7月12日(日)12時より、BSフジで放送される『みんなでつくる!TV on Ice』。「フジテレビスケート」公式インスタグラムに寄せられた、ファンからの5000に及ぶリクエストに応え作られる番組だ。
番組タイトル、紹介する動画、スタジオの展開まで、ファンのアイデアをもとに演出される、史上初の“ファンプロデュース”番組だという。
番組の総合演出を務めるのは、プロフィギュアスケーターとして活躍する村上佳菜子。アシスタントMCに中村光宏アナウンサー、ペア・アイスダンス プレゼンターにフィギュアファンには“スーさん”の愛称でおなじみの鈴木芳彦アナウンサーが出演する。
今回、フジテレビュー!!では、その番組ができるまでを追うとともに、総合演出の村上に話を聞いた。
<村上佳菜子 コメント>
今回、総合演出という立場で、みなさんが選んでくださった番組タイトルの中から私が最終決定させていただいたり、私が見たい演技動画を『佳菜子コレクション』として決めさせていただいたりしました。緊張しますが、頑張りたいと思います!
<『みんなでつくる!TV on Ice』ができるまで>
13時~制作・技術全体打ち合わせ
15時からの収録開始に備え、機材の搬入を終えた13時からスタッフ全員によるミーティング。前日の会議を経て改訂された台本、進行表をもとに流れを確認していく。スムーズに進み30分足らずで終了した。
13時30分~セッティング開始
収録は、フジテレビ湾岸スタジオ内。総合演出を務める村上佳菜子と、アシスタントMCの中村光宏フジテレビアナウンサーが座る椅子が置かれ、2人を映すテレビカメラとZoomで中継をつなぐためのパソコンなどをセット。ここでもソーシャルディスタンスに配慮した演出がなされる。
14時30分~出演者打ち合わせ
村上、中村アナ、番組終盤に出演する鈴木芳彦フジテレビアナウンサーと打ち合わせ。「番組は、3つのブロックに分かれていまして…」と概要を説明。村上はしっかり台本を把握しているようで、「はい、わかりました」「OKです」と終始リラックスした様子。フィギュア中継を担当する中村アナ、鈴木アナとも親しいようで、ジョークを交え笑いあう場面も見られた。
15時~収録スタート!
そして、「では、本番参ります!よろしくお願いします」との岡耕平ディレクターの掛け声で、本番がスタートした。まずは、ある選手とのリモート中継から。その選手に、ファンから「セルフ解説をしてほしい」とのリクエストが来ているとのことで、選手が自分の演技を見ながら解説。「うわぁ、初々しい顔をしていますね~」と村上も画面に見入りながら、選手に質問をぶつけていく。
その選手との中継が終わると、「ノービス時代が見たい!」というリクエストをもとにしたVTRが紹介。続いて「ファンの見たい映像」では、あのレジェンドの超貴重映像が。基本、ノーカットのため1本5分を超えるVTRだが、村上、中村は言葉を発することもなくその圧巻の演技に食い入るように見入っていた。
その後、ファンのリクエストの中から村上が選んだ「佳菜子セレクション」が紹介され、村上のスケーターらしい視点からの解説や熱い思いが語られた。
収録最後のブロックは、鈴木アナを迎えてカップル競技について熱く語るコーナー。中村アナからアイスダンスの魅力を聞かれた鈴木アナのコメントが止まらなくなり、「なんかすごく訴えられた感じがします(笑)」と村上がタジタジになる一幕もあった。
これにて、2時間半に渡る収録が無事終了した。さらに収録後、村上が番組を振り返ってくれた。
<村上佳菜子 収録後コメント>
今回、総合演出という立場で参加させていただき、緊張もしましたが、すごく楽しかったです。貴重なVTRが次々紹介され、それを見ながら、改めてファンのみなさんが見たいと思うものと、私たちスケート関係者が見たいものは結構同じなんだな、と感じました。
VTRは厳選された17本で、「ああ、懐かしいな」というもの「これもう一回見たいと思っていたんだ」というものばかりで、選手や関係者からしても見ごたえのある番組になっていると思います。
ファンのみなさんは、まだまだ見たいVTRがあると思いますので、これは第一弾では終わらないのではないでしょうか(笑)。もし、第二弾があってまた呼んでいただけるならすごくうれしいですし、その時は、今日“噛み噛み”になってしまったところを挽回できるように頑張りたいと思います。