンバイでは、佐藤が川尻の背中を押して驚かす場面も。川尻はにこにこしながら佐藤にハグしていた。初披露となるこの曲では、パフォーマンス中にメンバー間で掛け声が入るほど気合を見せ、細かいステップやシルエットも完璧にそろったダンスを披露し終えて会場を沸かせた。踊りきった川尻は曲中のサビのポーズをもう一回披露して「We Alright〜!」とノリノリ。豆原は「JAMの皆さん、楽しんでいただけますか?やぁ、疲れちゃった」と話して会場をキュンとさせた。
イベント中にはメンバーがそれぞれコメントを発表。佐藤は「こんなに大事な日を僕たちと過ごしてくれてありがとうございます。僕たちも、こういう大切な日には大切な人と過ごしたかったので。皆のサンタになれたら嬉しいです」、河野は「ハッピーメリークリスマスイブということで、僕たちもすごく幸せなイブを過ごすことができました。今年一年、本当に幸せな思いをたくさんくださって、JAMの皆さんありがとうございました」と感謝した。
與那城は「JAMの皆さんに直接お会いできて、非常にうれしく思っています。クリスマスという特別な日に、僕たちの元気な姿を皆に見せられて、僕たちは本当に幸せです。今年はもうすぐ終わりますが、来年も元気いっぱいの僕たちの姿をぜひ見てください」、鶴房は「ハッピークリスマスです。まず、今日クリぼっち回避できた皆さん、おめでとうございます。ライブに来なくてもクリぼっちじゃなかった人もいるかもしれませんが、本当にクリぼっち回避おめでとう。来年もよろしくお願いいたします」と話して会場を笑わせた。
さらに、続く木全が「次いきます!あっこんにちは」と立て続けに自分の思いをしゃべるとメンバーは大爆笑。木全は「ハッピーメリークリスマス、JAM。JAM、Yeah?どうですか?楽しかったですか?僕たちも楽しかったです!えっと(笑)、こういったイベントって、いいですね。お正月とかバレンタインとか、僕のハッピーバースデーライブとか。いずれ増やせたらいいですよね。JO1は皆ライブ大好きなんで!ライブだと皆さんも立たせてしまうと思うんですけど、たくさんやりたいです!」と意気込んだ。
川西拓実の嘘エピソードにJO1全員が騙される!
豆原は「こんなに近くでJAMの皆さんにパフォーマンスとか僕たちのグダグダなトークを見ていただけて(笑)、ものすごく近い空間で一緒にやってライブができたことをうれしく思います。来年も一緒にテンション上げて頑張っていきましょう!」、川西は「このクリスマスイベント、実はなかったんですよ。で、僕がクリスマスにひとりになって寂しいなあと思って僕がマネージャーさんにお願いして、このライブをやりました。嘘です。それぐらいの気持ちでやらせていただきました。以上です(笑)」と話し、会場は爆笑の渦に。
その後、川西の嘘にびっくりした鶴房がボケを披露するも微妙にスベってしまい、河野は「クリスマスなんでスベっていきましょうよ、ソリに乗って?」というが一同から「それがスベってる」とツッコミが。河野はそれでもめげずに「Sorry?Sorry?言うてね」というと、鶴房は「それはうまいわ!!」と感激していた。
大平は「(11月の有観客ライブ以来)こんなすぐ会えると思ってなかったんで、本当に拓実くんには感謝しかないです(笑)。たくさんのJAMのみなさんと会いたいので、来年はたくさんライブしたいです!今日ありがとうございました、気をつけて帰って下さい」とここでもJAMへの心遣いを。
川尻は「僕らがサンタさんみたいになって、元気ややる気をいろいろ届けたい思いでステージに立ってたんですけど、逆に僕らがめちゃくちゃ元気をもらっちゃったなって。オンラインで見てくれてるみんなから元気も、届いてます。今日、皆に会えたんで、これより強い熱と高いテンションでやっていけそうなので、来年もずっとついてきてください!」と呼びかけた。
白岩は「皆さんの大事なクリスマスイブの時間をいただけて、めちゃめちゃ幸せなことだなと思いました。24年間生きてきて、明確にクリスマスの思い出がなかったんですけど、今日こうやって改めて良い思い出になりました。JO1としての1ページをどんどん書いていって、JO1としての歴史をどんどん作っていきたいです。皆さんと会えるまでに僕たちは2年かかってしまったので、これから徐々にこういう機会を増やして、会える時間を増やしていきたいです。今日はありがとうございました」とメッセージを寄せた。
「皆の言葉でいい空気になったところで(笑)、最後の曲に行きたいと思います!」という白岩の曲フリのもと、M4「僕らの季節」へ。曲の終盤で白岩は、どこかやりきったような凛々しい表情を見せてライブを締めくくった。
M4を終えると、メンバーが「JAM!ありがとう!」「これがなかったら、汐恩、クリぼっちだったから!ありがとうね」とそれぞれ最後の挨拶を。最もステージの下手(しもて)にいた豆原は、金城がメディアの前でよく見せる決めポーズとして知られる「See you ポーズ」を披露。川西はいったん退場しかけたもののステージ中央に戻って曲中で使った丸椅子を抱え、あざとい笑顔を見せながら走りさっていった。
写真:©︎LAPONE ENTERTAINMENT