スタジオツアー終了後、記者を代表して、Eva Carducciさん(フリージャーナリスト/イタリア)、Rafael Motamayorさん(SlashFilm/ノルウェー)、Valentin Paquotさん(L’Internaute/フランス)に感想を聞きました。
ツアーに参加した感想は?イタリア、フランス、ノルウェーの記者が語る

――今回、このツアーに参加しようと思ったきっかけは?
Eva:大好きなアニメの背後で、クリエイターのみなさんがどのようにして制作に携わっているか、直接見てみたかったからです。そして、私がここで学んだことを、自分の国に帰って伝えたいと思いました。
Rafael:自分たちが見てきたアニメのスタジオにどんな歴史や背景があるのか、そこでみなさんがどのように働いて制作しているのか、学びたいと思ったからです。
Valentin:私はもともと『タッチ』や『うる星やつら』なんかが好きな“アニメオタク”でしたので、ここに来たらアニメのいろんなことを学べるのではないかと思いました。
――みなさんの母国で人気の日本のアニメは何ですか?
Eva:『ドラゴンボール』『ワンピース』『美少女戦士セーラムーン』です。
Rafael:『進撃の巨人』です。
Valentin:『UFOロボ グレンダイザー』『キャンディ♡キャンディ』『ドラゴンボール』です。
――ツアーに参加してみて、興味深かったこと、母国に帰ったらメディアを通じて伝えたいと思ったことは何ですか?
Eva: スタジオの中で、みなさんが分業でそれぞれの作業をしているのを見て、自分が今(アニメが作られているのと)同じ世界にいるんだと感じられたことがとても素晴らしい体験でした。
たくさんの労力と時間がかかっているのだから、今後アニメを見る際には、細部にまで注意を払いながら、そして感謝してほしい、ということですね(笑)。
Rafael:ひとつの作業に対して、ものすごく労力と時間がかかっているというのを知ることができたのは貴重な経験でした。
また、みなさんの作業に取り組む姿勢の真摯さにも驚かされました。イライラすることもなく、集中して我慢強く作業していた、ということを伝えたいです。
Valentin:とにかくスタジオ内が静かだったことです。もっと賑やかな雰囲気の場所を想像していましたが、とても静かで清潔で統制が取れていて、まるでジュエリーでも作っているかのようでした。(スタッフの名前が載る)エンドロールまでしっかり見てほしい、と伝えたいと思います。
海外メディアを引率したCrの山口さんはツアーを終えて「こういったメディアがアニメの制作過程を実際に見る経験は、将来のアニメに関する報道をより正確にしていくことにつながるであろうと思っております。弊社としては今後もこのような機会を通じて日本外のメディア側に理解を深めてもらい、アニメ業界全体をサポートしていきたいと考えています」とコメントしました。
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